アセットは個別にバージョン管理されませんが、ホストアプリケーションのバージョンからバージョンを取得します。アプリケーションのバージョンを作成すると、そのバージョンには元のバージョンのすべてのアセットのコピーが含まれます。
注意: LiveCycle ES(8.x)で開発されたプロセスをホストするアプリケーションのバージョンを作成する場合は、プロセスのバージョンよりも上位のアプリケーションのバージョンを指定します。例えば、プロセスに 1.0、1.1 および 1.3 の 3 つのバージョンがある場合、アプリケーションのデフォルトのバージョンは 1.4 にする必要があります。
実行時は、プロセスのバージョンによって実行時サービスバージョンが決まります。着信サービス要求では、サービスの最上位のバージョンが使用されます。
アプリケーションに、別のアプリケーションのサブプロセスとして使用されているプロセスが含まれる場合は、そのプロセスのデプロイされた最上位のバージョンが使用されます。例えば、アプリケーション A に 1.0 と 2.0 の 2 つのバージョンがデプロイされています。アプリケーション B では、アプリケーション A のプロセス(「procA」と呼びます)がサブプロセスとして使用されます。実行時、アプリケーション B では、アプリケーション A のバージョン 2.0 の procA が実行されます。さらに、アプリケーション A のバージョン 3.0 がデプロイされた場合、アプリケーション B の新しいインスタンスでは、このバージョンのプロセスが実行されます。アプリケーション B の現在実行中のインスタンスでは、引き続きバージョン 2.0 のプロセスが実行されます。
注意: サービスをプログラムで呼び出す場合は、サービスの特定のバージョンを呼び出すこともできます。それ以外の場合は、デプロイされている最上位のバージョンが呼び出されます。
プロセスの新しいバージョンを作成する場合は、次の要素を手動で更新します。
アプリケーションの新しいバージョンを更新した後、すべてのプロセスとそのサブプロセスで正しいバージョンが参照されていることを確認します。場合によっては、サブプロセスでアプリケーションの新しいバージョンではなく元のバージョンが参照されていることがあります。参照を更新するには、プロセスダイアグラムからサブプロセスのアイコンを削除し、正しいサブプロセスを追加します。詳しくは、サブプロセスの呼び出しを参照してください。
ローカルアプリケーションのドキュメントを参照するアーカイブ操作(操作が Archive Wizard を使用して追加された場合)。プロセスの新しいバージョンを作成すると、この参照が壊れます。操作プロパティで、参照を手動で更新します。
アプリケーションのバージョンの作成:
Applications ビューで最上位のアプリケーションフォルダーを右クリックし、New/Application Version を選択します。
Select The Application リストで、バージョンの作成元のアプリケーションを選択します。
(オプション)メジャーバージョン番号かマイナーバージョン番号、またはその両方を指定します。
(オプション)「Description」ボックスに、アプリケーションのこのバージョンを説明するテキストを入力します。
注意: ソースアプリケーションのバージョンを増やす場合は、参照するアプリケーション内の .swf ファイルへの参照は自動的に更新されないので、その参照のパスを手動で更新してください。例えば、myApplicationA/1.0 と myApplicationB/1.0 という 2 つのアプリケーションがあり、myApplicationB/1.0 は myApplicationA/1.0/swfTest.swf という swf ファイルを参照しているとします。この場合、myApplicationA/1.0 のバージョンを myApplication/1.1 に増やすと、myApplicationB/1.0 では swf ファイルのパスが更新されず、myApplicationA/1.0/swfTest.swf のままになります。