抽象アクティビティは、プロセスダイアグラムで操作やイベントのプレースホルダーとして使用されます。プロセスモデリングの初期の段階で、プロセス内の手順を表すために、抽象アクティビティを使用します。
プロセスで使用する操作をまだ決定していない場合
操作を指定するサービスが展開されていない場合
展開サイクルの後半で、抽象アクティビティを定義します。つまり、手順に使用する実際のサービス操作を指定します。抽象アクティビティの定義によって、プロセスダイアグラムの他の部分が中断することはありません。
抽象要素
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使用方法
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Activity
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プロセスで実行されるアクティビティを表します。
利用可能なサービスで提供される操作で「Activity」要素を定義します。
ユーザーまたは別のプロセスで実行されるアクティビティを表す場合、「User」要素および「Subprocess」要素を使用できます。これらの要素のアイコンは、意図された目的を示します(この表の「Subprocess」要素と「User」要素の情報を参照)。
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Event
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利用可能なサービスで提供されるイベントタイプで「Event」要素を定義します。
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抽象要素は、デザイン時にランタイム機能のみを使用するために使用します。
抽象アクティビティと同様に、抽象イベントを使用して、開始点としてスロー、受信、取得、または使用される未定義のイベントタイプを表します。
抽象アクティビティの追加、定義および削除プロセスで手順またはイベントを表す抽象アクティビティを追加します。必要な機能を指定する抽象アクティビティの名前および説明を指定できます。後で、機能を提供する操作またはイベントを定義します。
抽象アクティビティに定義された操作をいつでも変更できます。ただし、操作が定義される場合、指定したプロパティ値が削除されます。不要になった中小アクティビティを削除することもできます。
抽象アクティビティには実行時の動作がありません。抽象アクティビティが未定義の場合、プロセスダイアグラムで他の操作の実行をテストできます。
抽象アクティビティはプロセスダイアグラムパレットから利用できます。
抽象アクティビティの追加: 抽象アクティビティをプロセスダイアグラムにドラッグします。
抽象アクティビティの定義:抽象アクティビティを右クリックし、「Define Activity」をクリックします。
表示されるダイアログボックスで、「Select A Service Operation」を選択します。
リストからサービス操作をダブルクリックし、確認ダイアログボックスで「Yes」をクリックします。
抽象アクティビティの削除: プロセスダイアグラムで、抽象アクティビティを選択し、次のいずれかのアクションを実行します。
抽象アクティビティを右クリックして、「Delete Activity」をクリックすることもできます。
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