Decision Point サービスは execute 操作を行います。これにより、プロセスの進行状況に影響を与える決定が行われるプロセス内のポイントが示されます。
Decision Point サービスの使用について詳しくは、『Adobe LiveCycle ES3 サービスリファレンス』を参照してください。
execute1 つの操作に複数のルートを作成する必要があり、複数のルートの評価が必要なビジネスプロセスに手順が 1 つもない場合には、execute 操作を使用します。execute 操作はプロセス内のノードとして動作し、多数のルートの起点となりますが、それ自体では実行可能な機能はありません。
次のような状況では、execute 操作の使用が必要になります。
いくつかのルートを評価して、プロセスで実行される最初の操作を決定する必要があります。
この状況は、フォームが送信されてプロセスが開始され、プロセスマップで最初に実行される操作をフォームデータから判断する場合に発生します。例えば、顧客が会社の Web サイトから請求書についての問い合わせフォームに入力できるとします。請求書の金額によって、フォームを承認申請のために第 1 レベルのマネージャーに送信するか、処理のためにクレジット担当者に送信するかが決まります。
プロセスにある複数の異なるルートが収束するポイントで、ルールを評価します。
この状況は、1 組のルールが再評価される手順でプロセスがループする場合に発生します。例えば、品質保証プロセスにおいて、不具合があると、不具合が修正されプロセスが続行できるようになるまでテストの繰り返しが必要な場合があります。この状況は、いくつかの分岐が並行して実行された後に収束する場合にも発生します。例えば、新社員を雇用するプロセスにおいて、応募者が雇用された場合は、雇用プロセスの一部としていくつかのサブプロセスが開始されます。各サブプロセスが完了すると、各サブプロセスのデータに基づいた複数のルールが評価され、次に実行する手順が決定されます。
General プロパティグループと Route Evaluation プロパティグループについて詳しくは、共通の操作プロパティを参照してください。
|
|
|