Document Form

注意: この変数型は、LiveCycle ES2 では非推奨でした。

PDF フォームまたは XML フォームのフォームデータ(バイナリ形式)と URL が格納される複雑なデータ型です。フォームは、実行時にレンダリングされるときに、データとマージできます。

Document Form 変数は、通常、人間中心のプロセスで使用されます。このようなプロセスでは、データとフォームから PDF ドキュメントを作成し、変更不可の状態で保存する必要があります。この場合、フォームは通常 PDF ファイルです。例えば、ユーザーは PDF フォームに対して電子署名を付ける必要があります。このフォームは、それ以降変更できない PDF ドキュメントとして保存されます。

デフォルトでは、Document Form 変数用のレンダリングサービスとして、Default Render サービスが提供する呼び出し操作が使用されます。このサービスは、Process Management が提供するプロセスです。このプロセスによって、変数のフォームデータと関連フォームがマージされます。

デフォルトの送信サービスは設定されていません。

General プロパティおよびエンドユーザー UI 項目プロパティの設定方法について詳しくは、変数の共通プロパティを参照してください。

Xpath 式を使用してアクセスできるデータについて詳しくは、データ項目を参照してください。

デフォルトプロパティの設定について詳しくは、データ型固有の設定を参照してください。

レンダリングサービスおよび送信サービスのプロパティの設定について詳しくは、詳細設定を参照してください。

データ項目

Document Form 変数に格納されるデータ項目です。

document

formURL で参照される PDF フォームとマージできるフォームデータを表す document 値です。

「Call The Render Service Only Once」オプションを選択した場合、PDF フォームとフォームデータから作成される PDF ドキュメントが値として使用されます。

formURL

PDF フォームの URL を表す string 値です。

Document Form データ型で使用するフォームは、XDP データや XML データではなく、PDF フォームを送信するように設計する必要があります(Adobe LiveCycle ES3 - Designer 10 ヘルプの「Process Management で使用するフォームデザインの準備」を参照)。

Adobe Reader を使用しているクライアントでは、PDF ファイルを送信するためのフォーム権限が有効になっている必要があります(Reader Extensionsを参照)。

データ型固有の設定

フォームを指定するためのプロパティです。

URL

リポジトリ内に存在する PDF フォームの URL です。この値は、formURL データ項目に格納されます。

詳細設定

レンダリングサービスおよび送信サービスを設定するためのプロパティです。

データ項目

Workspace に送信されるフォームデータの前処理を行うレンダリングサービスを設定するためのプロパティです。

Enable Render Service

タスクの作成時にフォームデータをレンダリングするかどうかを指定します。選択した場合、レンダリングサービスが使用されます。選択解除した場合、クライアントに送信されるデータの前処理は行われません。

デフォルトでは、このオプションは選択されています。

Call The Render Service Only Once

データとフォームから PDF ドキュメントを作成するかどうかを指定します。選択した場合、レンダリングサービスは PDF ドキュメントの変更を禁止するために 1 回だけ呼び出されます。

デフォルトでは、このオプションは選択されています。

Service Name および Operation Name

変数に格納されるフォームとフォームデータをレンダリングするときに使用するサービスおよび操作です。

デフォルトのサービスは Default Render サービスであり、デフォルトの操作は呼び出し操作です。

Service Input

レンダリングサービスとして選択した操作の入力プロパティです。表示されるプロパティは、どのレンダリングサービスを選択するかによって異なります。

各プロパティのデフォルト値は、Document Form 変数を入力フォーム変数として使用する User サービスの Assign Task 操作によって決定されます。

Service Output

レンダリングサービスとして選択した操作の出力プロパティです。表示されるプロパティは、どのレンダリングサービスを選択するかによって異なります。

特定のレンダリングサービスの入力プロパティと出力プロパティについて詳しくは、サービス参照を参照してください。Default Render ES Update1 サービスについて詳しくは、Default Renderを参照してください。

送信サービス

エンドユーザーが送信したフォームデータの後処理を行う送信サービスを設定するためのプロパティです。

Enable Submit Service

フォームが送信された後にフォームデータを処理するかどうかを指定します。選択した場合、送信サービスが使用されます。選択解除した場合、送信されたデータの後処理は行われません。

デフォルトでは、このオプションは選択解除されています。

Service Name および Operation Name

送信されたフォームデータの後処理を行うときに使用するサービスおよび操作です。デフォルトの送信サービスはありません。

Service Input

送信サービスとして選択した操作の入力プロパティです。表示されるプロパティは、どの送信サービスを選択するかによって異なります。

Service Output

送信サービスとして選択した操作の出力プロパティです。表示されるプロパティは、どの送信サービスを選択するかによって異なります。

特定の送信サービスの入力プロパティと出力プロパティについて詳しくは、サービス参照を参照してください。