FormCalc を構成する組み込み関数が扱うデータは、数学、日時、文字列、会計、論理、Web など、広範囲な領域にわたります。それぞれフォームで一般的に使用される機能です。組み込み関数を使うと、フォームデータをすばやく簡単に操作して作業効率を向上できます。
最も基本的なレベルでは、1 つの FormCalc 関数から演算を実行できます。ただし、1 つの FormCalc 関数は他の FormCalc 関数をパラメーターとして使用できます。
FormCalc 関数をオブジェクトに追加するにはFormCalc 関数は演算やスクリプトを使用できるすべてのフォームデザインオブジェクトに追加できます。ただし、スクリプトオブジェクトは例外です。
Designer ワークスペース上のスクリプトエディターが複数行モードで動作していることを確認します。
フォーム上のフィールドを 1 つ選択します。
イベントリストで「calculate」イベントを選択します。
関数アイコンをクリックするか F10 キーを押して、FormCalc 関数リストを表示します。
該当する関数を選択し、Enter キーを押します。
関数のデフォルトの構文表記を、独自の値セットで置き換えます。
フォームをテストするには、「PDF プレビュー」タブをクリックします。
組み込み関数の構文FormCalc 関数にはそれぞれ構文表記規則があり、関数を正しく実行させるには規則に従う必要があります。この表では一部の構文表記規則について大まかに説明しています。
構文表記
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置き換える値
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d
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有効な日付文字列(例えば、1996/03/15)
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f
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有効な日付形式の文字列(例えば、YYYY/MM/DD)
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k
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有効なロケール識別子(例えば、fr_FR)
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n
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有効な数値。有効な値の範囲は関数によって異なるので注意してください。
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s
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有効な測定単位(例えば、インチを表す「in」)。
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v
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有効な参照構文。
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n1, n2, n3
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値は 3 つとも必須です。
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[ [ n [, k ] ] ]
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値はいずれも必須ではありませんが、n のみを指定することも、n と k 両方を指定することもどちらも可能です。
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n1 [, n2 ... ]
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n1 は必須です。それ以外の値は無限個まで指定できます。
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d [, f [, k ] ]
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d は必須ですが、それ以外は f だけを指定することも、f と k 両方を指定することも可能です。
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