Designer では、オブジェクトライブラリパレットの標準カテゴリにあるオブジェクトに加え、定義済みのカスタムオブジェクトもいくつか使用することができます。これらのオブジェクトは、フォームの作成者が作業中たびたび必要とする機能を提供するように設定されます。このようなカスタムオブジェクトには、要件に合うように調整が可能なプロパティとスクリプトが用意されています。
下記の定義済みカスタムオブジェクトは、オブジェクトライブラリパレットのカスタムカテゴリにあります。
オブジェクト
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説明
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住所ブロック
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米国郵政公社の形式で、住所を受け取って表示します。住所ブロックは、ユーザーが名前、住所、市町村名、都道府県名、郵便番号および国名を入力するテキストフィールドのグループです。
どの種類のフォームでも使用できます。
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フィールドの処理
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Process Management フォームで使用できるオブジェクトのブロックです。このブロックには、送信ボタン、アクションのコンボボックスおよびその他の非表示フィールドがあり、Process Management がフォームデータを正確に回覧するのに必要なデータを転送するために使用されます。
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国
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国名が入力されたコンボボックスを表示します。このリストから国を追加、移動および削除することができます。
インタラクティブフォーム専用です。
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現在の日付
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ビューアのシステムロケールに応じて現在の日時を表示するスクリプトを持つ日付 / 時間フィールドです。
どの種類のフォームでも使用できます。
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データコンボボックス
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OLEDB データソースからのリストを埋め込んだスクリプトのあるコンボボックスです。
インタラクティブフォーム専用です。
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データリストボックス
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OLEDB データソースからのリストを埋め込んだスクリプトのあるリストボックスです。
インタラクティブフォーム専用です。
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電子メールアドレス
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電子メールアドレスの取得や検証を行うテキストフィールドです。
インタラクティブフォーム専用です。
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Form Bridge
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Acrobat 外部での PDF フォームへの通信を可能にする隠されたオブジェクトです。
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名前
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名前情報を受け取って表示する、テキストオブジェクトのグループです。エンドユーザーは、姓、名前およびイニシャルを入力できます。
どの種類のフォームでも使用できます。
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ページ n/m
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実行時に現在のページとフォームの合計ページ数を表示するスクリプトのある、テキストフィールドです。
例:ページ 1 / 30
どの種類のフォームでも使用できます。
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ページナビゲーション
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最初、最後、前および次のページへ移動するスクリプトのある、ボタンのグループです。
インタラクティブフォーム専用です。
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電話番号 - 英国
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入力を、英国(UK)の電話番号にフォーマットするテキストフィールドです。
インタラクティブフォーム専用です。
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電話番号 - 北米
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入力を、北アメリカの電話番号にフォーマットするテキストフィールドです。
インタラクティブフォーム専用です。
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シート n/m
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フォームの総シート数に対する現在のシートの値を示す、テキストオブジェクトが表示されます。
例:シート 1/5
どの種類のフォームでも使用できます。
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署名(印刷してサイン)
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ユーザーが署名できるように、印刷フォーム上に空白を設けます。
プリントフォーム専用です。
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アンケートの質問
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アンケートの質問のためのテキストオブジェクトおよび回答を選択するためのラジオボタンのグループです。
インタラクティブフォーム専用です。
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ソーシャルセキュリティナンバー
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ユーザーが米国の社会保証番号を入力できるテキストフィールドです。
インタラクティブフォーム専用です。
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アメリカ合衆国の州
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米国の州名が入力されたコンボボックスを表示します。このリストから州を追加、移動および削除することができます。
インタラクティブフォーム専用です。
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カスタムオブジェクトの多くは、必要に応じてキャプションや形式設定番号を変えたり、フォントの種類を変えたりするなど、少し変更を加えるだけですぐに使用できます。カスタムオブジェクトをフォームデザインにドラッグし、変更を加えるだけで済みます。フォームデザインに配置したカスタムオブジェクトは、階層パレットにも表示されます。例えば住所ブロックのように、特定の方法で形式設定してグループ化された、複数の標準オブジェクトから構成されているカスタムオブジェクトの場合は、階層パレットに名前、住所、市町村名、都道府県名、郵便番号、国名といった個々のテキストフィールドオブジェクトが表示されます。
データコンボボックスとデータリストボックスの 2 つのカスタムオブジェクトは、関連したカスタムスクリプトを伴う 1 つのオブジェクトで構成されます。このスクリプトを使用して、2 つの列に OLEDB データ接続からデータを入力することができます。フォームデザインにオブジェクトを配置すると、スクリプトエディターにスクリプトが表示されます。ここには、スクリプトを特定の実行時環境に適合させるのにどの変更が必要かを説明したコメントが記述されています。詳しくは、OLEDB データ接続からコンボボックスまたはリストボックスへのデータのダイナミックな埋め込みを参照してください。
フィールドの処理オブジェクトは、Adobe® LiveCycle® Process Management 10 での使用に合わせて厳密にデザインされた特別なオブジェクトです。
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