PPmt

一定期間のローンに対して返済された元本の額を返します。

注意: 利息の計算方法は、国ごとに異なります。この関数は、米国の利息計算基準に基づいて計算します。

構文

PPmt(n1, n2, n3, n4, n5)

パラメーター

パラメーター

説明

n1

ローンの元本を表す数値または数式です。

n2

年利を表す数値または数式です。

n3

月ごとの支払い額を表す数値または数式です。

n4

支払いが行われる最初の月を表す数値または数式です。

n5

計算するべき月の数を表す数値または数式です。

次のいずれかの条件を満たす場合、エラーを返します。

  • n1n2 または n3 が、負の値か 0 の場合。

  • n4 または n5 が負の数の場合。

    いずれかのパラメーターが null の場合、null を返します。支払い金額(n3)が月々の利息負担より少ない場合、0 を返します。

    注意: FormCalc は、浮動小数点数値を処理するとき、IEEE-754 世界標準に準拠します。詳しくは、数値リテラルを参照してください。

次に示す式は PPmt 関数の使用例です。

戻り値

PPmt(30000, 0.085, 295.50, 7, 3)

261.6160716858。これは、利率 8.5%の $30,000 ローンで、ローン期間中の 7 か月目から 10 か月目の間の 3 か月間に返済した元本の額です。

PPmt(160000, 0.0475, 980, 24, 12)

4656.19166430515。ローン期間中の 3 年目に返済した元本の年額です。

PPmt(15000, 0.065, 65.50, 15, 1)

0。これは、この月に発生する利息より月の支払いが少なく、元本部分の返済がないからです。