使用事例 3: FrameMaker のアプリカビリティビルダーを使用して、インラインアプリカビリティ参照を作成

FrameMaker のアプリカビリティビルダーを使用すると、インラインアプリカビリティインスタンスを作成できます。たとえば、インラインアプリカビリティに従ってコンテンツを表示または非表示にするために使用される app-0001 や app-0002 など。

注意: この手順は自転車プロジェクトのサンプルファイルを使用します。このプロジェクトは、FrameMaker 10 のための S1000D アプリケーションパックに含まれています。
  1. S1000D/共通ソースデータを選択します。

    S1000D 共通ソースデータダイアログが表示されます。

  2. 「データモジュールリスト」タブで、「標準」操作手順(クルー)データモジュールを開きます(ファイル名: DMC-S1000DBIKE-AAA-D00-00-00-00AA-131A-A_007-00_JA-JP.xml)。
  3. モジュールが識別とステータスセクションを表示しない場合は、S1000D/識別とステータスセクションを表示を選択します。
  4. 共通ソースデータダイアログで、「アプリカビリティ」タブを選択してから「ACT」を選択します。
  5. アプリカビリティビルダーのポップアップメニューで、「参照 <applic> を追加」を選択します。

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    参照 <applic> オプションをアプリカビリティビルダーのポップアップメニューに追加します。

    参照 <applic> ダイアログのユニークな ID が表示されます。

    参照 <applic> ダイアログのユニークな ID
  6. ID を app-0003 として入力し、「OK」をクリックします。
  7. アプリカビリティビルダーのポップアップメニューにあるフィールドで、「Applic」を選択し、次のオプションをクリックしてアプリカビリティ表現式を組み立てます。
    • アサート: applic エレメントの属性の値が何かと等しいかどうかをチェックします。プログラミングの等価(=)演算子のように機能し、属性値をチェックします。

    • And: 2 つのアサートステートメント間の、プログラミングの AND (&) 演算子のように機能します。

    • Or: 2 つのアサートステートメント間の、プログラミングの OR (&) 演算子のように機能します。

  8. アサートノードを追加します。
    1. アサートノードが選択された状態で、製品属性をダブルクリックします。

      製品属性の選択ダイアログが表示されます。

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      製品属性の選択ダイアログ
    2. 選択された製品属性が列挙値を必要とする場合は、製品属性リストの列挙列にリストされている値を入力します。

      列挙値は、オプション値の 1 つ(| で表現)または数字の範囲(~ で表現)です。列挙が 1~3 のときには、有効値は 1、2、または 3 です。列挙が Brook trekker|Mountain storm のときは、有効値は Brook trekker または Mountain storm です。

    3. 緑色のチェックマークをクリックしてエントリを検証します。

      製品属性の選択ダイアログ

      無効値を入力した場合は、その値のテキストカラーが赤色に変化し、「選択」が無効になります。選択された製品属性が列挙値を持っていない場合、入力した値は有効で、チェックマークは無効になります。

    4. 入力した列挙値が有効の場合は、アプリカビリティツリー内のアサートノードは、選択された値で入力されます。

      アプリカビリティビルダーからノードを削除するには、赤色の X ボタンを使用します。

  9. アプリカビリティツリーが完成したら、緑色の + ボタンをクリックしてそれを現在のデータモジュールに追加します。

    applic を編集するには、ポップアップメニューからそれを選択し、変更を加えます。

  10. 同様に、条件属性リストから条件アプリカビリティに対して、CCT を選択しアサートノードを追加できます。ただし、CCT は 2 つのリストがあります。トップリストは条件のタイプです。下部のリストは、アサート情報が見つかった場所です。