ページレイアウト

リファレンスページ上でリファレンス枠を作成し使用する方法や、ボイラープレート用グラフィックを設定する方法について説明します。

ボディページから文書の基本ページレイアウトに直接変更を加えることができます。 左右のマスターページが自動的に更新され、これらのマスターページを使用しているすべてのボディページのレイアウトも更新されます。 ボディページのレイアウトを上書きする場合は、レイアウトの更新を確認するメッセージが表示されます。

文書の先頭ページなどで、左右マスターページ以外のマスターページを使用する場合、レイアウトの変更はそのマスターページ上で行います。

用紙サイズを変更する

FrameMaker で用紙サイズを変更する方法について説明します。

  1. 対象の文書ウィンドウまたはブックウィンドウをアクティブにします。 ブックウィンドウがアクティブである場合は、対象となる文書も選択します。

  2. 書式 > ページレイアウト > 用紙サイズを選択します。

  3. 次のいずれかの操作を行います。

    • 用紙サイズポップアップメニューで標準サイズを選択します。 「幅」「高さ」のテキストボックスに正確な値が表示されます。

    • 「幅」「高さ」のテキストボックスに値を入力します。ポップアップメニューに「カスタム」と表示されます。 指定するカスタムの用紙サイズは、文書の余白設定に応じて小さいサイズから、216 × 216 インチ(約 548 × 548 cm)までの大きいサイズを設定することができます。

  4. 「設定」をクリックします。

注意: 文書内でカスタムマスターページを使用している場合、指定したテキスト枠がカスタムマスターページに収まらなくなるような用紙サイズに変更することはできません。

ページ設定を変更する

FrameMaker でページ設定、文書の種類(片面または見開き)の変更を行う方法について説明します。

FrameMaker では、文書の種類(片面または見開き)を変更できます。 文書を見開きで設定する場合は、開始ページ(左または右)を指定します。

  1. 対象の文書ウィンドウまたはブックウィンドウをアクティブにします。 ブックウィンドウがアクティブである場合は、対象となる文書も選択します。

  2. 書式 > ページレイアウト > ページ設定を選択します。

  3. 「ページ」セクションでオプションを選択します。 「見開き」を選択する場合は「最初のページ」(左または右)も指定します。 ブック内でページ設定を適用しているときは、「ファイルから読み込む」を選択してファイルに指定されている設定を使用したり、「次のページ」を選択して空白ページが追加されないようにすることもできます。

    選択したオプションに応じて、指定したページで開始するために、ブック内の前のファイルに空白ページが追加される場合があります。

  4. 「設定」をクリックします。文書に上書きするカスタムマスターページまたはページレイアウトがある場合は、処理を続行する前に確認のメッセージが表示されます。

空白ページを追加または削除する

FrameMaker で空白ページを追加または削除するか、偶数または奇数のページ数を指定します。

文書全体のページ数は偶数または奇数で指定できます。 ページ数を合わせるために、必要に応じて文書の最後に空白ページが追加されます。

また、テキストを削除または修正したために文書の最後に不要な空白ページが残る場合があります。 文書を保存またはプリントするときに、これらの空白ページが削除されるように指定することもできます。

左または右のマスターページを使用していて、フローの開始がなく、レイアウトの変更もない場合にだけ、空白ページは削除されます。 空白の段落を含むページは、空白に見える場合でも削除されません。

ドキュメントウィンドウでブックに含まれる文書のページの設定を変更した場合は、ブックを更新したときにその設定が上書きされることがあります。 ブックウィンドウで文書の設定を変更すると、ブックのページ番号を正しく設定できます。

  1. 対象の文書ウィンドウまたはブックウィンドウをアクティブにします。 ブックウィンドウがアクティブである場合は、対象となる文書も選択します。

  2. 書式 > ページレイアウト > ページ設定を選択します。

  3. 保存・プリント時ポップアップメニューでオプションを選択し、「設定」をクリックします。

空白ページが期待どおりに追加または削除されない場合は、文書内のすべてのページが自動連結されていることを確認します。

ページ余白とコラム数を変更する

FrameMaker でページ余白とコラム数の設定、コラムの幅が異なる複数コラムレイアウトの作成、左右が対称でない余白の設定を行います。

余白とは、ページの端からテキスト枠までの距離のことです。 片面の文書を作成する場合は、テキスト枠の上、下、左および右の余白を設定します。 見開きの文書では、上、下、内側および外側の余白を設定すると、左右のページを対称にすることができます。

左右が対称でない余白を設定する場合は、マスターページ上でテキスト枠を変更します。 例えば、左右両方のページの左側の余白を大きく設定して、テキスト枠をページの右側に配置することもできます。

テキスト枠は、幅と間隔の同じ複数のコラムに分けることができます。 コラムの幅や間隔が異なる複数コラムレイアウトを作成する場合は、1 つのコラム内に 1 つのテキスト枠を作成し、テキスト枠を 1 つずつ手動で配置します。 テキスト枠は、1 つずつ作成する以外に、設定したテキスト枠を複製して作成することもできます。

  1. メインテキストフロー内に挿入ポイントを置くか、ページの余白部分をクリックします。 ブックウィンドウがアクティブである場合は、対象となる文書も選択します。

  2. 書式 > ページレイアウト > コラムのレイアウトを選択します。

    左右のレイアウトが対称でない場合は(左右のマスターページのコラム数や内側と外側の余白設定が異なる場合など)、処理の続行を確認するメッセージが表示されます。 左右ページを対称にしない場合は、マスターページ上でレイアウトを変更します。

  3. 余白設定を変更するには、「余白」セクションに値を入力します。 余白とコラム間隔の値によって、各コラムの幅が決まります。

  4. コラム数やコラム間隔を変更するには、「コラム」セクションに値を入力します。

    コラムの幅と、コラム間の間隔がすべて同じになります。

  5. 「フロー全体を更新」をクリックします。設定したコラム幅が狭すぎて、文書中のアンカー枠や表が収まらない場合は、処理の続行を確認するメッセージが表示されます。 「OK」をクリックすると、表や枠のサイズを手動で変更できます。

ヘッダー、フッター、その他のバックグラウンドテキスト

ヘッダー、フッター、およびバックグラウンドテキストを設定します。FrameMaker でバックグラウンド用テキスト枠の作成と変更、またサイズ変更や移動を行います。

ヘッダやフッタを設定するには、マスターページを表示してバックグラウンド用テキスト枠内にテキストを入力します。 バックグラウンド用テキスト枠の内容はボディページ上に表示されますが、編集はマスターページでのみ実行できます。 ヘッダとフッタには、ページ番号、日付、章の番号とタイトル、節の番号とタイトル、著者、改訂番号および草稿番号(初稿、最終稿など)の情報を含めることができます。

マスターページ上のヘッダー用テキスト枠とフッター用テキスト枠
マスターページ上でヘッダーとフッターのテキストを設定する

ヘッダーとフッターのテキストは、他の段落のテキストと同じように作成したり、編集したりできます。 段落書式や文字書式を適用したり、タブ設定の追加や移動が可能になったりするだけでなく、テキストの上下の線のようなグラフィックも追加したりできます。 また、ページ番号や日付などのシステム変数を追加したり、ヘッダーとフッターのテキスト枠のサイズや位置を変更したりすることもできます。 マスターページ上でこれらのテキスト枠を変更すると、そのマスターページを使用するボディページもすべて自動的に更新されます。

マスターページには、他のバックグラウンドテキストを追加することもできます。例えば、FrameMaker の Fax テンプレートでは、ヘッダー情報がマスターページ上のバックグラウンド用テキスト枠内に含まれています。

バックグラウンド用テキスト枠
マスターページでバックグラウンド用テキストを設定する

A. バックグラウンド用テキスト枠のヘッダー情報 B. テンプレート用テキスト枠

バックグラウンド用テキスト枠の作成と修正

新規の空白文書を作成すると、左右のマスターページ上にヘッダーとフッターのバックグラウンド用テキスト枠が作成されます。 ヘッダー内とフッター内の情報を簡単に中央揃えや右揃えに設定できるように、テキスト枠内の中央と右端に中央揃えと右揃えのタブ位置が自動的に追加されています。 バックグラウンド用テキスト枠を自分で作成してヘッダー情報やフッター情報などのバックグラウンドテキストを追加することもできます。

注意: テキスト行ツールを使用してバックグラウンドテキストを挿入することもできますが、このテキストに段落書式を適用したり変数を挿入したりすることはできません。

マスターページへバックグラウンド用テキスト枠を追加する

  1. テキスト枠ツールを使用してテキスト枠を作成します。

  2. 新規テキスト枠を追加ダイアログボックスで「バックグラウンドテキスト(ヘッダー、フッターなど)」を選択し、「追加」をクリックします。マスターページ上の他のバックグラウンド用テキスト枠のように、追加されたテキスト枠にはタグが付きません。

  3. テキスト枠内をダブルクリックして挿入ポイントを置き、ヘッダーやフッターなどのバックグラウンドテキストを挿入します。

バックグラウンド用テキスト枠のサイズを変更または移動する

  1. Ctrl キーを押しながらテキスト枠をクリックしてテキスト枠を選択します。

  2. 次の操作のいずれかを行います。

    • テキスト枠のサイズを変更する場合は、ハンドルをドラッグします。

    • テキスト枠を移動する場合は、ハンドルではなく、テキスト枠の境界線をドラッグします。

ヘッダー情報やフッター情報の入力

マスターページ上でヘッダーやフッターのテキスト枠内にテキストを入力すると、単純なヘッダーやフッターを作成できます。 さらに、現在の章とページ番号、文書全体のページ数、現在の日付などの項目を指定することができます。 マスターページのヘッダーまたはフッター内にシステム変数が表示され、システム変数はそのマスターページを使用する各ボディページで正しい値に置き換えられます。

また、ページごとに異なったテキストが表示されるヘッダーやフッターも作成できます。 次の図では、ヘッダーに現在の節の見出しが表示され、フッターにページ番号とバックグラウンド用テキスト枠に入力したテキストが表示されています。

ページごとに異なるヘッダーとフッター
マスターページ上のバックグラウンド用テキスト枠でページごとに異なるヘッダーとフッター

ページごとに異なるヘッダーとフッターを作成するには、マスターページ上でバックグラウンド用テキスト枠にヘッダーとフッター用の変数を挿入します。

テキスト、ページ番号、日付、その他の情報を入力する

  1. マスターページ上で、情報を追加するヘッダーまたはフッター内をクリックします。

  2. 次の操作のいずれかを行います。

    • 固定テキストを挿入する場合は、文字列を入力します。

    • システム変数を挿入するには、変数ポッドにアクセスして、「変数」スクロールリストの中の変数名をダブルクリックします。 以下のような任意のシステム変数を挿入することができます。

      ブックコンポーネント番号

      巻番号、章番号、セクション番号、サブセクション番号

      ページ番号

      現在のページ番号またはページ数

      日付情報

      日付(年月日)、日付(年 / 月 / 日)、修正日(年月日時刻)、修正日(年/月/日)、作成日(年月日)または作成日(年 / 月 / 日)

      他の変数

      章タイトル名、ファイル名(パスを含む)、ファイル名(パスなし)、表の続きまたは表シート

    • ユーザー変数を挿入するには、変数ポッドにアクセスして、「変数」スクロールリストの中の変数名(定義済みの場合)をダブルクリックします。

    ヒント: ヘッダーとフッター内の情報を中央揃えに設定するには、Tab キーを押して挿入ポイントを中央揃えタブ位置に移動します。 右揃えに設定するには、もう一度 Tab キーを押して挿入ポイントを右揃えタブ位置に移動します。

特定ページのレイアウトの変更

特定のページのページレイアウトの変更、対称でないレイアウトの作成、レイアウトの上書き、テンプレート用テキスト枠の追加、ボディページとマスターページのレイアウトの更新を行います。FrameMaker で一時的に使用するページレイアウトを作成します。

対称でないレイアウトは、マスターページ上で直接テキスト枠を追加したり、変更したりすると作成できます。 例えば、左右のページの左の余白を右の余白よりも大きく設定することができます。 また、左ページにはコラムを 1 つだけ設定して、右ページにコラムを 2 つ設定することもできます。

各コラムに対してテキスト枠を 1 つずつ作成し、1 つのページで複数のテキスト枠を作成すると、幅や間隔が異なる複数のコラムを含むレイアウトを作成できます。

レイアウトの変更について

マスターページに変更を加えると、そのマスターページを使用するすべてのボディページが自動的に更新されます。 ボディページ上でレイアウト(コラム数、コラム間隔または余白設定など)を変更すると、マスターページのレイアウトを変更したことになります。 この場合は、次のいずれかの操作を行うことができます。

  • 加えた変更でマスターページとそのマスターページを使用するすべてのボディページを更新します。

  • ボディページの変更内容に基づいて、マスターページを作成します。

  • どちらも行わないと、一度だけ使用するページレイアウトとして変更が残ります。

特定ページの余白設定とコラムレイアウトを変更する

次の操作を行うと、コラムが 1 つしかないレイアウトまたは幅の同じ複数コラムのレイアウトが作成されます。

幅や間隔が異なるコラムを含む複数コラムのレイアウトを作成する場合は、1 つのコラムに 1 つずつテキスト枠を作成し、手動で配置します。

  1. Ctrl キーを押しながらフレームをクリックして、余白を変更するテキスト枠を選択します。

  2. 書式 > レイアウトのカスタマイズ > テキスト枠をカスタマイズを選択します。

  3. 次の操作を行います。

    • 余白設定を変更する場合は、「サイズ」と「オフセット」のセクションでサイズと位置を指定します。「上」と「左」には、それぞれ上と左の余白サイズを指定します。 テキスト枠の幅と高さの値に応じて、下と右の余白サイズが決まります。

    • コラム数またはコラム間隔を変更する場合は、「コラム」セクションの値を変更します。

  4. 「設定」をクリックします。

ヒント: 余白は、テキスト枠を選択し、ハンドルをドラッグして変更することもできます。 複数コラムのテキスト枠のサイズを変更すると、テキスト枠内に収まるようにコラム幅が変更されますが、コラム間隔は変わりません。

マスターページにテンプレート用テキスト枠を追加する

マスターページに幅が異なるテキストコラムを複数作成する場合や、ニュースレターなどの文書で記事が途中で中断されるレイアウトを設定する場合は、1 つのコラムにテキスト枠を 1 つずつ作成します。 例えば、幅の異なるコラムを 2 つ含むページには、2 つ目のテンプレート用テキスト枠を追加します。

テンプレート用テキスト枠を追加するには、新しいテキスト枠を作成するか、既存のテキスト枠をコピーします。

  1. テキスト枠を作成するには、グラフィックツールバー上の「テキスト枠を配置」ツールを使用します。 複数のテキスト枠を作成する場合は、連結する順序で作成します。

  2. 新規テキスト枠を追加ダイアログボックスで「ボディページのテキスト枠用テンプレート」を選択して、フロータグポップアップメニューでタグを選択します。 複数のフローを含む文書で別のフロー用にテキスト枠を設定する場合を除き、現在のフロータグを選択してください。

  3. 「コラム」セクションでテキスト枠内のコラム数を指定し、複数コラムレイアウトの場合は、コラム間の間隔も指定します。 コラム幅の異なる複数コラムのレイアウトの場合は、1 つのコラム内にテキスト枠を 1 つ作成するので、コラム数は 1 に設定します。

  4. 「追加」をクリックします。

  5. 必要に応じて、テキスト枠を移動します。

ヒント: 既存のテキスト枠をコピーするには、枠の境界線を選択して、編集/コピーを選択し、編集/ペーストを選択します。 テキスト枠とその内容および属性(フロータグを含む)がコピーされます。

ボディページへのテキスト枠の追加

ボディページ上でテキスト枠を作成すると、コラムの数と間隔を尋ねるメッセージが表示されます。 ただし、フロータグの割り当ても、そのページ上の既存テキスト枠への連結も行われません。

追加したテキスト枠を文書のテキストフローの一部として使用するには、フローを連結する必要があります。

追加したテキスト枠がフローの最初のテキスト枠になる場合は、新しいページが自動的に追加されるように、「自動連結」も選択してください。

ボディページとマスターページのレイアウトの更新

複数のマスターページでテンプレート用テキスト枠を変更し、それらのマスターページを使用するすべてのボディページを一度に更新できます。 ただし、ボディページ上でコラムレイアウトを変更した場合は、そのボディページで使用されているマスターページを先に更新しないと、そのマスターページを使用する他のボディページでは変更が反映されません。

ボディページを更新する前に、ボディページにマスターページを上書きするコラムレイアウトがあるかどうかが調べられます。 レイアウトを変更するボディページがある場合は、変更を保存するかどうかを指定します。

マスターページの変更でボディページを更新する

  1. マスターページ上でレイアウトの変更を行ってから、ボディページを表示します。

  2. 警告メッセージが表示されたら、レイアウトの変更を保存するかどうかを指定して、「続行」をクリックします。レイアウトの変更を保存すると、マスターページのバックグラウンド用テキストとグラフィックの変更はボディページに適用されますが、テンプレート用テキスト枠は更新されません。

ボディページの変更でマスターページを更新する

  1. 書式/ページレイアウト/コラムレイアウトを更新を選択します。 更新するマスターページとボディページを確認するメッセージが表示されます。

  2. 「更新」をクリックします。

  3. 警告メッセージが表示されたら、更新中のページのレイアウトの変更を維持するかどうかを指定して、「続行」をクリックします。

一時的に使用するページレイアウトの作成

文書中のボディページを 1 ページだけ指定して、そのレイアウトを変更することもできます。 例えば、ボディページ上のテキスト枠を拡大してテキストの行数を増やしたり、逆に縮小して配置するグラフィック用のスペースを作成したりすることができます。

マスターページを更新せずにボディページのコラムレイアウトを変更すると、そのページだけレイアウトが変更されます。

複数コラムにわたりテキストを整列する

FrameMaker での複数コラムにわたるテキストの配分、テキスト枠の最下部までのテキストのフェザリング、ベースラインの整列について説明します。

複数コラムにわたりテキストを配分する

複数コラムのテキスト枠を使用するレイアウトでは、コラムの一部にテキストが表示されていない場合に、複数のコラムにわたってテキストを均等に配分できます。例えば、強制改ページの前で部分的に空白になっているページのコラムや、文書の最終ページのコラムでこの方法を使用できます。 複数コラムにわたるテキストの配分は、テキストフロー全体だけでなく、個々のテキスト枠内でも指定できます。

テキストを配分のオフとオン
複数コラムでテキスト配分のオンとオフを切り替えた例

テキストフロー全体で複数コラムにわたりテキストを配分する

  1. ドキュメントウィンドウがアクティブである場合は、メインテキストフロー内に挿入ポイントを置くか、ページの余白部分をクリックします。 ブックウィンドウがアクティブである場合は、対象となる文書も選択します。

  2. 書式 > ページレイアウト > コラムのレイアウトを選択します。

  3. 「テキストを配分」を選択して、「フロー全体を更新」をクリックします。

1 つのテキスト枠内で複数コラムにわたりテキストを配分する

  • テキスト枠内をクリックして、書式 > レイアウトのカスタマイズ > テキスト枠をカスタマイズを選択します。

    「テキストを配分」を選択して、「設定」をクリックします。

テキスト枠の最下部までテキストをフェザリングする

テキストをフェザリングする場合は、まず、設定された限界値内で段落間にスペースが追加されます。 さらに整列が必要な場合は、設定された限界値内で行間にスペースが追加されます。 グラフィックの周囲にテキストを配置するテキスト枠内では、テキストはフェザリングされません。

フェザリング前とフェザリング後
テキスト枠の最下部までテキストをフェザリングする前と後

複数コラムのテキスト枠で、段落、表、アンカー枠などによってコラムが連結されている場合は、縦方向にスペースを追加して、隣接するコラムの最終行のテキストベースラインを連結部分の上で揃えます。

連結によるフェザリング前とフェザリング後
連結によるテキストのフェザリング前とフェザリング後

テキストをフェザリングすると、ページの表示速度が遅くなります。 このため、フェザリングは、文書の編集を終了してから行ってください。

  1. ドキュメントウィンドウがアクティブである場合は、メインテキストフロー内に挿入ポイントを置きます。 ブックウィンドウがアクティブである場合は、対象となる文書も選択します。

  2. 書式 > ページレイアウト > 行のレイアウトを選択します。

  3. 「フェザリング」を選択して、FrameMaker で行間に追加するスペースの最大値(「最大の行送り間隔」)と段落間に追加するスペースの最大値(「最大の段落間隔」)を入力します。

    間隔は、指定された限界値内で追加されます。 指定された限界値内でのフェザリングが不可能な場合は、そのコラムではテキストはフェザリングされません。

  4. 「フローを更新」をクリックします。

注意: フェザリングを行う場合は、該当する文字の有無にかかわらず、行で使用している最大のフォントサイズの最大のディセンダ用のスペースが確保されます。 コラム内の最終行の位置が高すぎる場合は、他のテキストよりも大きいフォントの非印字文字(アンカー記号など)がないことを確認してください。

ベースラインの整列

フロー内のテキストをベースラインで整列する場合は、テキスト枠内に見えないグリッドが作成されて、指定された段落の 1 行目のベースラインがそのグリッドに合わせて整列されます。 また、アンカー枠の後の最初の行が整列され、各コラムの最初の行が整列されます。

注意: 同じフロー内でフェザリングとベースライン整列の両方を指定すると、フェザリングが優先されます。 ただし、各コラムの 1 行目は揃って表示されます。
フロー内でのテキストの整列前と整列後
フロー内でのテキストの整列前と整列後

サイズの大きいフォントを使用した見出しはコラムの先頭に配置される場合が多いので、最初の行の整列の限界値を指定することができます。 見出しがコラムの先頭にある場合は、見出しのデフォルトフォントがグリッドに収まらない場合でも、この限界値の設定に応じて、見出しのベースラインが最初のグリッド線に揃えられます。 見出しのベースラインを最初のグリッド線に揃えるには、前の図のように、見出しがコラムの上にはみ出す場合もあります。 指定の限界値よりもサイズの大きいフォントはベースラインで整列されません。

複数コラムにわたりベースラインを整列する

  1. 整列する段落の書式で、デフォルトフォントのサイズと行間をすべて同じ値に設定します。 行間の「固定」を選択する必要があります。

  2. 整列するフロー内をクリックして(または対象となるブック内の文書を選択して)、書式 > ページレイアウト > 行のレイアウトを選択します。

  3. 「ベースラインで整列」を選択し、「フェザリング」の選択を解除します。

  4. 「整列」セクションで、「整列する段落の行送り間隔」ボックスにテキスト枠のグリッドの行間の値を入力します。 この値には、整列する段落と同じ行間値を指定してください。 他の値を指定すると、段落がテキスト枠のグリッドに揃わなくなります。

  5. 「1 行めの整列」テキストボックスに、コラムの上端で整列させる最大フォントサイズを入力します。例えば、本文段落の行間が 12 pt、コラムのグリッドが 12 pt、見出しが 18 pt の場合に、 コラムの先頭に表示される見出しを整列させるには、テキストボックスに「18」と入力します。

  6. 「フローを更新」をクリックします。コラムの最初の行の上にはディセンダがないので、最初のグリッドとコラムの上端の間隔は、指定した行間値の 3 分の 2 に設定されます。

隣接するテキスト枠のベースラインを整列する

テキスト枠の上端がページの他の位置で異なる場合は、グリッドが揃うようにテキスト枠の上端の位置を調整する必要がある場合があります。

隣接するテキスト枠のサイズを変更してグリッドを揃えて、テキスト枠の上端間の距離がグリッド間隔の倍数になるようにします。 例えば、グリッドが 12 pt の場合は、隣接するテキスト枠の上端から 144 pt(12 × 12 pt)下げた位置でテキスト枠を開始することができます。


隣接するテキスト枠のベースラインを整列する

A. グリッド間隔 B. グリッド間隔の倍数の距離

ヒント: スナップグリッドを使用すると、テキスト枠を正しく配置することができます。 そのためには、スナップグリッドの間隔をテキスト枠のグリッドと同じ値に指定します。 次に、上端がグリッドにスナップするまで、テキスト枠のサイズを変更します。

January 24, 2022

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