ムービーの画質

ステージの適切な品質設定を使用して、レンダリングを改善してください。

携帯電話など、画面の小さいモバイルデバイス用のコンテンツ開発では、デスクトップアプリケーション開発と比較して、画質はそれほど重要ではありません。ステージの品質を適切に設定すれば、レンダリングパフォーマンスを向上させることができます。

ステージの品質には、次の設定を使用できます。

  • StageQuality.LOW:画質よりも再生スピードを優先し、アンチエイリアスを使用しません。この設定は、デスクトップ用および TV 用の Adobe AIR ではサポートされません。

  • StageQuality.MEDIUM:アンチエイリアスを使用しますが、拡大 / 縮小されたビットマップはスムージング処理されません。この設定は、モバイルデバイス上での AIR のデフォルト値ですが、デスクトップ用 AIR またはテレビ用 AIR ではサポートされていません。

  • StageQuality.HIGH:(デスクトップではデフォルト)再生スピードよりも画質を優先し、必ずアンチエイリアスを使用します。SWF ファイルにアニメーションが組み込まれていない場合は、ビットマップがスムージング処理され、アニメーションが組み込まれている場合は、拡大 / 縮小されたビットマップがスムージングされません。

  • StageQuality.BEST:最高の画質を実現し、再生スピードは考慮しません。すべての出力に対してアンチエイリアスが行われ、拡大 / 縮小されたビットマップが常にスムージングされます。

通常は、StageQuality.MEDIUM を使用すれば、モバイルデバイス用のアプリケーションに十分な画質を確保できます。StageQuality.LOW でも十分な画質を提供できる場合があります。Flash Player 8 以降は、ステージの品質を LOW に設定している場合でも、アンチエイリアス処理されたテキストを正確にレンダリングできます。

注意: 一部のモバイルデバイスでは、品質が HIGH に設定されている場合でも、Flash Player アプリケーションのパフォーマンスを向上させるために MEDIUM が使用されます。ただし、品質を HIGH に設定しても、モバイル画面の dpi は通常高いので、ほとんど見分けがつきません(dpi はデバイスによって異なる場合があります)。

次の図では、ムービーの画質は MEDIUM に、テキストレンダリングは「アンチエイリアス(アニメーション優先)」に設定されています。

ステージの品質が MEDIUM で、テキストレンダリングを「アンチエイリアス(アニメーション優先)」に設定した場合

適切なテキストレンダリング設定が使用されていないと、ステージの品質設定がテキスト品質に影響します。

テキストレンダリングを「アンチエイリアス(読みやすさ優先)」に設定することもできます。この設定は、使用しているステージの品質に関わらず、(アンチエイリアスが適用された)最高品質のテキストを維持します。

ステージの品質が LOW で、テキストレンダリングを「アンチエイリアス(読みやすさ優先)」に設定した場合

テキストレンダリングを「ビットマップテキスト(アンチエイリアスなし)」に設定することにより、同様のレンダリング品質が得られます。

ステージの品質が LOW で、テキストレンダリングを「ビットマップテキスト(アンチエイリアスなし)」に設定した場合

最後の 2 例は、使用しているステージの品質設定に関わらず、高品質のテキストを得ることができることを示しています。この機能は Flash Player 8 以降で利用でき、モバイルデバイス上で使用できます。Flash Player 10.1 では、パフォーマンスを向上させるため、一部のデバイスでは自動的に StageQuality.MEDIUM に切り替われます。