開発用証明書を取得するには、証明書署名要求ファイルを生成して、Apple iPhone Dev Center サイトに送信する必要があります。
Mac OS での証明書署名要求の生成
Mac OS では、キーチェーンアクセスアプリケーションを使用して、コード署名要求を作成できます。キーチェーンアクセスアプリケーションは、アプリケーションディレクトリのユーティリティサブディレクトリあります。キーチェーンアクセスメニューで、証明書アシスタント/認証局に証明書を要求を選択します。
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キーチェーンアクセスを開きます。
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キーチェーンアクセスメニューで、「環境設定」を選択します。
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環境設定ダイアログボックスで、「証明書」をクリックします。次に、「オンライン証明書状況プロトコル(OCSP)」および「証明書失効リスト(CRL)」を「切」に設定します。ダイアログボックスを閉じます。
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キーチェーンアクセスメニューで、証明書アシスタント/認証局に証明書を要求を選択します。
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iPhone デベロッパーのアカウント ID の電子メールアドレスおよび名前を入力します。CA の電子メールアドレスは入力しないでください。「要求の処理」には「ディスクに保存」を選択して、「続ける」ボタンをクリックします。
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ファイル(CertificateSigningRequest.certSigningRequest)を保存します。
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iPhone デベロッパーサイト
で、Apple に CSR ファイルをアップロードします(「iPhone 開発用証明書の申請およびプロビジョニングプロファイルの作成」を参照してください)。
Windows での証明書署名要求の生成
Windows での開発者にとっては、Mac コンピューターで iPhone 開発用証明書を入手するほうが簡単です。しかし、Windows コンピューターで証明書を入手することもできます。最初に、OpenSSL を使用して証明書の署名リクエスト(CSR ファイル)を作成します。
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Windows コンピューターに OpenSSL をインストールします(
http://www.openssl.org/related/binaries.html
に移動します)。
また、Visual C++ 2008 再頒布可能ファイルもインストールする必要があります。このファイルは Open SSL のダウンロードページにリストされています(コンピューターに Visual C++ をインストールする必要はありません)。
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Windows コマンドセッションを開き、OpenSSL の bin ディレクトリ(c:¥OpenSSL¥bin¥ など)に移動します。
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コマンドラインで次のように入力して秘密鍵を作成します。
openssl genrsa -out mykey.key 2048
この秘密鍵ファイルを保存します。このファイルは後で使用します。
OpenSSL を使用するときは、エラーメッセージを無視しないようにしてください。OpenSSL でエラーメッセージが生成されても、引き続きファイルが出力される場合があります。ただし、それらのファイルは使用できません。エラーが表示されたら、シンタックスを確認して、コマンドを再実行してください。
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コマンドラインで次のように入力して CSR ファイルを作成します。
openssl req -new -key mykey.key -out CertificateSigningRequest.certSigningRequest -subj "/emailAddress=yourAddress@example.com, CN=John Doe, C=US"
電子メールアドレス、CN(証明書名)、C(国)を、ユーザー独自の値に置き換えます。
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iPhone デベロッパーサイト
で、Apple に CSR ファイルをアップロードします(「iPhone 開発用証明書の申請およびプロビジョニングプロファイルの作成」を参照してください)。
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