MovieClip オブジェクトの操作

SWF ファイルをパブリッシュすると、Flash はステージ上のすべてのムービークリップシンボルインスタンスを MovieClip オブジェクトに変換します。 プロパティインスペクターの「インスタンス名」フィールドにムービークリップシンボルのインスタンス名を入力すると、ActionScript でそのシンボルを使用できるようになります。SWF ファイルが作成されると、Flash はステージ上に MovieClip インスタンスを作成するコードを生成し、インスタンス名を使用して変数を宣言します。 他の名前を持つムービークリップの中にネストされたムービークリップに名前を付けると、その子ムービークリップは親ムービークリップのプロパティとして扱われます。子ムービークリップにアクセスするには、ドットシンタックスを使用します。例えば、インスタンス名が childClip のムービークリップが、インスタンス名が parentClip のムービークリップ内にネストされている場合、このコードを呼び出すことによって子クリップのタイムラインのアニメーションを再生できます。

parentClip.childClip.play();

ActionScript 2.0 の MovieClip クラスの古いメソッドおよびプロパティには、変更されているものと、変更されていないものがあります。 アンダースコアで始まるプロパティの名前はすべて変更されています。 例えば、 _width プロパティと _height プロパティは width と height として、 _xscale プロパティと _yscale プロパティは scaleX と scaleY としてアクセスするようになりました。MovieClip クラスのプロパティとメソッドの詳細なリストについては、『 Adobe Flash Platform 用 ActionScript 3.0 リファレンスガイド 』を参照してください。

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