ApplicationUpdaterUI クラスには、アップデートプロセス用のデフォルトのユーザーインターフェイスが用意されています。このインターフェイスには、ユーザーがプロセスの起動、プロセスのキャンセルおよびその他の関連アクションの実行に使用できるダイアログボックスが含まれています。
アップデート記述ファイルの
description
エレメントでは、アプリケーションの説明を複数の言語で定義できます。次に示すように、複数の
text
エレメントを使用して
lang
属性を定義します。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<update xmlns="http://ns.adobe.com/air/framework/update/description/1.0">
<version>1.1a1</version>
<url>http://example.com/updates/sample_1.1a1.air</url>
<description>
<text xml:lang="en">English description</text>
<text xml:lang="fr">French description</text>
<text xml:lang="ro">Romanian description</text>
</description>
</update>
アップデートフレームワークは、エンドユーザーのロケールチェーンに最も適した説明を使用します。詳しくは、「アップデート記述ファイルの定義と Web サーバーへの AIR ファイルの追加」を参照してください。
Flex 開発者は、
ApplicationUpdaterDialogs
バンドルに直接新しい言語を追加できます。
JavaScript 開発者は、Updater オブジェクトの
addResources()
メソッドを呼び出すことができます。このメソッドにより、言語の新しいリソースバンドルが動的に追加されます。リソースバンドルでは、言語のローカライズされたストリングが定義されます。これらのストリングは、ダイアログボックスの様々なテキストフィールドで使用されます。
JavaScript 開発者は ApplicationUpdaterUI クラスの
localeChain
プロパティを使用して、ユーザーインターフェイスで使用されるロケールチェーンを定義できます。通常、JavaScript(HTML)開発者のみがこのプロパティを使用します。Flex 開発者は ResourceManager を使用してロケールチェーンを管理できます。
例えば、次の JavaScript コードはルーマニア語およびハンガリー語のリソースバンドルを定義します。
appUpdater.addResources("ro_RO",
{titleCheck: "Titlu", msgCheck: "Mesaj", btnCheck: "Buton"});
appUpdater.addResources("hu", {titleCheck: "Cím", msgCheck: "Üzenet"});
var languages = ["ro", "hu"];
languages = languages.concat(air.Capabilities.languages);
var sortedLanguages = air.Localizer.sortLanguagesByPreference(languages,
air.Capabilities.language,
"en-US");
sortedLanguages.push("en-US");
appUpdater.localeChain = sortedLanguages;
詳しくは、リファレンスガイドの ApplicationUpdaterUI クラスの
addResources()
メソッドに関する説明を参照してください。