Variable Logger

変数値に関するメッセージを、プロセスからシステムログに、またはプロセスから AEM forms サーバーファイルシステム上のログファイルに送信できるようにします。

Variable Logger サービスの使用に関する詳細は、『AEM forms サービスリファレンス』を参照してください。

log 操作

プロセス変数に関するメッセージをシステムリソースに記録するか、テキストファイルに保存します。

  • システムリソースに記録されるメッセージは、アプリケーションサーバーログまたは標準出力を使用して報告されます。サーバーログの保存場所、および標準出力用として使用されるシステムリソースは、アプリケーションサーバーの設定によって決まります。システムログを使用する場合、どのような情報を記録するかを設定できます。

  • テキストファイルに記録されるメッセージは、AEM forms サーバーファイルシステム上のファイルに保存されます。

    ログ操作を実行すると、すべてのプロセス変数の現在の値が記録されます。例えば、 stringVar という名前の string 変数を含むプロセスの場合、次の項目がシステムログに追加されます。

    2008-04-10 16:54:30,718 WARN  [com.adobe.idp.dsc.variablelogger.VariableLoggerService] [PID:7] /process_data/@stringvar - String:      This is the value of the string 
    2008-04-10 16:54:30,718 WARN  [com.adobe.idp.dsc.variablelogger.VariableLoggerService] Variable Properties: 
    VP1207841667573:length = [100]

General プロパティグループと Route Evaluation プロパティグループについて詳しくは、 共通の操作プロパティ を参照してください。

System Logging プロパティ

変数値をシステムリソースに記録するためのプロパティです。

Log To System Logger

変数に関するメッセージをアプリケーションサーバーログに送信する場合に選択します。

Log To Standard Out

変数に関するメッセージを標準出力に送信する場合に選択します。

Logging Level

システムログ内のログ項目に使用する重大度レベルです。次のいずれかの値を選択できます。

  • Off(情報は記録されない)

  • [Debug]

  • 情報

  • 警告

  • Severe

    例えば、「Info」を選択した場合、 stringVar 変数値のログエントリは JBoss ログに INFO メッセージとして記録されます。

    2008-04-10 16:53:53,937 INFO  [com.adobe.idp.dsc.variablelogger.VariableLoggerService] [PID:6] /process_data/@str4ingvar - String:      The string value.

    「Warning」を選択した場合、JBoss ログのログエントリは WARN メッセージとして記録されます。

    2008-04-10 16:54:30,718 WARN  [com.adobe.idp.dsc.variablelogger.VariableLoggerService] [PID:7] /process_data/@str4ingvar - String:      The string value

Directory Logging プロパティ

情報をファイルシステム上のテキストファイルに記録するためのプロパティです。

Log To A directory

変数に関するメッセージをファイルシステム上のファイルに保存する場合に選択します。

Directory Path

ログファイルの保存先ディレクトリを表す string 値です。ディレクトリが存在しない場合は自動的に作成されます。

File Name Prefix

ログを保存するファイルの名前に付ける接頭辞を表す string 値です。接頭辞にはファイル名拡張子.log が追加されます。

Logging Mode

新しい各プロセスインスタンスの情報で前のログエントリを上書きするかどうかを指定します。次のいずれかの値を選択できます。

上書き:
新しいインスタンスのメッセージを記録するときに、ログファイル内の情報が上書きされます。

追加:
各プロセスインスタンスの情報は同じファイルに記録されます。ファイルの末尾に新しい情報が順次追加されていきます。

CreateNew:
プロセスインスタンスごとに新しいログファイルが作成されます。各ログファイル名に一意の接頭辞が追加されます。

Exceptions

この操作に関連付けられている例外イベントは、 Java.io.IOException VariableLoggerConfigurationException および VariableLoggerExecutionException 例外を受け取る場合があります。

Variable Logger の例外

Variable Logger サービスでは、次の例外によって例外イベントが発生します。

Java.io.IOException

AEM forms サーバーでファイルの入力/出力エラーが発生した場合に発生します。

VariableLoggerConfigurationException

AEM forms サーバーで設定エラーが発生した場合に発生します。

VariableLoggerExecutionException

AEM forms サーバーで実行エラーが発生した場合に発生します。