変換 ID と変換可能なテキストの抽出

サンプルファイル extractstrings.xslt をベースとして使用して、XLIFF 識別子と変換する必要のあるテキストをフォームデザインから抽出します。

無料または市販の Saxon XSLT プロセッサーなど、XSLT プロセッサーを使用して、フォームデザインを extractstrings.xslt スタイルシートへ入力として渡します。オプションおよび必須の引数を指定できます。必須の引数は、指定した XSLT の抽出方法を記述します。オプションの引数にはメタデータが含まれています

例えば、XLIFF 識別子とテキストを MyForm.xdp ファイルから抽出するには、コマンドプロンプトで次の必須の引数を入力して MyForm.s2x ファイルを生成します。

java -jar saxon8.jar MyForm.xdp extractstrings.xslt > MyForm.s2x

MyForm.xdp は、XLIFF 識別子とテキストの抽出元であるフォームデザインの名前で、 MyForm.s2x は、変換用に送信するファイルです。

XLIFF ファイルのバックアップを必ず保存してください。次に、フォームデザインを編集する必要がある場合は、XLIFF バックアップファイルと XLIFF ファイルを比較して変更されたフォームデザインを確認することで、変換する必要のある文字列を簡単に判断できます。

注意: 使用している Saxon のバージョンに応じて、 saxon8.jar ファイルには別の名前が使用されることがあります。例えば、 saxon9.jar のようになります。

extractstrings.xslt オプションパラメーター

S2X メタデータに含まれる次のオプションのパラメーターを指定できます。

パラメーター

説明

locale

フォームデザインのロケール

xdpFilename

XLIFF 識別子およびテキストの抽出元であるフォームデザインの名前

develContact

フォームデザインの連絡先電子メールアドレス

collection

パッケージの名前

domain

ドメイン名

各パラメーターには次のデフォルト値があります。

<xslt:param name="locale" select="'en'" /> 
<xslt:param name="xdpFilename" select="'mytemplate.xdp'" /> 
<xslt:param name="develContact" select="'developer@mycompany.com'" /> 
<xslt:param name="collection" select="'package'" /> 
<xslt:param name="domain" select="'BC'" />

以下に例を示します。

java -jar saxon8.jar input.xdp extractstrings.xslt xdpFilename=MyForm.xdp locale=en_CA > MyForm.s2x