電子メール送信ボタン

「フィールド」タブの電子メール送信ボタンプロパティ

電子メール送信ボタンを選択すると、オブジェクトパレットの「フィールド」タブに、電子メール送信ボタンの形式設定に使用できるオプションが表示されます。

Type

オブジェクトの種類を設定します。オブジェクトは、あらゆるフォームの構築単位です。

Caption

オブジェクトのキャプションを設定します。

注意: 「キャプション」はダイナミックプロパティです。ダイナミックプロパティは、緑の下線が引かれたアクティブなラベルによって識別されます。これをクリックすることで、プロパティとデータソースをダイナミックに連結することができます。アクティブなラベルのオン / オフを切り替えるには、オブジェクトパレットメニューの「ダイナミックプロパティを表示」コマンドを使用します。 キャプションへのデータのダイナミックな埋め込み を参照してください。

アピアランス

境界線のスタイルを設定します。

境界線なし
ボタンの周囲の線を削除します。

境界線(実線)
ボタンの周囲に太い線を引きます。

境界線(立体)
ボタンの周囲に陰影を付け、ボタンが立体的に見えるようにします。

カスタム
カスタム表示ダイアログボックスを開きます。ボタンの外観をカスタマイズするには、このオプションを選択します。

ハイライト表示

ボタンをクリックしたときにボタンのハイライトを設定します。

なし
ボタンのハイライトを削除します。

位相反転
ボタンをクリックしたときにボタンのハイライトを反転します。

プッシュ
ボタンの周囲に陰影を付け、ボタンが押し下げられて見えるようにします。

アウトライン
ボタンをクリックしたときに周囲に線を引きます。

ロールオーバーキャプション

ボタンハイライトをプッシュに設定したときにロールオーバーキャプションを設定します。マウスポインターをボタンに合わせるとこのキャプションが表示されます。

ダウンキャプション

ボタンハイライトをプッシュに設定したときにダウンキャプションを設定します。ボタンをクリックするとこのキャプションが表示されます。

電子メールアドレス

電子メールメッセージおよび添付されたフォームデータの受信者を設定します。

電子メールの件名

電子メールメッセージの件名を設定します。

送信形式

送信するデータの形式を設定します。

文書全体(PDF)
埋め込み PDF ファイルを含むパッケージを送信します。この形式は、フォームに署名フィールドが含まれている場合や、フォームのコピーとデータをまとめて Forms で保存するか、別の種類のターゲットサーバーに送信する必要がある場合に選択します。フォームがサーバーサイド処理を開始する場合、Forms を使用して HTML フォームまたは調整可能なレイアウトのあるフォームを実行時にレンダリングする場合、または Acrobat Reader DC Extensions を使用せずに Adobe Reader 内で記入される PDF フォームの場合は、このオプションを選択しないでください。

XML データ(XML)
XML データストリームを送信します。これにより、データを階層形式で表し、任意の汎用 XML パーサーで解析できるようになります。実行時のユーザーアプリケーションプログラムと通信するサーバーが XML データストリームを受信する必要がある場合は、この形式を選択します。

URL エンコードデータ(HTTP Post)
POST メソッドを使用して、テキストストリームを指定の URL(Uniform Resource Locator)に送信します。このテキストストリームは、HTML フォームを処理する FTP サーバー、メールサーバー、Web サーバー、または CGI スクリプトで解析できます。このメソッドを使用するには、URL に mailto プロトコルが指定されていない限り、ユーザーが Adobe Reader 6.0 以降または Web ブラウザーでフォームを開く必要があります。

送信時に署名
送信データにデータ署名を適用します。フォーム入力者がこのボタンをクリックすると、送信データと添付データを対象とした電子署名が作成されます。データ署名では、署名されたデータが保護され、送信時にデータの整合性が確保されます。データ署名は、フォームデータに適用される場合と、添付データを含む送信データ全体に適用される場合があります。「設定」ボタンをクリックして、署名ハンドラー、署名の証明書、証明書発行者など、データ署名に関するオプションのセキュリティプロパティを定義します。

送信を暗号化
フォームコンテンツを暗号化します。フォーム入力者がこのボタンをクリックすると、フォームコンテンツが送信前に暗号化され、送信時のコンテンツが保護されます。フォームデータ、または添付データを含む送信データ全体に暗号化を適用します。「設定」ボタンをクリックして、暗号化アルゴリズム、暗号化証明書、証明書発行者、キーの使用など、オプションの暗号化プロパティを設定します。

配置

ユーザーが Acrobat や Adobe Reader でフォームを表示する場合またはユーザーがフォームを印刷する場合に、PDF フォームにオブジェクトを表示するかどうかを指定します。

表示
オブジェクトが画面や印刷時に表示され、フォームレイアウトのスペースを占有します。すべてのオブジェクトのデフォルトの配置設定は「表示」です。

表示(画面のみ)
オブジェクトが画面には表示されますが、Acrobat や Acrobat Reader で印刷したフォームには表示されず、フォームレイアウトのスペースを占有します。

表示(印刷のみ)
オブジェクトが画面には表示されませんが、Acrobat や Acrobat Reader で印刷、またはサーバーから直接印刷したフォームには表示され、フォームレイアウトのスペースを占有します。

非表示
オブジェクトが画面や印刷したフォームに表示されず、フォームレイアウトのスペースを占有します。

隠す(レイアウトから除外)
オブジェクトが画面や印刷したフォームに表示されず、フォームレイアウトのスペースも占有しません。

片面印刷のみ
オブジェクトが、片面印刷を使用した場合のみ表示されます。

両面印刷のみ
オブジェクトが、両面印刷を使用した場合に表示されます。両面印刷を行うときに、片面印刷とは異なるページ隅にページ番号を配置する必要がある場合は、このオプションを使用すると便利です。

Locale

言語と国または地域に対して指定されたロケールに従ってデータをレンダリングします。リストから特定の言語と国を選択するか、以下のオプションのいずれかを選択することができます。

デフォルトロケール
フォームのプロパティダイアログボックスの「デフォルト」タブで指定されたデフォルトロケールを使用します。

ビューアのシステムロケール
ユーザーのコンピューターのシステムロケールを使用します。
注意: ロケールリスト内のロケールは言語順で表示され、同じ言語が複数ある場合は国または地域順で表示されます。