再編集ビデオで使用する情報パネルの作成

再編集ビデオで使用する情報パネルを作成することができます。エンドユーザがポインタをオーバーレイに合わせると、情報パネルが表示されます。情報パネルにはテキスト、画像、URL リンクを含めることができます。情報パネルは、再編集ビデオに付加価値を付けるため、再編集ビデオをインタラクティブにするため、および再編集ビデオをより魅力的にするための優れた方法です。

再編集ビデオで使用する情報パネルを作成するには、次の基本手順に従います。

  1. ロールオーバーキー識別子を入力します。再編集ビデオウィンドウでオーバーレイのプロパティインスペクタを開き、「ロールオーバーキー」フィールドに識別子名を入力します。識別子名は情報パネルにコンテンツを挿入するために使用されます。

    詳しくは、 ロールオーバーキー識別子の入力 を参照してください。

  2. 応答テンプレートのコードを作成します。応答テンプレートは、再編集ビデオの情報パネルの体裁を整えます。また、パネルに表示されるテキスト、画像、URL などのコンテンツのプレースホルダを提供します。

    詳しくは、 応答テンプレートのコードの作成 を参照してください。

  3. 再編集ビデオビューアプリセットで応答テンプレートを作成します。再編集ビデオビューアプリセットを作成または編集し、ビューアを設定画面で、情報パネルをアクティブ化し、応答テンプレートコードを入力します。

    詳しくは、 再編集ビデオビューアプリセットでの応答テンプレートの作成 を参照してください。

  4. TXT または UTF-16 ファイルを作成します。このファイルには、再編集ビデオの「ロールオーバーキー」フィールドの識別子名(手順 1 で入力した識別子)がリストされます。このファイルでは、応答テンプレートのプレースホルダを指定する方法を記述した HTML および XML コードが、識別子名ごとに提供されます。

    詳しくは、 情報パネルコンテンツを含む TXT または UTF-16 ファイルの作成 を参照してください。

  5. TXT または UTF-16 ファイルをアップロードます。ファイルは、Scene7 Publishing System にアップロードされます。アップロードされたファイルデータは、応答テンプレートで使用できるようになります。

    詳しくは、 TXT または UTF-16 ファイルのアップロード を参照してください。

  6. 情報パネルを公開します。再編集ビデオの情報パネルを Scene7 Publishing System に公開してアクティブ化します。詳細ビューで、情報パネル設定パネルを開き、「公開」ボタンをクリックします。

    詳しくは、 情報パネルの公開 を参照してください。

再編集ビデオのすべての情報パネルのコンテンツを持つマスター TXT または UTF-16 ファイルを維持することができます。情報パネルのコンテンツを更新するには、TXT または UTF-16 ファイルのコードを変更し、そのファイルを再読み込みします。この方法により、すべての再編集ビデオの情報パネルを集中管理して更新できます。ニーズが変化しても、それに合わせて情報パネルを使用して、顧客と引き続き効果的にコミュニケーションを取ることができます。

ロールオーバーキー識別子の入力

再編集ビデオ画面のプロパティインスペクタには、情報パネルの作成に使用する識別子を入力するためのロールオーバーキーフィールドが用意されています。このフィールドに識別子を入力すると、アセットオーバーレイを TXT または UTF-16 ファイルのコードと関連付けることができます。一方、このコードは情報パネルにコンテンツを提供します。

情報パネルで使用する識別子を入力するには、再編集ビデオ画面で次の手順に従います。

  1. 情報パネルを作成するシーンを選択します。

  2. シーンタイルをダブルクリックするか、レンチボタン をクリックして、プロパティインスペクタを開きます。

  3. オーバーレイアセットをクリックして、情報パネルに関連付けます。画像、グラフィックおよびキャプションなど、表示可能な任意のアセットオーバーレイを使用することができます。

  4. 「ロールオーバーキー」フィールドに識別子名を入力します。名前に空白文字を使用しないでください。

  5. 「保存」ボタンをクリックします。

情報パネルを作成する再編集ビデオのオーバーレイアセットそれぞれについて、この手順を繰り返します。

応答テンプレートのコードの作成

応答テンプレートコードは、情報パネルの体裁を整え、入力コンテンツのプレースホルダを提供します。

応答テンプレートは、変数の初期設定値と応答形式の 2 つの部分に分けることができます。変数の初期値は、ロールオーバーキーに値がなかった場合に使用されます。変数値は $1$,$2$,$3$,… の形に区切られます。応答テンプレートコードで使用される構文を次に示します。

<info><var name='1'></var> <var name='2'></var> <var name='3'>CompanyName/ImageID</var> <var name='4'></var><![CDATA[<b>Var 1</b> = $1$<br><b>Var 2</b> = $2$<br><b>Var 3<b> = $3$<br><b>Var 4</b> = $4$]]></info>

この URL は次のように区切られます。

$1$

$2$

$3$

$4$

<info><var name='1'></var> <var name='2'></var> <var name='3'>CompanyName/ImageID</var> <var name='4'></var><![CDATA[<b>Var 1</b> =

<br><b>Var 2</b> =

<br><b>Var 3</b> =

<br><b>Var 4</b> =

]]></info>

再編集ビデオビューアプリセットでの応答テンプレートの作成

ベストプラクティスとして、情報パネルを持つ再編集ビデオそれぞれに再編集ビデオビューアプリセットを作成し、そのプリセットに応答テンプレートを入力することをお勧めします。

ビューアプリセット画面で応答テンプレートを作成するには、次の手順に従います。

  1. 設定/ビューアプリセットをクリックします。

  2. 再編集ビデオビューアを追加または編集します。

    追加
    「追加」をクリックし、再編集ビデオビューアを追加します。ビューアプリセットを追加ダイアログボックスで、プラットフォーム選択し、再編集ビデオビューアを選択して、「追加」をクリックします。

    編集
    再編集ビデオビューアを選択し、「編集」をクリックします。

  3. 「情報パネルの設定」を選択します。

  4. 「情報サーバを使用」設定で「オン」を選択します。

    注意: 「オン」をクリックすると、「情報サーバの URL」フィールドに URL が表示されます。情報サーバ URL は変更しないでください。
  5. 「応答テンプレート」ボックスに、応答テンプレートコードを入力するか貼り付けます。

  6. 設定を選択または入力して、情報パネルの境界線を定義します。情報ヒントボタン をクリックすると、設定の説明が表示されます。

  7. 「保存」ボタンをクリックします(または、再編集ビデオビューアプリセットを編集している場合は、プリセット名を入力し、「名前を付けて保存」をクリックします)。

情報パネルコンテンツを含む TXT または UTF-16 ファイルの作成

Microsoft Excel® を使用して、先頭列にロールオーバーキー識別子名が格納され、それぞれの名前の右に応答テンプレートにプラグインされる変数コンテンツが格納されるスプレッドシートを作成します。変数コンテンツは、応答テンプレートの $1$,$2$,$3$,… 区分にマップされます。

詳しくは、 応答テンプレートのコードの作成 を参照してください。

適切に作成されたスプレッドシートは次の表のようになります。この例で、変数 1 は説明テキスト、変数 2 は画像のサムネール、変数 3 は情報パネルのリンク URL です。各行のデータは、該当するロールオーバーキーに関連付けられた情報パネルに何が表示されるかを示しています。

ロールオーバーキー識別子

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$2$

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データを入力したら、次の手順に従って、Excel で TXT ファイル(Windows® ユーザ)または UTF-16 ファイル(Mac® ユーザ)として保存します。

  1. ファイル/名前を付けて保存をクリックします。

  2. ファイルの種類メニューで「TXT(タブ区切り)」または「UTF-16」を選択します。

  3. 「保存」をクリックします。

TXT または UTF-16 ファイルのアップロード

Scene7 では、TXT および UTF-16 ファイルから情報パネルの変数データを取得します。このデータは応答テンプレートに挿入されます。TXT または UTF-16 ファイルデータを Scene7 Publishing System にアップロードするには、次の手順に従います。

  1. 再編集ビデオをダブルクリックして詳細ビューで開きます。

  2. 情報パネル設定パネルを選択します。

  3. 「アップロード」をクリックし、S7 Info アップロードダイアログボックスで、「参照」をクリックして TXT または UTF-16 ファイルを選択し、「開く」をクリックします。

  4. 「アップロード」をクリックします。

情報パネルの公開

再編集ビデオの情報パネルを Scene7 Publishing System に公開してアクティブ化します。公開すると、ビューアで再編集ビデオを再生するときに情報パネルが表示されます。

注意: 情報パネルを公開する前に、TXT または UTF-16 ファイルを「ロールオーバーキー」フィールドの識別子名でアップロードします。詳しくは、 TXT または UTF-16 ファイルのアップロード を参照してください。

情報パネルを公開するには、次の手順に従います。

  1. 再編集ビデオをダブルクリックして詳細ビューで開きます。

  2. 情報パネル設定パネルを選択します。

  3. 「応答 TTL」ボックスに、データをキャッシュするまでの時間数を入力します。

    • データが 1 日中頻繁に更新される場合は、数値を小さくします。

    • データの変更が比較的少なく、頻繁に更新する必要がない場合は、数値を大きくします。初期設定は 10 時間です。

  4. 「公開」をクリックします。