PDF ファイルのアップロード

eCatalog のもとになるファイルは、通常、Adobe PDF ファイルです。このファイルにはすべての画像情報だけでなく、フォント、ベクタグラフィックも含まれます。画像付きの eCatalog を作成することもできます。PDF ファイルをアップロードできる状態になったら、グローバルナビゲーションバーの「アップロード」ボタンを選択して、PDF のアップロードを開始します。

PDF ファイルの準備

PDF ファイルを Scene7 Publishing System にアップロードする前に、以下の手順に従って、PDF ファイルを準備してください。

  • アップロード作業を簡単にするために、アップロードするファイルをコンピュータまたはネットワークの同じフォルダに集めます。

  • ページの順番と同じになるように、英数字の順にファイルの名前を付けます。ページの順番に合わせておけば、ファイルをアップロードした後に正しい順番でページを並べやすくなります。

  • PDF ページの中にトンボやレジストレーションマーク、カラーバーなどの印刷マークが入っているかどうかを確認します。このようなマークが入っていると、文書を印刷するときにこのマークに沿ってページが切り抜かれるため、Web に eCatalog を掲載する前に削除しておく必要があります。Scene7 には、PDF ファイルのアップロード時に、マークに沿ってページを切り抜くオプションが用意されています。

  • eCatalog をキーワードで検索できるようにする場合は、PDF ファイルが画像化されていないかどうかを確認してください。画像化された PDF ファイルでは、検索語を抽出できなくなります。PDF ファイルが画像化されているかどうかを確認するには、PDF のテキストを選択できるかどうか試してみます。テキストを選択できない場合は、PDF は画像化されているため、eCatalog をキーワードで検索することはできません。

  • PDF ファイルは印刷を目的としたファイルなので、通常、CMYK 画像が含まれています。Scene7 Publishing System は、初期設定のままでも、CMYK 画像を検出し、内部的な CMYK カラープロファイルを使用して画像を変換します。ただし、必要に応じて、カスタムカラープロファイルを使用して CMYK 画像を変換することもできます。

    詳しくは、 ICC プロファイル を参照してください。

ベストプラクティスの PDF アップロードオプション

各アップロード方法について詳しくは、 ファイルのアップロード を参照してください。

アップロードするファイルを選択し、次の ベストプラクティス PDF オプションを選択します。

切り抜き
ページの中にトンボやレジストレーションマークのような印刷マークがある場合には、切り抜きメニューを選択して「手動」を選択します。ページの上下左右の端からそれぞれ切り抜くピクセル数を入力します。切り抜きマークは通常、マージンが 1/2 インチに設定されています。ppi の解像度を 150 に設定(推奨設定)した場合、「上」、「右」、「下」、「左」の各テキストボックスすべてに 75 を入力すると、マージンから 1/2 インチがトリミングされます(150 ppi を 1/2 インチでピクセルに換算すると 75 になるため)。

処理
処理メニューを選択し、「ラスタライズ」を選択します。すべてのページと画像を eCatalog で表示するためには、PDF ファイルをラスタライズする必要があります。

検索語を抽出(オプション)
eCatalog をビューアからキーワードで検索できるようにする場合は、このオプションを選択します。

複数ページの PDF から eCatalog を自動生成(オプション)
アップロード時に eCatalog を自動的に生成する場合は、このオプションを選択します。PDF ファイルを選択してから「ビルド」コマンドを選択しなくても、eCatalog 画面が開き、eCatalog で作業できるようになります。eCatalog の名前は、PDF ファイルの名前をもとに付けられます。

解像度
推奨の解像度は、150 ppi です。

カラースペース
「自動検出」が推奨の設定です。一般的に PDF のカラースペースは、印刷出力が目的の場合には CMYK、オンライン表示が目的の場合には RGB になります。PDF に両方のカラースペースが含まれている場合は、「RGB としてレンダリング」または「CMYK としてレンダリング」のいずれかを選択して、一方のカラースペースを選択できます。例えば、ページのグラフィックに CMYK カラースペースが使用され、ピクチャに RGB カラースペースが使用されている場合には、両方のカラースペースが PDF に含まれます。ICC プロファイルをアップロードしておくと、カラースペースメニューにその名前が表示され、選択して使用できます。

詳しくは、 ICC プロファイル を参照してください。

カラープロファイル
次の「カラープロファイル」オプションを選択します。
SRGB に変換
SRGB(Standard Red Green Blue)に変換します。Web ページに画像を表示する場合のカラースペースには SRGB が推奨されます。

オリジナルカラースペースを維持:
元のカラースペースが保持されます。

カスタム アップロード元 > アップロード先:
「変換前 :」と「変換後 :」のカラースペースを選択するためのメニューが開きます。標準の Photoshop カラースペースまたは Scene7 Publishing System にアップロードされたカラースペースを選択できます。

詳しくは、 ICC プロファイル を参照してください。

注意: すべての PDF オプションについて詳しくは、 PDF アップロードオプション を参照してください。