アセットの設計とタグ付け

Scene7 ではアセットライブラリのサンプルの eVideo コンテンツパネルに、オーディオ、背景、枠線、キャプション、エフェクト、グラフィック、トランジションおよびビデオのサンプルが用意されています。これらのサンプルアセットを使用できるほか、独自のアセットを作成して再編集ビデオで使用することができます。Adobe Flash オーサリングツール、Adobe Photoshop または Adobe Illustrator を使用して、独自のアセットを作成できます。アセットファイルは、Flash 9 以上、ActionScript 3 SWF ファイルとして公開します。

アセットを作成し、Scene7 にアップロードしたら、再編集ビデオアセットとしてタグ付けします。タグ付けしたアセットは、Scene7 で再編集ビデオアセットとして認識されます。(独自のエフェクトまたはトランジションは作成できません。この機能が必要な場合は、Scene7 テクニカルサポートにお問い合わせください)。

重要: 再編集ビデオで使用するアセットが、エンドユーザへのビデオ表示用として選択したビューアでどのように見えるかを考慮してください。最も重要な点は、どのアセットもきれいに表示されるようにするには、選択したビューアに高い解像度が必要になるということです。ビデオがビューアと同じ解像度であるのが理想的ですが、ビデオのほうが解像度が低くても再生は可能です。アセットの縦横比が選択したビューアの縦横比と一致するようにしてください。

アセットファイルタイプ

次の表に、再編集ビデオの作成に使用されるアセットファイルタイプを示します。

アセットタイプ

使用可能なファイルタイプ

オーディオ

MP3

背景色

GIF、PNG、SWF

枠線

GIF、PNG、SWF(枠線としてマーク)

キャプション

SWF(キャプションとしてマーク)

エフェクト

SWF(Scene7 のサンプルを使用)

グラフィック

GIF、JPG、PNG、SWF(SWF ファイルをオーバーレイとしてマーク)

トランジション

SWF(Scene7 のサンプルを使用)

ビデオ

FLV、F4V、MP4

重要: 再編集ビデオでは、Flash Player 9 以上、ActionScript 3 SWF ファイルを使用します。他のタイプの SWF は使用できません。
注意: Scene7 には、エフェクトファイルとトランジションファイルが用意されています。再編集ビデオで使用するためにこれらのファイルをアップロードすることはできません。エフェクトとトランジションは、再編集ビデオウィンドウのサンプルの eVideo コンテンツパネルに用意されています。独自のエフェクトおよびトランジションを設計する場合は、Scene7 テクニカルサポートにお問い合わせください。

枠線の設計とタグ付け

Adobe Flash Professional、Adobe Photoshop、Adobe Illustrator または Adobe Fireworks® を使用して、再編集ビデオの枠線を設計できます。Scene7 では、SWF ファイルの使用をお勧めします。PNG および GIF では、拡大/縮小されたときにぼやけたりモザイク化したりすることがあります。

  1. Adobe Flash Professional、Adobe Photoshop、Adobe Illustrator または Adobe Fireworks を使用して、次のガイドラインに従って枠線を作成します。

    • Flash 9 以上の SWF(静的またはアニメーション)形式、PNG 形式または GIF ファイル形式

    • SWF ファイルを ActionScript 3 に設定

    • 24 fps(フレーム/秒)

    • SWF ファイルのドキュメントクラスを参照しない

  2. アニメーションを作成します。作成はメインタイムラインでのみ行います。ビデオクリップ内にアニメーションをネストしないでください。

    枠線がステージの境界線に触れず、再編集ビデオでその間隔を維持したい場合は、ビューアプリセットのサイズの透明なムービークリップをすべてのレイヤーに置いてください。Scene7 は、ステージに収まるように枠線を拡大・縮小します。
  3. 枠線ファイルを Scene7 にアップロードして、詳細ビューで開きます。

  4. メタデータパネルを開き、SWF 形式を再編集メニューを開き、「枠線」を選択します。

キャプションの設計とタグ付け

  1. Adobe Flash Professional CS3 以上を使用してキャプションを作成し、Flash Player 9 以上の SWF ファイル形式で公開します。

    マルチバイトフォントはサイズが大きすぎて埋め込むことができないので、Scene7 はシステムフォントを使用してキャプションテキストを表示します。
  2. 動的テキストオブジェクトを追加して、キャプションを入力および表示できるようにします。プロパティパネルで、オブジェクト入力フィールドに名前を付けます。プロパティパネルでは、初期設定のフォント、カラーおよびサイズを設定できるほか、追加グラフィックを追加することができます。

  3. キャプションを Scene7 にアップロードして、詳細ビューで開きます。

  4. メタデータパネルを開き、SWF 形式を再編集メニューを開き、「Flash キャプション」を選択します。

オーバーレイグラフィックの設計とタグ付け

ベクタグラフィックを使用してオーバーレイを作成し、拡大・縮小時の画質を改善します。ビットマップ画像を使用する場合、Adobe では透明度に優れた PNG ファイルの使用をお勧めしますが、オーバーレイに JPG および GIF ファイルを使用することもできます。

  1. Adobe Flash Professional などのベクタグラフィックアプリケーションを使用して、次のガイドラインに従ってオーバーレイを作成します。

    • 透明なカンバスを含む、Flash Player 9 以上の SWF、JPG、GIF または PNG ファイル(透明度に優れた PNG を推奨)。

    • 24 フレーム/秒.

    • SWF ファイルのドキュメントクラスは参照できません。

    • メインタイムラインでアニメーションを作成します。ビデオクリップ内にアニメーションをネストしないでください。

  2. グラフィックファイルを Scene7 にアップロードして、詳細ビューで開きます。

  3. メタデータパネルを開き、SWF 形式を再編集メニューを開き、「オーバーレイ」を選択します。