ベストプラクティスのまとめ

ベストプラクティスとして、高画質と小さいファイルサイズの両方を達成するために、まずは次のパラメーターの組み合わせを使用します。

fmt=jpg&qlt=85,0&resMode=sharp2&op_usm=1.75,0.3,2,0

この設定の組み合わせによって、ほとんどの状況で良好な結果が得られます。

画像をさらに最適化する必要がある場合は、シャープ適用(アンシャープマスク)パラメーターを徐々に微調整します。そのために、まずは radius を 0.2 または 0.3 に設定します。次に、amount を 1.75 から最大 4(Photoshop での 400% に相当)の範囲で徐々に増やします。求められる結果が得られたかを確認します。

シャープの結果にまだ満足できない場合は、radius を小数単位で増やします。小数単位で増やすたびに、もう一度 amount を 1.75 から始め、徐々に 4 まで増やします。求められる結果が得られるまで、このプロセスを繰り返します。上記の値は、制作スタジオで検証されてきたアプローチですが、他の値から始めて、別の方法に従っても問題ありません。ユーザーが満足できる結果であるかどうかは主観的な問題であるので、構造化された実験が重要になります。

実験中は、ワークフローを最適化するために次の一般的な推奨事項が役に立つでしょう。
  • 様々なパラメーターをリアルタイムでテストします。その際には、Scene7 URL 上で直接テストするか、または調整操作のリアルタイムプレビューを表示する Scene7 Publishing System の画像調整機能を使用します。

  • ベストプラクティスとして、Scene7 画像サービングコマンドを画像プリセットとしてグループ化することができます。画像プリセットは基本的に、 $thumb_low$ &product_high$ などのカスタムプリセット名を付けた URL コマンドマクロです。URL パス内にカスタムプリセット名を指定すると、そのプリセットが呼び出されます。この機能により、Web サイト上での様々な画像使用パターンに関するコマンドおよび画質設定を管理でき、URL 全体の長さを短縮することもできます。

  • Scene7 には、画質を微調整するためのより高度な方法も備わっています。例えば、取り込み時に画像にシャープを適用できます。レンダリング結果をさらに微調整して最適化する高度な使用例については、アドビのプロフェッショナルサービスまでお問い合わせください。個々のお客様向けの情報とベストプラクティスを提供いたします。