TaskContext

タスクについての情報を含む複雑なデータ型です。TaskContext 値は、User サービスがタスクを作成するときに作成されます。TaskContext 値は、タスクアセットがレンダリングされる前に Prepare Data サービスに渡されます。値は、Prepare Data プロセスで使用するタスクについての情報を取得する場合に役立ちます(データ準備サービスについてを参照)。

XPath 式を使用してアクセスできるデータについて詳しくは、データ項目を参照してください。

TaskContext 値には、設定するデフォルトのプロパティはありません。

データ項目

TaskContext 値には、次の値が格納されます。値は、TaskContext 値が関連付けられるタスクについての情報を表します。

actionInstanceId

タスクを生成したサービス操作の実行時インスタンスの一意の ID を表す string 値です。

assignedUser

タスクを割り当てたユーザーを表す User 値です。

assignedUserId

タスクを割り当てられたユーザーの一意の ID を表す string 値です。

classOfTask

タスクの種類を表す string 値です。次の値を指定できます。

Multi:
Create Multiple Tasks 操作によってタスクが生成されました。

Standard:
User 2.0 サービスの Assign Task 操作によってタスクが作成されました。

Standard_LC8:
User 1.0 サービスの Assign Task 操作によってタスクが作成されました。タスクは、LiveCycle 環境で実行されている既存のプロセスによって作成されました。

createTime

タスクが作成された日時を表す dateTime 値です。

description

タスクを生成した Assign Task 操作または Assign Multiple Tasks 操作の Description プロパティのテキストを表す string 値です。

formURL

タスクで使用されるアプリケーションアセットのパスを表す string です。タスクを生成した Assign Task 操作または Assign Multiple Tasks 操作の Presentation And Data プロパティの値によって、formURL の値が決定されます。

  • Use An Application Asset オプションが選択されている場合、この値は Asset プロパティで指定されたパスになります。

  • Use A Document Variable オプションが選択されている場合、この値は null です。

inputDocument

タスクのプレゼンテーションアセットとして使用されるドキュメントを表す document 値です。タスクを生成した Assign Task 操作または Assign Multiple Tasks 操作の Presentation And Data プロパティの値によって、inputDocument の値が決定されます。

  • Use A Document Variable オプションが選択されている場合、この値は Variable プロパティに指定されている変数の値となります。

  • Use An Application Asset オプションが選択されている場合、この値は null です。

isDraft

タスクを割り当てられた Workspace ユーザーがタスクのドラフトコピーを保存しているかどうかを示す boolean 値です。ユーザーがドラフトコピーを保存している場合、値は true です。ユーザーがドラフトコピーを保存していない場合、値は false です。

isTaskActive

タスクがアクティブであるかどうかを示す boolean 値です。値 true は、タスクがアクティブであることを示します。値 false は、タスクが完了していることを示します。

processInstanceId

タスクが属するプロセスインスタンスの一意の ID を表す long 値です。

processName

プロセスの名前を表す string 値です。この値は、プロセスの Name プロパティの値と同じです。

routeList

Assign Task 操作または Assign Multiple Tasks 操作に設定されたユーザーアクションの名前のコンマ区切りのリストを表す string 値です。例えば、操作に action1 および action2 という名前の 2 つのユーザーアクションがある場合、routeList の値は action1,action2 となります。

runtimeMap

Workspace に提供される実行時情報を表す string 値の mapです。マップには、次の役立つキーが含まれています。

acrobatVersion:
ユーザーがインストールしている Acrobat のバージョンです。

acroClientType:
Acrobat や Adobe Reader などの、PDF ドキュメントを開くためにユーザーが使用するクライアントソフトウェアです。

httpHeaders:
LiveCycle サーバーの Workspace に送信されるメッセージに含まれている HTTP ヘッダーです。

relativeTargetUrl:
/workspace-server/submit などの、ターゲット URL のうち IP アドレスの後に続く部分です。

targetUrl:
HTTP メッセージが送信される URL です。例えば、JBoss 上の LiveCycle サーバーに送信する場合の targetURL の値は http://192.168.0.20:8080/workspace-server/submit です。

userAgent:
タスクを開くために使用されているブラウザーについての情報です。
runtimeMap データ項目を使用して、Prepare Data プロセスからカスタムの Render プロセスにデータを渡します(データ準備サービスについてを参照)。

selectedRoute

タスクを完了するためにユーザーが選択するユーザーアクションの名前を表す string 値です。タスクが完了するまでの間、この値は null です。

serverReplyEmail

LiveCycle サーバーに設定された電子メールアドレスを表す string 値です。

stepName

タスクを生成したプロセスダイアグラム上の操作の名前を表す string 値です。この値は、操作の Name プロパティの値と同じです。

taskId

タスクの一意の ID を表す long 値です。

taskInstructions

タスクで提供されている手順を表す string 値です。この値は、タスクを生成した Assign Task 操作または Assign Multiple Tasks 操作の Task Instructions プロパティの値と同じです。

taskStatus

タスクのステータスを表す short 値です。これは読み取り専用の値であり、次のいずれかの数値となります。

1:
タスクが作成されています。

2:
タスクが作成され、保存されています。このステータスは、ユーザーが Workspace の開始プロセスページからタスクを開き、ドラフトを保存したときに割り当てられます。

3:
タスクがユーザーに割り当てられています。

4:
ユーザーがタスクをドラフトとして保存しました。

100:
タスクが完了しています。

101:
デッドラインが発生したので、タスクが完了しました。

102:
管理コンソールを使用して手動で終了されたので、タスクが完了しました。

variationInputs

Guide のバリエーションを設定するために使用するプロパティと値のペアを表す string 値の map です。マップのキーはバリエーションの入力プロパティの名前で、関連する値はプロパティの値です。値は、Assign Task 操作または Assign Multiple Tasks 操作の Presentation And Data プロパティで設定されます。Guide のバリエーションが使用されない場合、この値は null です。

variationName

使用する Guide のバリエーションの名前を表す string 値です。Assign Task 操作または Assign Multiple Tasks 操作の Presentation And Data プロパティでバリエーションが選択されていない場合、この値は null です。