スタートポイントを使用するプロセスの開始

注意: 2012 年 3 月 10 日から、アドビでは Adobe® Livecycle® ES のガイド機能を非推奨とします。ガイド機能は、アップグレード目的でのみ使用でき、今後 2 回のメジャーリリースの後で製品から削除されます。

スタートポイントは、プロセスの呼び出しを表し、プロセスダイアグラムに最初の項目として表示されます。

スタートポイントでは、次のツールを使用してプロセスを呼び出すことができます。

Workspace:
ユーザーは、「Start」ページからフォームまたはガイドを開いてタスクを作成します。プロセスは、ユーザーがタスクを送信すると呼び出されます。通常、Workspace スタートポイントは人間中心のプロセスの呼び出しに使用されます。

Mobile デバイス:
ユーザーは、Adobe LiveCycle Mobile アプリケーションからガイドを開いてタスクを作成します。プロセスは、ユーザーがタスクを送信すると呼び出されます。通常、Adobe LiveCycle Mobile スタートポイント (非推奨) は人間中心のプロセスの呼び出しに使用されます。

電子メール:
ユーザーは、LiveCycle サーバーに電子メールを送信してプロセスを呼び出します。プロセスが入力としてドキュメント値を要求する場合は、値を添付ファイルとして指定できます。文字列、数値およびブール値も呼び出し時に指定できます。その他の複合値、リスト値またはマップ値は電子メールを使用して指定できません。

監視フォルダー:
ユーザーは、監視フォルダーにファイルまたはフォルダーをコピーして、プロセスを呼び出します。
  • 監視フォルダーにコピーされた各ファイルがプロセスを呼び出します。ファイルはドキュメント変数の入力として使用されます。

  • 監視フォルダーにコピーされた各フォルダーがプロセスを呼び出します。フォルダー内の各ファイルは、入力として要求されるドキュメント値にマップされます。

    注意: 文字列、数値およびブール値も呼び出し時に指定できます。その他の複合値、リスト値またはマップ値は監視フォルダーを使用して指定できません。

カスタム LiveCycle クライアントソフトウェア:
Java アプリケーションおよび Web サービスアプリケーションと、Flex で構築されたアプリケーションは、プロセスを呼び出すことができます。これらのアプリケーションによって呼び出されるプロセスへの入力として、カスタムクライアントソフトウェアは任意のデータ型の値を提供できます。プログラムスタートポイントにより、クライアントソフトウェアはプロセスを呼び出すことができます。

スタートポイントが含まれないプロセスは、他のプロセスによってのみ呼び出すことができます。

プロセスダイアグラムのスタートポイントは、LiveCycle の一部であるサービスのエンドポイントと同じものです。プロセスがデプロイされると、LiveCycle サーバーはプロセス用のサービスを作成します。サーバーは、プロセスに含まれるスタートポイント用のサービスのエンドポイントも作成します。エンドポイントにより、サービスの呼び出しが可能になります。

エンドポイントは、管理コンソールを使用して作成することもできます。

  • 管理コンソールを使用して作成したエンドポイントは、プロセスダイアグラムにスタートポイントとして表示されません。

  • プロセスのスタートポイントを変更しても、管理コンソールを使用して作成したエンドポイントには影響がありません。

  • プロセススタートポイントから作成したエンドポイントは、管理コンソールを使用して変更できます。ただし、プロセスを再デプロイすると、管理コンソールを使用して適用した設定がスタートポイントの設定によって上書きされます。

プロセスを初めて作成するときに、New Process ウィザードを使用してスタートポイントを追加できます。プロセスダイアグラムにスタートポイントを追加するには、次の手順に従います。必要に応じてスタートポイントをいくつでも追加できます。スタートポイントを追加した後で、それを設定します。

注意: イベントは、プロセスの開始理由となるイベントをリスニングするスタートポイントとして設定することもできます。

スタートポイントの追加と設定:

  1. スタートポイントアイコンをプロセスダイアグラムにドラッグします。

  2. スタートポイントのタイプを選択して追加し、「OK」をクリックします。

  3. スタートポイントをクリックし、プロセスのプロパティビューでプロパティの値を指定します。