LiveCycle ES(8.x)プロセスの書き出しと読み込み

既存作業のバックアップコピーを作成したり共有したりするために、LiveCycle ES(8.x)で作成されたプロセスを書き出しおよび読み込みます。

プロセスの書き出しとプロセスの読み込みでは、そのプロセスのみが別のサーバーに移動します。プロセスは XML 形式で書き出されます。拡張子 .process のファイルには、プロセス定義のみが含まれます。関連するアセットは、手動で書き出しおよび読み込みする必要があります。

プロセスを移動する場合は、LiveCycle アーカイブファイルを作成することをお勧めします。ただし、次のような理由により、プロセスを書き出しおよび読み込みすることができます。

  • アクティベートされていないプロセスを書き出しおよび読み込みする場合。

  • プロセスのみ(関連するアセットは含まない)を移動する場合。

プロセスの書き出し

LiveCycle ES(8.x)プロセスを書き出すと、プロセス定義ファイルが作成されます。このファイルには、ビジネスプロセスの電子的な定義と、ビジネスプロセスの自動化方法に関する情報が格納されます。プロセスをファイルに保存すると、別のコンピューターに移動できます。

書き出すファイルの名前には、[process name].process(process name は、書き出すプロセスの名前)というパターンを使用します。

プロセスの書き出し:

  1. Window/Show View/Processes を選択します。

  2. プロセスを右クリックし、「Export Process」を選択します。

  3. Export Process As ダイアログボックスの「File Name」ボックスで、名前を入力するか、デフォルト名を受け入れます。

  4. 書き出しファイルを保存するフォルダーを選択し、「Save」をクリックします。

プロセスの読み込み

プロセス定義ファイルからプロセスを読み込めます。プロセスバージョンのプロパティが有効であるようにするため、プロセスの読み込み先となる環境は、書き出し元の環境と類似している必要があります。したがって、プロセスを読み込む前に、次の作業を実行してください。

  • プロセスが使用するコンポーネントおよびサービスが利用可能であることを確認します。

  • 操作プロパティで使用する式が有効なアセットを参照していることを確認します。

  • 使用するサブプロセスがアクティベーション済みで実行中であることを確認します。

重要: JDBC、FTP、電子メール、LDAP、グループ、ユーザーおよびデータソースの設定は、プロセスの読み込み先となる環境で異なっていてもかまいません。例えば、環境内に存在しないユーザーまたはグループにタスクを割り当てるための AssignTask 操作が含まれているプロセスを読み込むことができます。プロセスの読み込み先となる環境内でプロセスが機能するには、AssignTask 操作プロパティの変更が必要になることがあります。

プロセスの読み込み:

  1. Select File/Import を選択します。

  2. General/File System をクリックし、「Next」をクリックします。

  3. 「Browse」をクリックし、プロセス定義ファイルを格納するフォルダーを選択します。

  4. 右側のウィンドウで、プロセス定義ファイルの横にあるボックスをクリックします。複数のファイルを選択できます。

    特定のファイルの種類のみを表示するには、「Filter Types」をクリックし、そのファイルの種類を選択します。
  5. 「Into Folder」ボックスの横にある「Browse」をクリックし、プロセスの読み込み先となるアプリケーションバージョンを選択します。

  6. 読み込んでいるアイテムと名前および位置が同じファイルをアプリケーションで置き換えるには、「Overwrite Existing Resources Without Warning」を選択します。このオプションを選択しない場合は、同じ名前のファイルが読み込まれるときに、置き換えるかどうかを指定します。

  7. 「Finish」をクリックします。