操作の順序

1 つのドキュメントに対して暗号化、認証方法、および使用権限の適用を組み合わせて使用する場合は、次に示す順序で行う必要があります。これらのサービスは、短時間のみ有効なプロセス内で呼び出す必要があります。

  1. ドキュメントに暗号化（Encryption サービス）またはポリシー（Rights Management サービス）を適用する処理は、そのドキュメントに電子署名（Signature サービス）を適用する前に実行します。電子署名によって、署名を適用した時点のファイルの状態が記録されます。署名を適用した後にドキュメントの暗号化またはポリシーの適用を行うと、ファイルのバイト数が変わり、署名は無効になります。

  2. 使用権限を設定する（Reader Extensions サービス）前に、PDF ドキュメントを認証します（Signature サービス）。使用権限を適用した後にドキュメントを認証すると、使用権限の署名が無効となるので、ドキュメントから使用権限が削除されます。

  3. 使用権限を設定した後に PDF ドキュメントに電子署名します（Signature サービス）。使用権限を適用した後に PDF ドキュメントに署名しても、使用権限の署名は無効になりません。

また、PDF ドキュメントを暗号化して、ポリシーを同じ PDF ドキュメントに適用することはできません。同様に、暗号化された PDF ドキュメントにポリシーを適用することはできません。