プログラムから Repository サービス API を使用して ECM にアクセスするには、管理者が適切な ECM リポジトリサービスプロバイダーを選択する必要があります。ECM コネクタサービスのセットアップについて詳しくは、LiveCycle ES4 ドキュメントのページで、使用しているアプリケーションサーバーに固有のインストールドキュメントを参照してください。
リポジトリプロバイダサービスを使用したプロセスを開発するときには、ECM コンテンツリポジトリへのリソース URL を指定できます。この URL は、Forms サービスなどのサービスに関連付けられたプロパティで指定します。また、Forms サービス API を使用してリソース URL を指定することもできます。
注意: Connector for IBM Content Manager では、リポジトリプロバイダーサービスは現在サポートされていません。
Repository サービス API を使用して ECM コンテンツリポジトリにアクセスし、プログラムを使用して情報の保存と取得を行うこともできます。例えば、アプリケーションの処理の一環としてファイルが必要な場合、ECM コンテンツリポジトリに格納されているファイルのリストまたは特定のファイルを取得できます。
プロセスでコンテンツリポジトリコネクタサービスを使用して、ECM コンテンツリポジトリのコンテンツオブジェクトとやり取りすることができます。プロセスでこのサービスを使用するときには、以下のようなタスクを実行できます。
ユーザーが定義したコンテンツリポジトリ(リポジトリプロバイダーで使用されるものとは別のリポジトリ)にアクセスします。
プロセスの後続の手順で別のサービスによって使用される可能性のあるコンテンツリポジトリからコンテンツとその属性を取得します。
プロセスの後続の手順で別のサービスによって作成されるコンテンツリポジトリのコンテンツとその属性を保存します。
使用可能なカスタムデータモデルのリストをコンテンツリポジトリから取得し、プロセス変数をコンテンツリポジトリのコンテンツ属性にマップします。
(LiveCycle Connector for Microsoft SharePoint のみ)LiveCycle のサービスを使用する SharePoint ワークフローを作成および開始します。
(LiveCycle Connector for Microsoft SharePoint のみ)ドキュメントを Adobe PDF 形式に変換し、使用権限を適用し、Adobe Reader の追加機能を有効にします。
LiveCycle Connector for Microsoft SharePoint には、以下の機能が用意されています。
SharePoint 内部から承認プロセスなどの LiveCycle プロセスを呼び出す機能
ドキュメントを Adobe PDF に変換する機能と、PDF 形式またはネイティブ形式でファイルの権限を管理する機能
LiveCycle のサービスを利用する SharePoint ワークフローを作成して開始する機能
PDF ファイルに使用権限を適用して Adobe Reader の追加機能を有効にする機能
SharePoint ワークフローの内部から LiveCycle プロセスの実行を自動化する機能
SharePoint 2010 の内部から割り当て済み LiveCycle タスクを管理し、新しいタスクを要求できる機能
LiveCycle フォームを SharePoint Server 2010 と統合し、SharePoint をフォームデータのリポジトリとして効率的に使用できるようにする機能
これらのサービスを使用するプロセスの開発について詳しくは、Workbench ヘルプを参照してください。プログラムでこれらのサービスとインタラクティブな操作を行うクライアントアプリケーションの開発について詳しくは、『Programming with LiveCycle 』を参照してください。LiveCycle プロセスを起動し、LiveCycle アクションを実行するように SharePoint サイトを設定する方法について詳しくは、LiveCycle ES4 ドキュメントのページで、お使いのアプリケーションサーバーに固有のインストールドキュメントを参照してください。
管理コンソールを使用して、ECM コンテンツリポジトリへのデフォルトの接続を設定し、リポジトリサービスプロバイダーを変更して、別の ECM 固有のデフォルト設定を指定します(詳しくは、LiveCycle 管理コンソールヘルプを参照してください)。
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