7.5 WebLogic 管理対象サーバー

LiveCycle アプリケーションは、ドメイン内の管理対象サーバーにデプロイする必要があります。管理サーバーは管理タスク専用にしてください。サーバードメイン、管理サーバーおよび管理対象サーバーの作成方法について詳しくは、WebLogic の製品マニュアルを参照してください。

注意: 64 ビット Java を使用して WebLogic Administration Server を起動する必要があります。startWeblogic.sh スクリプトを使用して WebLogic Administration Server を起動する前に、環境に JAVA_OPTIONS=-d64 が設定されていることを確認してください。
注意: 次の手順では、デフォルトプロパティに必要な変更について説明します。明記されていないプロパティについては、既存の設定を使用してください。各画面について詳しくは、WebLogic Server Administration Console の WebLogic のヘルプを参照してください。

7.5.1 ノードマネージャーの起動

この章の残りの節に進む前に、ノードマネージャーを起動する必要があります。

  • 新しいコマンドプロンプトで、[appserver root]\server\bin ディレクトリに移動して、該当するコマンドを入力します。

    (Windows)startNodeManager.cmd

    (UNIX)./startNodeManager.sh

    注意: Windows で、ノードマネージャーを Windows サービスとしてインストールした場合は、ノードマネージャーサービスを開始する必要があります。それ以外の場合は、コマンドラインオプションを使用してノードマネージャーを起動します。

7.5.2 新しい WebLogic 管理対象サーバーの作成

  1. WebLogic Administration Server がまだ実行されていない場合は、コマンドプロンプトで [appserverdomain] ディレクトリに移動して、該当するコマンドを入力します。

    • (Windows)startWebLogic.cmd

    • (Linux および Solaris)./startWebLogic.sh

  2. WebLogic Server Administration Console にアクセスするには、Web ブラウザーの URL 行に http://[host name]:7001/console と入力します。

  3. この WebLogic 設定の作成時に使用したユーザー名とパスワードを入力して、「Log In」をクリックします。

  4. Change Center で、「Lock & Edit」をクリックします。

  5. 「Domain Structure」で、EnvironmentServers をクリックし、右側のウィンドウで「New」をクリックします。

  6. Create New Server ページの「Server Name」ボックスに、管理対象サーバーの名前(server1 など)を入力します。

  7. Server Listen Address」ボックスに、コンピューター名または IP アドレスを入力します。

    注意: アプリケーションサーバーを設定する場合と、 Configuration Manager の実行時にデータベースを初期化する場合にも同じ値を使用する必要があるので、この値(デフォルトは localhost)を控えておいてください。
  8. Server Listen Port」ボックスに、現在使用中でないポート番号(8001 など)を入力します。ポート 7001 は既に管理サーバーに使用されています。

  9. Finish」をクリックし、「Activate Changes」をクリックします。

  10. Change Center で、「Lock & Edit」をクリックします。

  11. 「Domain Structure」で、EnvironmentMachines をクリックし、右側のウィンドウで「New」をクリックします。

  12. Create New Machine ページの「Name」ボックスにマシン名を入力し、使用しているオペレーティングシステムを「Machine OS」リストから選択し、「OK」をクリックします。

  13. EnvironmentServers をクリックし、作成した管理対象サーバーの名前をクリックします。

  14. Machine」リストで、作成したマシンを選択します。

  15. リスンポートが手順 8 で入力したポート番号と同じであることを確認します。

  16. Save」をクリックします。

7.5.3 メモリ設定

Solaris では、Configuration Manager で WebLogic 用の 「Maximum Heap Size」 が設定されないため、WebLogic Server Administration Console を使用して LiveCycle を手動で設定する必要があります。

注意: LiveCycle ES4 Service Pack 1 以降にアップグレードし、Oracle JDK 1.7 On Red Hat Enterprise Linux を使用する予定の場合は、この設定を行います。
  1. 「Configuration」タブで、「Server Startタブをクリックします。

  2. 「Arguments」ボックスに、次に示す適切なテキストを入力して、管理対象サーバーのメモリサイズを設定します。

    • -XX:MaxPermSize=512m

  3. Save」をクリックし、「Activate Changes」をクリックします。

7.5.4 WebLogic 上の管理対象サーバーのメモリ設定

  1. [WL_HOME]\user_projects\domains\[appserverdomain]\bin ディレクトリに移動します。

  2. テキストエディターで次のファイルを編集します。

    • (Windows)setDomainEnv.cmd

    • (Linux および Solaris)setDomainEnv.sh

  3. WLS_MEM_ARGS_64BIT=-Xms256m -Xmx512m という行を探して、WLS_MEM_ARGS_64BIT=-Xms256m -Xmx1024m に変更します。

  4. -XX:MaxPermSize=256m という行を探して、XX:MaxPermSize=512m に変更します。

    注意: 64 ビット JVM for Solaris の場合のみ、MaxPermSize パラメーターを設定する必要があります。
    注意: LiveCycle ES4 Service Pack 1 以降にアップグレード、Oracle JDK 1.7 with Red Hat Enterprise Linux を使用する予定の場合は、MaxPermSize を設定します。
  5. 変更内容を保存してファイルを閉じます。