アドビにより事前設定された JBoss が、LiveCycle データを格納している MySQL データベースに接続できるようにするには、データソースファイルを作成して、LiveCycle のデプロイ先となる JBoss のインスタンスにデプロイする必要があります。
5.4.1.1 adobe-ds.xml ファイルの編集MySQL データソースを設定する前に、4.6 MySQL データベースの作成の説明に従って、データベースを MySQL に作成しておく必要があります。
テキストエディターで [appserver root]/server/lc_mysql/deploy/adobe-ds.xml ファイルを開き、IDP_DS と EDC_DS の両方について次の行を検索します。
<connection-url>jdbc:mysql://localhost:3306/adobe</connection-url>
<driver-class>com.mysql.jdbc.Driver</driver-class>
<security-domain>MySqlDbRealm</security-domain>
次のテキストをデータベースに固有の値に置き換えます。
localhost:データベースをホストするコンピューターの名前、IP アドレスまたは完全修飾パス。デフォルトは localhost です。
3306:データベースへのアクセスに使用するポート。デフォルトのポートは 3306 です。
adobe:データを格納しているデータベースの名前。デフォルト値 adobe をデータベースの名前に置き換えます。
<connection-url> 設定に続く行で、user-name および password 設定を探し、デフォルト値を、アプリケーションサーバーがデータベースにアクセスするために使用するユーザー名とパスワードに置き換えます。
データソース接続の最小値と最大値が次のように設定されていることを確認します。
IDP_DS の場合:
<min-pool-size>1</min-pool-size>
<max-pool-size>30</max-pool-size>
EDC_DS の場合:
<min-pool-size>1</min-pool-size>
<max-pool-size>20</max-pool-size>
注意: LiveCycle サーバーで処理する負荷が大きい場合は、JDBC 接続の最大数を増やして、すべてのジョブが確実に処理されるようにします。そのような場合は、IDP_DS と EDC_DS の両方で <max-pool-size> を 50 以上に増やします。
ファイルを保存して閉じます。
5.4.1.2 mysql-ds.xml ファイルの編集MySQL データベースと共に LiveCycle を実行する場合は、MySQL を JBoss のデフォルトのデータソースに設定する必要があります。この手順では、MySQL JDBC ドライバーが [appserver root]/server/lc_mysql/lib ディレクトリにインストールされていることを前提としています。
[appserver root]/server/lc_mysql/deploy/mysql-ds.xml ファイルをテキストエディターで開き、<local-tx-datasource> エレメントを MySQL の接続設定の内容に変更します。
<jndi-name>DefaultDS</jndi-name>
<connection-url>jdbc:mysql://localhost:3306/adobe/</connection-url>
<driver-class>com.mysql.jdbc.Driver</driver-class>
<security-domain>MySqlDbRealm</security-domain>
次のテキストをデータベースに固有の値に置き換えます。
localhost:この値を、データベースをホストするサーバーの名前に置き換えます。
3306:この値を、データベースサーバーのポート番号に置き換えます。
adobe:この値を、LiveCycle に接続するデータベースに置き換えます。
<connection-url> 設定に続く行で、user-name および password 設定を探し、デフォルト値を、アプリケーションサーバーがデータベースにアクセスするために使用するユーザー名とパスワードに置き換えます。
ファイルを保存して閉じます。
5.4.1.3 login-config.xml ファイルの編集[appserver root]/server/lc_mysql/conf/login-config.xml ファイルをテキ トエディターで開き、<policy> エレメント内の次のコードを変更します。
<application-policy name="MySqlDbRealm">
<authentication>
<login-module
code="org.jboss.resource.security.SecureIdentityLoginModule" flag
= "required">
<module-option name="principal">adobe</module-option>
<module-option name="userName">adobe</module-option>
<module-option name="password">adobe</module-option>
<module-option
name="managedConnectionFactoryName">jboss.jca:service=LocalTxCM,
name=Default DS </module-option>
</login-module>
</authentication>
</application-policy>
太字のテキストをデータベースに固有の値に置き換えて、アプリケーションサーバーがデータベースにアクセスできるようにします。
ファイルを保存して閉じます。
JBoss を起動します。
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