この節で説明しているスクリプトのいずれかを実行して DB2 データベースを作成します。このスクリプトは、1 GB のメモリをデータベースに使用するシステムに合わせたものです。システムのデータベース用に割り当てられているメモリ容量がこれより少ない場合、システム設定の調整について詳しくは、DB2 のドキュメントを参照してください。LiveCycle は、DB2 と WebSphere および WebLogic の組み合わせをサポートしています。
アプリケーションサーバーでデータソースを設定する場合は、次の情報が必要です。
5.5.1 DB2 ユーザーアカウントLiveCycle では、専用のシステムデータベースアカウントが必要です。アカウントがスキーマ所有者の場合は、それ以外の権限は必要ありません。スキーマ所有者は、スキーマ内の任意のオブジェクトを変更、作成、破棄できます。アカウントがスキーマ所有者ではない場合は、スキーマの権限 ALTERIN、CREATEIN、DROPIN が必要です。さらに、ユーザーは DB2USERS グループに属している必要があります。
DB2 ユーザーアカウントは、製品のインストール時とシステムの実行時の両方にテーブルを作成するために、スキーマ所有者の権限を持つ必要があります。アプリケーションサーバーによっては、データベースユーザーとスキーマに対して、データベースを内部で使用するための要件が追加される場合があります。
ユーザーアカウントの作成について詳しくは、DB2 のドキュメントを参照してください。
注意: ユーザー名は、AIX、Linux または Solaris 上にデプロイする場合は 8 文字以下に、Windows の場合は 12 文字以下にする必要があります。
5.5.2 DB2 データベースの作成注意: 次のテキストには、改行が含まれています。このドキュメント以外の場所にこのテキストをコピーする場合は、改行を削除してください。
-- Create a database, using a custom USERSPACE1 definition
-- Configures the database for typical LC use. For large number of connections, add:
-- num_remote_apps
-- to the AUTOCONFIGURE section
-- To use: Globally replace (case sensitive) DB_NAME with the name of the database to be created.
-- Modify the FILE locations based on system configuration
-- Note: The size of the file has to be specified in pages (4K pages in this case) when used as part of the create database command
create database DB_NAME using codeset utf-8 territory default
USER TABLESPACE MANAGED BY DATABASE USING (FILE'C:\Db2\DB_NAME\DATA_4K_1.db2' 8192) AUTORESIZE YES
AUTOCONFIGURE using workload_type mixed isolation CS admin_priority performance apply DB and DBM;
-- Create required buffer pools. Let the DB manage the sizes based on load.
-- Creates 8K pool for LC
-- Let DB2 manage the sizes based on usage patterns
connect to DB_NAME;
CREATE BUFFERPOOL DB_NAME_BP8K IMMEDIATE SIZE AUTOMATIC PAGESIZE 8192;
ALTER BUFFERPOOL IBMDEFAULTBP IMMEDIATE SIZE AUTOMATIC;
connect reset;
-- Create required tablespaces for tables requiring 8K and 32K pools.
connect to DB_NAME;
-- 8K tablespace used by a number of tables.
-- Note that the majority of data is stored in the 4K tablespace (created as part of the databse create)
CREATE TEMPORARY TABLESPACE DB_NAME_TEMP_8K IN DATABASE PARTITION GROUP IBMTEMPGROUP PAGESIZE 8192 MANAGED BY SYSTEM
USING ('C:\Db2\DB_NAME\TEMP_8K') PREFETCHSIZE AUTOMATIC BUFFERPOOL DB_NAME_BP8K;
-- Start off large enough to allow a reasonable test to run without needing to extend the space
-- Should be modified to fit expected usage patterns
CREATE LARGE TABLESPACE DB_NAME_DATA_8K IN DATABASE PARTITION GROUP IBMDEFAULTGROUP PAGESIZE 8192 MANAGED BY
DATABASE USING (FILE'C:\Db2\DB_NAME\DATA_8K.db2'1G)
PREFETCHSIZE AUTOMATIC BUFFERPOOL DB_NAME_BP8K AUTORESIZE YES INCREASESIZE 1 G;
commit work;
connect reset;
deactivate database DB_NAME;
activate database DB_NAME;
スクリプトを次のように変更します。
dbname および DBNAME のインスタンスを、使用する LiveCycle データベースの名前に置き換えます。
同じホストに複数のデータベースインスタンスを作成する場合、総物理メモリの 10% 以下のバッファープールサイズを使用して、各データベースインスタンスに対して一意の名前のバッファープールを作成します(BP8K_1 など)。例えば、物理メモリが 1 GB のマシンでは、合計のバッファープールサイズが 100 MB(「SIZE 100000」)以下となるようにします。
DB2_root を、DB2 がインストールされているルートディレクトリへのパスに置き換えます。
コマンドに改行が含まれていないことと、各コマンドがセミコロン(;)で終了していることを確認します。
次の行の 9000 を、データベースのサイズに基づいて変更します。
(FILE'DB2_root\DBNAME_DATA'9000)
この値は、データベースを初期化するのに必要な最小ページ数を指定します。データベースを初期化した後に、DB2 管理ツールを使用してこの値を変更することもできます。
テキストファイルを DB2 コマンドラインプロセッサーがアクセスできる場所に保存します。
DB2 コマンドプロンプトを開き、次のコマンドを入力してスクリプトを実行します。
db2 -tf <path_to_script_file>/<script_file_name>
5.5.3 DB2 の同時使用対応の設定DB2 Control Center を開きます。
DB2 Control Center のオブジェクトツリーで、「All Databases」をクリックします。
LiveCycle 製品用に作成したデータベースを右クリックし、「Configuration Advisor」をクリックします。
Configuration Advisor ウィザードの手順に従い、次のプロパティを設定します。
DB2 のプロパティ
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必要な値
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Workload type
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Mixed
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Average number of SQL transactions per unit of work
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10 未満
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Database Administration Priority
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Faster transaction performance
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Populated Database
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データベースインスタンスの現在の状態に従って設定します。Configuration Manager によって初期化されていない場合、インスタンスは設定されません。
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Isolation Level
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Read Committed
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「Finish」をクリックします。
5.5.4 新規データベースへのユーザーの追加IBM Control Center にログインします。
[database_name]/User and Group Objects/DB Users をクリックします。
「Add User」を選択してユーザーを選択します。
「Authorities」で、「Connect to database」、「Create tables」および「Database administration authority」を選択し、「Apply」を選択します。
「OK」をクリックします。
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