MySQL ツールを使用して、LiveCycle で使用する MySQL 5 データベースを作成し、データベースに接続する際にアプリケーションサーバーで使用する MySQL ユーザーアカウントを作成します。また、MySQL データベースサーバーの設定も変更する必要があります。データベースおよびユーザーアカウントの作成について詳しくは、MySQL のマニュアルを参照してください。LiveCycle は、MySQL 5 と JBoss の組み合わせをサポートしています。
注意: MySQL では、ユーザー名やパスワードで特殊文字やスペースの使用はサポートされません。ユーザー名とパスワードがこの制限に従っていることを確認してください。また、Scheduler のエラーを避けるために MySQL データベース名ではハイフン(-)を使用しないでください。
注意: グラフィカルユーザーインターフェイス(GUI)を使用して、MySQL でデータベーススキーマおよび新規ユーザーを設定する場合は、MySQL Administrator ツールをインストールする必要があります
MySQL データベースをインストールするときに、MYSQL UI の Variables セクションで UTF-8 文字エンコードを指定する必要があります。
JBoss でデータソースを設定する際は、次の情報が必要です。
5.6.1 MySQL データベースの場合のプロセスでのドキュメントの使用に関する制限MySQL データベースでは、テーブルの行に格納できるデータの容量が制限されます。ドキュメントの複数インスタンスに関連するプロセスでは、MySQL の行サイズ制限を上回る記憶領域が必要となることがあります。LiveCycle では、1 つのプロセスインスタンスのデータがテーブルの 1 つの行に格納されるので、大容量データに関連するプロセスの場合、行サイズに関する MySQL の制限を超えて、エラーが発生することがあります。
ドキュメントの多数のインスタンスに関連するプロセスを実行して、データベースでエラーが発生した場合は、ドキュメントを処理する操作が複数のサブプロセスで実行されるようにプロセスを再設計することができます。例えば、プロセスを再設計して操作を 2 つのプロセスで実行することができます。最初のプロセスが元のプロセスの前半の操作に対応し、2 番目のプロセスが後半の操作に対応します。この場合、最初のプロセスに 2 番目のプロセスを呼び出す処理を追加して、2 番目のプロセスがサブプロセスとして実行されるようにする必要があります。
5.6.2 MySQL ユーザーアカウント作成する MySQL ユーザーアカウントには、LiveCycle データベース内のテーブルにアクセスするために次の権限が必要です。
SELECT
INSERT
UPDATE
DELETE
CREATE
DROP
REFERENCES
INDEX
ALTER
CREATE_TMP_TABLE
LOCK_TABLES
5.6.3 MySQL 初期サーバー設定についての要件my.ini ファイル(Windows)または /etc/my.cnf ファイル(AIX、Linux または Solaris)の mysqld セクションでは次の設定が必要です。
max_allowed_packet=25M
注意: この設定に失敗すると、「パケットが大きすぎる」というエラーが発生し、結果としてモジュールのデプロイが失敗します。
my.ini ファイル(Windows)または /etc/my.cnf ファイル(AIX、Linux または Solaris)の mysqld セクションでは次の設定をお勧めします。
key_buffer_size=64M
sort_buffer_size=1M
default-storage-engine= INNODB
innodb_buffer_pool_size=100M
innodb_additional_mem_pool_size=5M
innodb_log_file_size=170M
innodb_log_buffer_size=8M
innodb_flush_log_at_trx_commit=2
query_cache_type=2
default-character-set=utf8
read_buffer_size=1M
read_rnd_buffer_size=1M
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