CreateLocalUsers API を 1 回呼び出すだけで、多数のユーザーを一度に作成することができます。この API では、すべての新規ユーザーが正常に作成されるか、エラーが発生した場合はすべての変更がロールバックされることが求められます。したがって、この API は、ロールバックをサポートするために 1 回のトランザクションで実行する必要があります。トランザクションの存続時間はアプリケーションサーバーの設定(通常は 30 秒)によって制限されるので、所定の時間内に実行できる挿入の回数には限りがあります。このため、CreateLocalUser などの一括挿入 API では、ユーザー数が一定の制限数を超えるとエラーが発生します。この制限もトランザクションの存続時間によって決まります。
次のタイムアウトの設定を変更する必要があります。
トランザクションタイムアウト値
CORBA タイムアウト値
SOAP 要求タイムアウト値
トランザクションタイムアウトの設定WebSphere Administrative Console のナビゲーションツリーで、アプリケーションサーバーに対して次の操作を実行します。
Servers/Server Types/WebSphere application servers をクリックします。
右側のウィンドウで、サーバー名をクリックします。
「Container Settings」で、Container Services/Transaction Service をクリックします。
「General Properties」の「Total transaction lifetime timeout」ボックスに 300(またはそれ以上)と入力します。
「Maximum transaction timeout」ボックスの値を「Total transaction lifetime timeout」の値以上にします。
「OK」または「Apply」をクリックし、「Save directly to master configuration」をクリックします。
CORBA タイムアウト値の増加WebSphere Administrative Console のナビゲーションツリーで、アプリケーションサーバーに対して次の操作を実行します。
Servers/Server Types/WebSphere application servers をクリックします。
右側のウィンドウで、サーバー名をクリックします。
「Container Settings」で、Container Services/ORB Service をクリックします。
「General Properties」で、「Request timeout」ボックスに 360 と入力し、「Locate Request Timeout」ボックスに 300 と入力します。
「OK」または「Apply」をクリックし、「Save directly to master configuration」をクリックします。
SOAP 要求タイムアウト値の増加[appserver root]ディレクトリに移動し、soap.client.props という名前のファイルをすべて検索します。この名前のファイルは複数存在する場合があります。例えば、次のファイルを変更しなければならないことがあります。次のテンプレートを使用してプロファイルを作成する場合にのみ、テンプレートプロファイルの定義を変更する必要があります。
[appserver root]/profileTemplates/default/documents/properties/soap.client.props
[appserver root]/profileTemplates/cell/default/documents/properties/soap.client.props
[appserver root]/cip/profileTemplates/minimal/documents/properties/soap.client.props
[appserver root]/profiles/AppSrv01/properties/soap.client.props
ファイルをテキストエディターで開き、com.ibm.SOAP.requestTimeout プロパティを探し、値を 180 から 1800 に変更して、ファイルを保存します。
注意: 各ファイルにこの手順を繰り返します。
WebSphere Administrative Console のナビゲーションツリーで、アプリケーションサーバーに対して次の操作を実行します。
(WebSphere 6.1)Servers/Application servers をクリックします。
(WebSphere 7.0)Servers/Server Types/WebSphere application servers をクリックします。
右側のウィンドウで、サーバー名をクリックします。
「Server Infrastructure」で、Administration/Administration Services をクリックします。
「Additional Properties」で「JMX connectors」をクリックし、右側のウィンドウのリストで「SOAPConnector」をクリックします。
次の画面で「Custom Properties」をクリックし、リストで「requestTimeout」をクリックします。
「General Properties」で、「Value」ボックスの値を 600 から 1800 に変更します。
「OK」または「Apply」をクリックし、「Save directly to master configuration」をクリックします。
注意: 「Failed to make SOAP RPC call: invoke」というエラーと共に EAR デプロイメントが失敗した場合、SOAP 要求タイムアウト値を 1801 以上に増加させます。
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