4.1 LiveCycle の設定およびデプロイにおける考慮事項

4.1.1 一般的な考慮事項

  • IPv6 の場合は、IPv6 LiveCycle Configuration Manager を実行します。 詳しくは、インストール準備ガイド の LiveCycle IPv6 サポートの項を参照してください。

  • Configuration Manager のデフォルトのフォントを上書きできます。これを行うには、[LiveCycle root]¥ConfigurationManager¥Bin¥ConfigurationManager.bat(Windows)または [LiveCycle root]/ConfigurationManager/Bin/ConfigurationManager.sh(Linux、UNIX)に、次の JVM 引数を追加します。

    -Dlcm.font.override=<FONT_FAMILY _NAME>

    次に例を示します。

    -Dlcm.font.override=SansSerif

    JVM 引数を追加したら、Configuration Manager を再起動します。

  • 設定中に、「Reset to Default」オプションを使用して Configuration Manager 内のデータをリセットする必要がある場合は、Configuration Manager を必ず再起動してください。再起動しない場合、一部の設定画面が表示されない場合があります。

  • 設定では、データベースの JDBC ドライバーの場所を指定する必要があります。Oracle、SQL Server および DB2 のドライバーは、[LiveCycle root]/lib/db/[database] ディレクトリにあります。

  • グローバルドキュメントストレージ(GDS)ディレクトリ:インストールの準備(シングルサーバーまたはサーバークラスター)ガイドで説明されている要件を満たす GDS ディレクトリを指定してください。最新のドキュメントについては、http://www.adobe.com/go/learn_lc_documentation_11_jp を参照してください。

4.1.2 Configuration Manager の CLI バージョンと GUI バージョンの比較

この項では、Configuration Manager の GUI バージョンについて説明します。Configuration Manager のコマンドラインインターフェイス(CLI)バージョンの使用については、8 付録 - Configuration Manager コマンドラインインターフェイスを参照してください。

LiveCycle の設定のタスク

Configuration Manager GUI

Configuration Manager CLI

手動

LiveCycle を設定

×

アプリケーションサーバーを設定

WebLogic および WebSphere アプリケーションサーバーのみが、Configuration Manager を使用して設定できます。

(WebLogic のみ)JDBC モジュールを LiveCycle EAR にパッケージ

×

アプリケーションサーバーの設定を検証

WebLogic および WebSphere アプリケーションサーバーのみが、Configuration Manager を使用して検証できます。

LiveCycle EAR のデプロイ

LiveCycle EAR は、WebLogic および WebSphere アプリケーションサーバーでのみ、Configuration Manager を使用してデプロイできます。

LiveCycle データベースの初期化

×

LiveCycle サーバー接続を検証

×

LiveCycle コンポーネントのデプロイ

×

LiveCycle コンポーネントのデプロイメントの検証

LiveCycle コンポーネントの設定

4.1.3 WebLogic アプリケーションサーバーの考慮事項

  • Configuration Manager を使用して、アプリケーションサーバーの設定またはアプリケーションサーバーへのデプロイを行う場合は、Configuration Manager を実行する前に、そのアプリケーションサーバーを手動で起動して実行しておくことが必要です。別のコンピューターにインストールされているアプリケーションサーバーを設定することもできます。

  • デュアルスタックマシン(IPV6 と IPV4 をサポート)上で Configuration Manager を実行する前に、Administration Server、Node Manager および管理対象サーバーのリスンアドレスの割り当てが完了していることを確認します。この操作を行っていない場合は、リスンアドレスを割り当てた後、それぞれを再起動します。詳しくは、『LiveCycle のインストールの準備』ガイドの「WebLogic Server の設定」を参照してください。

  • データソースを保護するには、「JDBC モジュールを LiveCycle EAR にパッケージ(データソースをセキュリティで保護)」を選択します。

    注意: XML フォームを処理するために LiveCycle の実装が必要な場合は、このタスクを選択しないでください。代わりに、Technote(http://kb2.adobe.com/jp/cps/844/cpsid_84435.html)の手順を実行して、WebLogic アプリケーションサーバーの JNDI アーティファクトへのアクセスを保護します。
  • Configuration Manager では、カスタムファイル名を持つ EAR ファイルのデプロイまたはデプロイ解除をサポートしていません。EAR ファイルがカスタムファイル名を使用している場合は、アプリケーションサーバーに対して手動でデプロイまたはデプロイ解除する必要があります。

  • リモートアプリケーションサーバーを設定する場合は、そのアプリケーションサーバーのライブラリファイルを Configuration Manager で使用できるようにするために、Configuration Manager のコンピューターにもアプリケーションサーバーがインストールされていることを確認してください。

4.1.4 日付、時刻およびタイムゾーンの設定

LiveCycle 環境に接続するすべてのサーバーで正しい日付、時刻およびタイムゾーンを設定することで、時間に依存するモジュール(Adobe® LiveCycle® Digital Signatures 11 や Reader Extensions 11 など)が正常に機能するようになります。例えば、未来の時間に作成された署名は、有効になりません。

時間同期を必要とするサーバーは、データベースサーバー、LDAP サーバー、HTTP サーバーおよび J2EE サーバーです (アプリケーションサーバー)。