8 付録 - Configuration Manager コマンドラインインターフェイス

LiveCycle には、Configuration Manager のコマンドラインインターフェイス(CLI)が用意されています。CLI は、LiveCycle の上級ユーザーが使用したり、Configuration Manager のグラフィカルユーザーインターフェイス(GUI)がサポートされていないサーバー環境で使用したりすることを前提としています。

8.1 操作の順序

Configuration Manager CLI は、GUI バージョンの Configuration Manager の操作と同じ順序で実行する必要があります。CLI の操作は以下の順序で実行してください。

  1. LiveCycle を設定します。

  2. CRX の設定

  3. アプリケーションサーバートポロジを検証します。

  4. データベース接続を検証します。

  5. アプリケーションサーバーを設定します。

  6. アプリケーションサーバーの構成を検証します。

  7. LiveCycle をデプロイします。

  8. LiveCycle を初期化します。

  9. LiveCycle を検証します。

  10. LiveCycle モジュールをデプロイします。

  11. LiveCycle モジュールデプロイメントを検証します。

  12. PDF Generator のシステム準備設定を確認します。

  13. PDF Generator に管理者ユーザーを追加します。

  14. Connector for IBM Content Manager を設定します。

  15. Connector for IBM FileNet を設定します。

  16. Connector for EMC Documentum を設定します。

  17. Connector for SharePoint を設定します。

8.2 コマンドラインインターフェイスのプロパティファイル

Configuration Manager CLI には、LiveCycle 環境用に定義したプロパティを含むプロパティファイルが必要です。プロパティファイルのテンプレートである cli_propertyFile_template.txt は、[LiveCycle root]/configurationManager/bin フォルダーにあります。このファイルのコピーを作成して、値を編集する必要があります。このファイルは、使用する Configuration Manager の操作に基づいてカスタマイズできます。次の節で、必要なプロパティとその値について説明します。

プロパティファイルは、インストールの状態に応じて作成する必要があります。次のいずれかの方法を使用します。

  • プロパティファイルを作成し、インストールシナリオおよび構成シナリオに応じて値を設定します。

  • プロパティファイル cli_propertyFile_template.txt をテンプレートとして使用し、使用する Configuration Manager 操作に基づいて値を編集します。

  • Configuration Manager の GUI を使用し、GUI バージョンによって作成されたプロパティファイルを CLI バージョンのプロパティファイルとして使用します。[LiveCycle root]/configurationManager/bin/ConfigurationManager.bat/sh ファイルを実行すると、userValuesForCLI.properties ファイルが [LiveCycle root]/configurationManager/config ディレクトリに作成されます。このファイルを Configuration Manager CLI の入力として使用できます。

    注意: CLI プロパティファイルでは、Windows パスのディレクトリ区切り文字(¥)にエスケープ文字(¥)を使用する必要があります。例えば、指定する Fonts フォルダーが C:¥Windows¥Fonts である場合、Configuration Manager CLI スクリプトでは C:¥¥Windows¥¥Fonts と入力する必要があります。
    注意: 次のモジュールは、ALC-LFS-ContentRepository に依存します。 cli_propertyFile_template.txt をテンプレートとして使用する場合は、ALC-LFS-ContentRepository を excludedSolutionComponents リストから削除するか、あるいは次の LFS を excludedSolutionComponents リストに追加してください。
    • ALC-LFS-ProcessManagement

    • ALC-LFS-CorrespondenceManagement

    • ALC-LFS-ContentRepository

    • ALC-LFS-MobileForms

    • ALC-LFS_FormsManager

8.3 一般的な設定プロパティ

8.3.1 共通のプロパティ

共通のプロパティは以下のとおりです。

WebLogic および WebSphere 固有のプロパティ:アプリケーションサーバーの設定、LiveCycle のデプロイ、アプリケーションサーバートポロジの検証およびアプリケーションサーバー設定の検証操作に必要です。

LiveCycle Server 固有のプロパティ:LiveCycle の初期化および LiveCycle コンポーネントのデプロイ操作に必要です。

以下の操作に必要なプロパティは次の表のとおりです。

  • LiveCycle を初期化します。

  • LiveCycle コンポーネントをデプロイします。

プロパティ

説明

targetServer.topologyType

server または cluster

LiveCycle にデプロイするアプリケーションサーバートポロジの種類。

targetServer.name

文字列

アプリケーションサーバー(管理サーバー)ノードまたはクラスターに割り当てられた名前。

targetServer.adminHost

文字列

デフォルトは localhost です。

Admin サーバーがインストールされているサーバーのホスト名。

targetServer.adminPort

整数値

管理サーバーが SOAP 要求をリスンするポートのポート番号。

targetServer.adminUserID

文字列

アプリケーションサーバーへのアクセスに使用する管理ユーザー ID。

targetServer.adminPassword

文字列

WebLogic 管理ユーザー ID に関連付けられているパスワード。

localServer.appServerRootDir

(Windows)WebLogic 11g C:¥Oracle¥Middleware¥wlserver_10.3

(Linux、Solaris)WebLogic 11g /opt/Oracle/Middleware/wlserver_10.3

ローカルに設定するアプリケーションサーバーインスタンスのルートディレクトリ(LiveCycle をデプロイしたり、LiveCycle をデプロイするリモートサーバーと通信するために使用したりするディレクトリ)。

targetServer.appServerRootDir

デフォルト:

(Windows)WebLogic 11g C:¥Oracle¥Middleware¥wlserver_10.3

(Linux、Solaris)WebLogic 11g /opt/Oracle/Middleware/wlserver_10.3

リモートサーバー上に設定するアプリケーションサーバーインスタンスのルートディレクトリ(LiveCycle をデプロイするディレクトリ)。

LiveCycle サーバー固有のプロパティ

LCHost

文字列

LiveCycle をデプロイするサーバーのホスト名。

LCPort

整数値

LiveCycle のデプロイ先の Web ポート番号。

excludedSolutionComponents

文字列。次の値がサポートされています。

ALC-LFS-Forms、

ALC-LFS-ConnectorEMCDocumentum、

ALC-LFS-ConnectorIBMFileNet、

ALC-LFS-ConnectorIBMContentManager、

ALC-LFS-DigitalSignatures、

ALC-LFS-DataCapture、

ALC-LFS-Output、

ALC-LFS-PDFGenerator、

ALC-LFS-ProcessManagement、

ALC-LFS-ReaderExtensions、

ALC-LFS-RightsManagement

ALC-LFS-CorrespondenceManagement,

ALC-LFS-ContentRepository,

ALC-LFS-MobileForms,

ALC-LFS_FormsManager

(オプション)構成しない LiveCycle モジュールを指定します。構成対象から除外するモジュールが複数ある場合はコンマで区切ります。

includeCentralMigrationService

true: サービスを含める

false: サービスを含めない

Central Migration Bridge Service を含めるまたは除外するためのプロパティ。

CRX Content レポジトリ

次のプロパティは、cli_propertyFile_crx_template.txt ファイルで指定されます。

   

contentRepository.rootDir

 

CRX レポジトリのパス。

8.3.2 LiveCycle の構成プロパティ

以下のプロパティは LiveCycle の構成操作にのみ適用されます。

プロパティ

説明

AdobeFontsDir

文字列

Adobe サーバーフォントディレクトリの場所。

このパスは、デプロイ先のサーバーからアクセスできるようにする必要があります。

customerFontsDir

文字列

カスタマーフォントディレクトリの場所。

このパスは、デプロイ先のサーバーからアクセスできるようにする必要があります。

systemFontsDir

文字列

システムフォントディレクトリの場所。

このパスは、デプロイ先のサーバーからアクセスできるようにする必要があります。

LCTempDir

文字列

一時ディレクトリの場所。

このパスは、デプロイ先のサーバーからアクセスできるようにする必要があります。

LCGlobalDocStorageDir

文字列

グローバルドキュメントストレージのルートディレクトリ。

長期間有効なドキュメントを保存したり、それらをすべてのクラスターノードで共有したりするために使用する、NFS 共有ディレクトリのパスを指定します。

このパスは、デプロイ先のサーバーからアクセスできるようにする必要があります。

EnableDocumentDBStorage

true または false

デフォルト:false

永続ドキュメントについて、データベースへのドキュメントの保存を有効または無効にします。

データベースへのドキュメントの保存を有効にしても、GDS のファイルシステムディレクトリは必要です。

8.3.3 アプリケーションサーバーの設定および検証のプロパティ

8.3.3.1 WebLogic の設定および検証のプロパティ

Configuration Manager では、必要に応じて、WebLogic アプリケーションサーバーを LiveCycle で設定および検証できます。

以下の操作に適用されるプロパティは次の表のとおりです。

  • アプリケーションサーバーの構成

  • アプリケーションサーバートポロジの検証

  • アプリケーションサーバー構成の検証

  • データベース接続の検証

8.3.3.2 アプリケーションサーバーのプロパティ

プロパティ

説明

アプリケーションサーバー固有のプロパティセクションを設定する必要があります。詳しくは、「共通のプロパティ」を参照してください。

 

jvm.initialHeapSize

デフォルト:

256

JVM の初期ヒープサイズ(MB)。

jvm.maxHeapSize

デフォルト:

2048

JVM の最大ヒープサイズ(MB)。

WebLogic および WebSphere クラスターのみ

cache.useUDP

true

LiveCycle が UDP を使用してキャッシュを実装する場合は、値を true に設定します。

LiveCycle が TCP を使用してキャッシュを実装する場合は、値を false に設定します。

cache.udp.port

デフォルト:

33456

プライマリコンピューターが UDP ベースのキャッシュ通信に使用するポート番号。

cache.useUDP=true の場合にのみ設定します。

cache.tcpip.primaryhost

文字列

プライマリアプリケーションサーバーがインストールされているコンピューターのホスト名。

cache.useUDP!=true の場合にのみ設定します。

cache.tcpip.primaryport

デフォルト:

22345

プライマリアプリケーションサーバーコンピューターが TCP ベースのキャッシュ通信に使用するポートのポート番号。

cache.useUDP!=true の場合にのみ設定します。

cache.tcpip.secondaryhost

文字列

セカンダリアプリケーションサーバーがインストールされているコンピューターのホスト名。

cache.useUDP!=true の場合にのみ設定します。

cache.tcpip.secondaryport

デフォルト:

22345

セカンダリアプリケーションサーバーコンピューターが TCP ベースのキャッシュ通信に使用するポートのポート番号。

cache.useUDP!=true の場合にのみ設定します。

WebLogic サーバーのコアクラスパス構成

classpath.targetServer.javaHome

文字列

ターゲットアプリケーションサーバーの構成では、ターゲットアプリケーションサーバーの実行で使用する Java Home の場所を指定する必要があります。

このパスは、構成するサーバーからアクセスできる必要があります。

classpath.targetServer.pop3JarPath

文字列

ターゲットアプリケーションサーバーがアクセスできる Pop3 JAR ファイルのパス。このパスは、構成するサーバーからアクセスできる必要があります。

データソース構成

datasource.dbType

次のいずれかを選択します。

  • oracle

  • db2

  • sqlserver

LiveCycle で使用するように設定するデータベースの種類。

datasource.dbName

文字列

データベースの名前。

datasource.dbHost

文字列

データベースがあるサーバーのホスト名または IP アドレス。

datasource.dbPort

整数値

LiveCycle がデータベースとの通信に使用するデータベースポート。

datasource.dbUser

文字列

LiveCycle がデータベースへのアクセスに使用するユーザー ID。

datasource.dbPassword

文字列

データベースユーザー ID に関連付けられているパスワード。

datasource.target.driverPath

文字列

アプリケーションサーバーの lib ディレクトリ内の JDBC ドライバー。

このパスは、設定するサーバーからアクセスできる、有効なパスである必要があります。

datasource.local.driverPath

文字列

ローカル JDBC ドライバー。この値は、直接データベース接続のテストにのみ使用します。

8.3.4 LiveCycle のデプロイプロパティ

LiveCycle のデプロイプロパティは LiveCycle のデプロイ操作にのみ適用されます。

プロパティ

説明

詳しくは、8.3.1 共通のプロパティを参照してください

deployment.includeIVS

false

IVS EAR ファイルをデプロイメントに含めるかどうかを指定します。

IVS EAR ファイルは実稼働環境に含めないようにすることをお勧めします。

8.3.5 LiveCycle の初期化プロパティ

LiveCycle の初期化プロパティは LiveCycle の初期化操作にのみ適用されます。

プロパティ

説明

詳しくは、8.3.1 共通のプロパティを参照してください

8.3.6 LiveCycle コンポーネントのデプロイプロパティ

以下の操作に適用されるプロパティは次の表のとおりです。

  • LiveCycle コンポーネントのデプロイ

  • LiveCycle コンポーネントのデプロイメントの検証

  • LiveCycle サーバーの検証

    プロパティ

    説明

    LiveCycle サーバー情報セクションを構成する必要があります。詳しくは、「共通のプロパティ」を参照してください

    LCAdminUserID

    文字列

    LiveCycle 管理者ユーザーに割り当てるユーザー ID。このユーザー ID は、Administration Console へのログオンに使用されます。

    LCAdminPassword

    文字列

    LiveCycle 管理者ユーザーに割り当てるパスワード。このパスワードは、Administration Console へのログオンに使用されます。

8.3.7 PDF Generator 用の管理者ユーザーの追加

以下のプロパティは、PDF Generator 用の管理者ユーザーを追加する場合にのみ適用されます。これらのプロパティは、cli_propertyFile_pdfg_template.txt にあります。

プロパティ

説明

LCHost

文字列

LiveCycle サーバーがインストールされるホスト名。

LCPort

整数値

LiveCycle アプリケーションサーバーが構成されているポート番号。

LCAdminUserID

文字列

LiveCycle 管理者ユーザーに割り当てるユーザー ID。このユーザー ID は、Administration Console へのログオンに使用されます。

LCAdminPassword

文字列

LiveCycle 管理者ユーザーに割り当てるパスワード。このパスワードは、Administration Console へのログオンに使用されます。

LCServerMachineAdminUser

文字列

LiveCycle をホストする運用システムの管理者ユーザーのユーザー ID。

LCServerMachineAdminUserPasswd

文字列

LiveCycle をホストする運用システムの管理者ユーザーのパスワード。

8.3.8 Connector for IBM Content Manager の設定

プロパティ

説明

LCHost

文字列

LiveCycle サーバーがインストールされるホスト名。

LCPort

整数値

LiveCycle アプリケーションサーバーが構成されているポート番号。

LCAdminUserID

文字列

LiveCycle 管理者ユーザーに割り当てるユーザー ID。このユーザー ID は、Administration Console へのログオンに使用されます。

LCAdminPassword

文字列

LiveCycle 管理者ユーザーに割り当てるパスワード。このパスワードは、Administration Console へのログオンに使用されます。

jndiPortNumber

文字列

LiveCycle アプリケーションサーバーに対応する JNDI ポート。

jboss.clientjar.location

文字列

jbossall-client.jar ファイルの場所(JBoss のみ)。

CDVTopology.appserverrootdir

文字列

リモートサーバー上に設定するアプリケーションサーバーインスタンスのルートディレクトリ(LiveCycle をデプロイするディレクトリ)。

ConfigureIBMCM

true または false

Connector for IBM Content Manager を設定するには、true を指定します。

IBMCMClientPathDirectory

文字列

IBM Content Manager クライアントのインストールディレクトリの場所。

DataStoreName

文字列

接続する IBM Content Manager サーバーのデータストアの名前。

IBMCMUsername

文字列

IBM Content Manager 管理者ユーザーに割り当てるユーザー名。このユーザー ID は、IBM Content Manager へのログインに使用されます。

IBMCMPassword

文字列

IBM Content Manager 管理者ユーザーに割り当てるパスワード。このパスワードは、IBM Content Manager へのログインに使用されます。

ConnectionString

文字列

IBM Content Manager に接続するための接続文字列内に使用される追加の引数(オプション)。

8.3.9 Connector for IBM FileNet を設定

プロパティ

説明

LCHost

文字列

LiveCycle サーバーがインストールされるホスト名。

LCPort

整数値

LiveCycle アプリケーションサーバーが構成されているポート番号。

LCAdminUserID

文字列

LiveCycle 管理者ユーザーに割り当てるユーザー ID。このユーザー ID は、Administration Console へのログオンに使用されます。

LCAdminPassword

文字列

LiveCycle 管理者ユーザーに割り当てるパスワード。このパスワードは、Administration Console へのログオンに使用されます。

jndiPortNumber

文字列

LiveCycle アプリケーションサーバーに対応する JNDI ポート。

jboss.clientjar.location

文字列

jbossall-client.jar ファイルの場所(JBoss のみ)。

CDVTopology.appserverrootdir

文字列

リモートサーバー上に設定するアプリケーションサーバーインスタンスのルートディレクトリ(LiveCycle をデプロイするディレクトリ)。

ConfigureFilenetCE

true または false

Connector for IBM Filenet を設定するには、true を指定します。

FilenetConfigureCEVersion

文字列

設定する FileNet クライアントのバージョン。FilenetClientVersion4.0 または FilenetClientVersion5.0 を指定します。

FilenetCEClientPathDirectory

文字列

IBM Filenet Content Manager クライアントのインストールディレクトリの場所。

ContentEngineName

文字列

IBM Filenet Content Engine がインストールされているマシンのホスト名または IP アドレス。

ContentEnginePort

文字列

IBM Filenet Content Engine が使用するポート番号。

CredentialProtectionSchema

CLEAR または SYMMETRIC

保護のレベルを指定します。

EncryptionFileLocation

文字列

暗号化ファイルの場所。これは、CredentialProtectionSchema 属性に対して SYMMETRIC オプションを選択した場合にのみ必要です。

パス区切り文字には、スラッシュ(/)または二重の円記号(\\)を使用します。

DefaultObjectStore

文字列

Connector for IBM Filenet Content Server のオブジェクトストアの名前。

FilenetContentEngineUsername

文字列

IBM Filenet Content Server に接続するためのユーザー ID。

読み取りアクセス権限を持つユーザー ID では、デフォルトのオブジェクトストアへの接続が許可されます。

FilenetContentEnginePassword

文字列

IBM FileNet ユーザーに割り当てるパスワード。このパスワードは、デフォルトのオブジェクトストアに接続する際に使用されます。

ConfigureFilenetPE

true または false

Connector for IBM FileNet を設定するには、true を指定します。

FilenetPEClientPathDirectory

文字列

IBM FIleNet クライアントのインストールディレクトリの場所。

FilenetProcessEngineHostname

文字列

プロセスルーターのホスト名または IP アドレス。

FilenetProcessEnginePortNumber

整数値

IBM FileNet Content Server のポート番号。

FilenetPERouterURLConnectionPoint

文字列

プロセスルーターの名前。

FilenetProcessEngineUsername

文字列

IBM FileNet Content Server に接続するためのユーザー ID。

FilenetProcessEnginePassword

文字列

IBM FileNet Content Server に接続するためのパスワード。

8.3.10 Connector for EMC Documentum の設定

プロパティ

説明

LCHost

文字列

LiveCycle サーバーがインストールされるホスト名。

LCPort

整数値

LiveCycle アプリケーションサーバーが構成されているポート番号。

LCAdminUserID

文字列

LiveCycle 管理者ユーザーに割り当てるユーザー ID。このユーザー ID は、Administration Console へのログオンに使用されます。

LCAdminPassword

文字列

LiveCycle 管理者ユーザーに割り当てるパスワード。このパスワードは、Administration Console へのログオンに使用されます。

jndiPortNumber

文字列

LiveCycle アプリケーションサーバーに対応する JNDI ポート。

jboss.clientjar.location

文字列

jbossall-client.jar ファイルの場所(JBoss のみ)。

CDVTopology.appserverrootdir

文字列

リモートサーバー上に設定するアプリケーションサーバーインスタンスのルートディレクトリ(LiveCycle をデプロイするディレクトリ)。

ConfigureDocumentum

true または false

Connector for EMC Documentum を設定するには、true を指定します。

DocumentumClientVersion

文字列

設定する EMC Documentum クライアントのバージョン。DocumentumClientVersion6.5 または DocumentumClientVersion6.0 を指定します。

DocumentumClientPathDirectory

文字列

EMC Documentum クライアントのインストールディレクトリの場所。

ConnectionBrokerHostName

文字列

EMC Documentum Content Server のホスト名または IP アドレス。

ConnectionBrokerPortNumber

文字列

EMC Documentum Content Server のポート番号。

DocumentumUsername

文字列

EMC Documentum Content Server に接続するためのユーザー ID。

DocumentumPassword

文字列

EMC Documentum Content Server に接続するためのパスワード。

DocumentumDefaultRepositoryName

文字列

MC Documentum Content Server のデフォルトリポジトリの名前。

8.3.11 Connector for Microsoft SharePoint の設定

プロパティ

説明

LCHost

文字列

LiveCycle サーバーがインストールされるホスト名。

LCPort

整数値

LiveCycle アプリケーションサーバーが構成されているポート番号。

LCAdminUserID

文字列

LiveCycle 管理者ユーザーに割り当てるユーザー ID。このユーザー ID は、Administration Console へのログオンに使用されます。

LCAdminPassword

文字列

LiveCycle 管理者ユーザーに割り当てるパスワード。このパスワードは、Administration Console へのログオンに使用されます。

jndiPortNumber

文字列

LiveCycle アプリケーションサーバーに対応する JNDI ポート。

jboss.clientjar.location

文字列

jbossall-client.jar ファイルの場所(JBoss のみ)。

CDVTopology.appserverrootdir

文字列

リモートサーバー上に設定するアプリケーションサーバーインスタンスのルートディレクトリ(LiveCycle をデプロイするディレクトリ)。

ConfigureSharePoint

true または false

Connector for Microsoft SharePoint を設定するには、true を指定します。

SharePointServerAddress

文字列

SharePoint Server のホスト名または IP アドレス。

SharePointUsername

文字列

SharePoint Server に接続するためのユーザー ID。

SharePointPassword

文字列

SharePoint Server に接続するためのパスワード。

SharePointDomain

文字列

SharePoint Server のドメイン名。

ConnectionString

文字列

SharePoint Server に接続するための接続文字列内に使用される追加の引数(オプション)。

8.3.12 コマンドラインインターフェイスの使用

プロパティファイルを設定したら、[LiveCycle root]/configurationManager/bin フォルダーに移動する必要があります。

Configuration Manager CLI のコマンドの詳細な説明を表示するには、ConfigurationManagerCLI help<command name> と入力します。

8.3.12.1 LiveCycle の構成 CLI の使用

LiveCycle の構成操作では、次の構文を使用する必要があります。

configureLiveCycle -f <propertyFile>

説明:

  • -f <propertyFile>:必要な引数が含まれるプロパティファイル。プロパティファイルの作成について詳しくは、「コマンドラインインターフェイスのプロパティファイル」を参照してください。

8.3.12.2 CRX CLI の使用の設定

CRX リポジトリの設定では、次の構文を使用する必要があります。

configureCRXRepository -f <propertyFile>

説明:

  • -f <propertyFile>:必要な引数が含まれるプロパティファイル。プロパティファイルの作成について詳しくは、「コマンドラインインターフェイスのプロパティファイル」を参照してください。

8.3.12.3 アプリケーションサーバートポロジの検証 CLI の使用

アプリケーションサーバートポロジの検証操作(オプション)では、次の構文を使用する必要があります。

validateApplicationServerTopology -f <propertyFile> -targetServer_AdminPassword <password>

説明:

  • -f <propertyFile>:必要な引数が含まれるプロパティファイル。プロパティファイルの作成について詳しくは、「コマンドラインインターフェイスのプロパティファイル」を参照してください。

  • -targetServer_AdminPassword <password>:コマンドラインで管理者パスワードを設定できます。この引数を指定すると、プロパティファイルの targetServer.adminPassword プロパティが上書きされます。

8.3.12.4 データベース接続の検証 CLI の使用

データベース接続の検証操作(オプション)では、次の構文を使用する必要があります。

validateDBConnectivity -f <propertyFile> -datasource_dbPasssword <password>

説明:

  • -f <propertyFile>:必要な引数が含まれるプロパティファイル。プロパティファイルの作成について詳しくは、「コマンドラインインターフェイスのプロパティファイル」を参照してください。

  • -datasource_dbPassword <password>:コマンドラインでデータベースユーザーパスワードを設定できます。この引数を指定すると、プロパティファイルの datasource.dbPassword プロパティが上書きされます。

8.3.12.5 アプリケーションサーバーの設定 CLI の使用

アプリケーションサーバーの設定操作では、次の構文を使用する必要があります。

configureApplicationServer -targetServer_AdminPassword <password> -f <propertyFile> [-skip <configurationsToSkipList>]

説明:

  • -targetServer_AdminPassword <password>:コマンドラインで管理者パスワードを設定できます。この引数を指定すると、プロパティファイルの targetServer_AdminPassword プロパティが上書きされます。

  • -f <propertyFile>:必要な引数が含まれるプロパティファイル。プロパティファイルの作成について詳しくは、「コマンドラインインターフェイスのプロパティファイル」を参照してください。

  • -skip <configurationsToSkipList>:構成しないアプリケーションサーバーコンポーネントを指定できるオプションのパラメーターです。構成対象から除外するコンポーネントが複数ある場合はコンマで区切ります。有効なオプションは、Datasource および Core です。

8.3.12.6 アプリケーションサーバー設定の検証 CLI の使用

アプリケーションサーバー構成の検証操作(オプション)では、次の構文を使用する必要があります。

validateApplicationServerConfigurations -f <propertyFile> -targetServer_AdminPassword <password>

説明:

  • -f <propertyFile>:必要な引数が含まれるプロパティファイル。プロパティファイルの作成について詳しくは、「コマンドラインインターフェイスのプロパティファイル」を参照してください。

  • -targetServer_AdminPassword <password>:コマンドラインで管理者パスワードを設定できます。この引数を指定すると、プロパティファイルの targetServer.adminPassword プロパティが上書きされます。

8.3.12.7 (WebSphere および WebLogic のみ)LiveCycle のデプロイ CLI の使用

LiveCycle のデプロイ操作では、次の構文を使用する必要があります。

deployLiveCycle -f <propertyFile>

説明:

  • -f <propertyFile>:必要な引数が含まれるプロパティファイル。プロパティファイルの作成について詳しくは、「コマンドラインインターフェイスのプロパティファイル」を参照してください。
    重要: LiveCycle のデプロイ操作を完了したら、アプリケーションサーバーを再起動する必要があります。

8.3.12.8 設定済みの EAR ファイルの手動デプロイ

設定済みの EAR ファイルを手動でデプロイするための詳細手順は、JBoss アプリケーションサーバーへのデプロイを参照してください。

8.3.12.9 LiveCycle の初期化 CLI の使用

LiveCycle の初期化操作では、次の構文を使用する必要があります。

initializeLiveCycle -f <propertyFile>

説明:

  • -f <propertyFile>:必要な引数が含まれるプロパティファイル。プロパティファイルの作成について詳しくは、「コマンドラインインターフェイスのプロパティファイル」を参照してください。

8.3.12.10 LiveCycle サーバーの検証 CLI の使用

LiveCycle サーバーの検証操作(オプション)では、次の構文を使用する必要があります。

validateLiveCycleServer -f <propertyFile> -LCAdminPassword <password>

説明:

  • -f <propertyFile>:必要な引数が含まれるプロパティファイル。プロパティファイルの作成について詳しくは、「コマンドラインインターフェイスのプロパティファイル」を参照してください。

  • -LCAdminPassword <password>:コマンドライン上で管理者パスワードを設定できます。この引数を指定すると、プロパティファイルの targetServer.adminPassword プロパティが上書きされます。

8.3.12.11 LiveCycle コンポーネントのデプロイ CLI の使用

LiveCycle コンポーネントのデプロイ操作では、次の構文を使用する必要があります。

deployLiveCycleComponents -f <propertyFile> -LCAdminPassword <password>

説明:

  • -f <propertyFile>:必要な引数が含まれるプロパティファイル。プロパティファイルの作成について詳しくは、「コマンドラインインターフェイスのプロパティファイル」を参照してください。

  • -LCAdminPassword <password>:コマンドライン上で管理者パスワードを設定できます。この引数を指定すると、プロパティファイルの targetServer.adminPassword プロパティが上書きされます。

8.3.12.12 LiveCycle コンポーネントのデプロイメントの検証 CLI の使用

LiveCycle コンポーネントのデプロイメントの検証操作(オプション)では、次の構文を使用する必要があります。

validateLiveCycleComponentDeployment -f <propertyFile> -LCAdminPassword <password>

説明:

  • -f <propertyFile>:必要な引数が含まれるプロパティファイル。プロパティファイルの作成について詳しくは、「コマンドラインインターフェイスのプロパティファイル」を参照してください。

  • -LCAdminPassword <password>:コマンドライン上で管理者パスワードを設定できます。この引数を指定すると、プロパティファイルの targetServer.adminPassword プロパティが上書きされます。

8.3.12.13 PDF Generator のシステム準備設定を確認します。

PDF Generator のシステム準備設定の確認操作では、次の構文を使用する必要があります。

pdfg-checkSystemReadiness

8.3.12.14 PDF Generator の管理者ユーザーの追加

PDF Generator の管理者ユーザーの追加操作では、次の構文を使用する必要があります。

pdfg-addAdminUser -f <propertyFile>

説明:

  • -f <propertyFile>:必要な引数が含まれるプロパティファイル。プロパティファイルの作成について詳しくは、「コマンドラインインターフェイスのプロパティファイル」を参照してください。

8.3.12.15 Connector for IBM Content Manager の設定

Connector for IBM Content Manager の設定操作(オプション)では、次の構文を使用する必要があります。

IBMCM-configurationCLI -f <propertyFile>

説明:

  • -f <propertyFile>:必要な引数が含まれるプロパティファイル。プロパティファイルの作成について詳しくは、「コマンドラインインターフェイスのプロパティファイル」を参照してください。

    重要: [LiveCycle root]¥configurationManager¥bin¥ ディレクトリにある cli_propertyFile_ecm_ibmcm_template.txt という名前の <propertyFile> を修正します。
  1. [LiveCycle root]/configurationManager/configure-ecm/weblogic の adobe-component-ext.properties ファイルを次の [appserver root]/users_projects/domain/[appserverdomain] ディレクトリにコピーします。

  2. アプリケーションサーバーの再起動

  3. LiveCycle 管理コンソールから以下のサービスを開始します。
    • IBMCMAuthProviderService

    • IBMCMConnectorService

8.3.12.16 Connector for IBM FileNet の設定

Connector for IBM FileNet の設定操作(オプション)では、次の構文を使用する必要があります。

filenet-configurationCLI -f <propertyFile>

説明:

  • -f <propertyFile>:必要な引数が含まれるプロパティファイル。プロパティファイルの作成について詳しくは、「コマンドラインインターフェイスのプロパティファイル」を参照してください。

    重要: [LiveCycle root]¥configurationManager¥bin¥ ディレクトリにある cli_propertyFile_ecm_filenet_template.txt という名前の <propertyFile> を修正します。

Connector for IBM Content Manager の設定を完了するには、次の手順を手動で実行してください。

  1. [LiveCycle root]/configurationManager/configure-ecm/weblogic の adobe-component-ext.properties ファイルを次の [appserver root]/users_projects/domain/[appserverdomain] ディレクトリにコピーします。

  2. カスタム JAAS ファイルをデプロイメントで使用する場合、カスタム JAAS ファイルを探し、そのファイルに [LiveCycle root]/configurationManager/configure-ecm/weblogic ディレクトリにある jaas.conf.WSI ファイルの内容を追加します。そうしない場合は、jaas.conf.WSI ファイルの場所を WebLogic Server の start コマンドに次の Java オプションとして追加します。

    -Djava.security.auth.login.config=[LiveCycle root]/configurationManager/configure-ecm/weblogic/jaas.conf.WSI.

  3. FileNet 4.x の場合のみ) Java オプション -Dwasp.location=[FileNetClient root]/wsi をアプリケーションサーバー起動オプションに追加します。

  4. アプリケーションサーバーを再起動します。

  5. LiveCycle 管理コンソールから以下のサービスを開始します。
    • IBMFileNetAuthProviderService

    • IBMFileNetContentRepositoryConnector

    • IBMFileNetRepositoryProvider

    • IBMFileNetProcessEngineConnector(設定されている場合)

8.3.12.17 Connector for EMC Documentum の設定

Connector for EMC Documentum の設定操作(オプション)では、次の構文を使用する必要があります。

documentum-configurationCLI -f <propertyFile>

説明:

  • -f <propertyFile>:必要な引数が含まれるプロパティファイル。プロパティファイルの作成について詳しくは、「コマンドラインインターフェイスのプロパティファイル」を参照してください。

    重要: [LiveCycle root]¥configurationManager¥bin¥ ディレクトリにある cli_propertyFile_ecm_documentum_template.txt という名前の <propertyFile> を修正します。

Connector for EMC Documentum の設定を完了するには、次の手順を手動で実行してください。

  1. [LiveCycle root]/configurationManager/configure-ecm/weblogic の adobe-component-ext.properties ファイルを次の [appserver root]/users_projects/domain/[appserverdomain] ディレクトリにコピーします。

  2. アプリケーションサーバーの再起動

  3. LiveCycle 管理コンソールから以下のサービスを開始します。
    • EMCDocumentumAuthProviderService

    • EMCDocumentumRepositoryProvider

    • EMCDocumentumContentRepositoryConnector

8.3.12.18 Connector for Microsoft SharePoint の設定

Connector for Microsoft SharePoint の設定操作(オプション)では、次の構文を使用する必要があります。

sharepoint-configurationCLI -f <propertyFile>

説明:

  • -f <propertyFile>:必要な引数が含まれるプロパティファイル。プロパティファイルの作成について詳しくは、「コマンドラインインターフェイスのプロパティファイル」を参照してください。

    重要: [LiveCycle root]¥configurationManager¥bin¥ ディレクトリにある cli_propertyFile_ecm_sharepoint_template.txt という名前の <propertyFile> を修正します。

8.4 使用例

C:¥Adobe¥Adobe LiveCycle ES4¥configurationManager¥bin から次のコマンドを入力します。

ConfigurationManagerCLI configureLiveCycle -f cli_propertyFile.txt

cli_propertyFile.txt には、作成済みのプロパティファイルの名前を指定します。

8.5 Configuration Manager CLI のログ

エラーが発生した場合は、[LiveCycle root]¥configurationManager¥log フォルダーにある CLI ログで確認できます。生成されるログファイルには、命名規則に基づいて lcmCLI.0.log のような名前が付けられます。ファイル名の数字(ここでは 0)は、ログファイルがロールオーバーされるたびに増加します。

8.6 次の手順

Configuration Manager CLI を使用して LiveCycle の設定とデプロイを行った場合は、この時点で次のタスクを実行できます。