2.4 LiveCycle のインストール、設定およびデプロイメントリスト

この節では、インストールおよび設定プロセスを進めていく際に使用できるリストを用意しました。インストールと設定のためのリストには、自動オプション用のものと手動オプション用のものがあります。

  • 自動オプション:Configuration Manager を使用して、アプリケーションサーバーの設定、LiveCycle EAR ファイルの設定とデプロイ、データベースの初期化、およびサーバーへのモジュールのデプロイを行う方法です。自動オプションは、LiveCycle のインストール、設定およびデプロイメントのための入力処理を少なくしたい場合に使用します。

  • 手動オプション:Configuration Manager を、LiveCycle EAR ファイルの設定、データベースの初期化、サーバーへのモジュールのデプロイだけに使用する方法です。アプリケーションサーバーの設定、データベースへの接続および LiveCycle EAR ファイルのサーバーへのデプロイは、このマニュアルで後述する手順に従って、管理者が手動で実行します。手動オプションは、LiveCycle のインストール、設定およびデプロイメントのために厳密な入力を行う場合に使用します。例えば、このオプションは、ロックダウンされたサーバー環境で使用できます。

2.4.1 自動インストールおよびデプロイメントリスト

次のリストに、自動オプションを使用して LiveCycle モジュールをインストールするために必要な手順を示します。インストールを実行する前に、アプリケーションサーバーまたはクラスターをインストールしておく必要があります。

  • 必要なソフトウェアがインストール先の環境にあらかじめインストールされていることを確認します該当する準備ガイドを http://www.adobe.com/go/learn_lc_documentation_11_jp から参照してください。

  • インストールプログラムを実行します(『3.3 LiveCycle のインストール』を参照)。

  • Configuration Manager を実行し、タスク選択画面のすべてのタスクを選択します。LiveCycle EAR ファイルの設定、アプリケーションサーバーの設定、アプリケーションサーバーへの EAR ファイルおよびその他のコンポーネントのデプロイ、LiveCycle データベースの初期化およびデプロイメントの検証が行われます(このガイドの「LiveCycle をデプロイするための設定」の章を参照)。

  • 管理コンソールおよび User Management にアクセスします(5.1.3.1 LiveCycle 管理コンソールへのアクセスを参照)。

  • (オプション)LDAP アクセスを設定します(5.6 LDAP アクセスの設定を参照)。

2.4.2 手動インストールおよびデプロイメントリスト

次のリストに、手動オプションを使用して LiveCycle をインストールする場合に必要な手順を示します。インストールを実行する前に、アプリケーションサーバーまたはクラスターをインストールおよび設定しておく必要があります。

  • 必要なソフトウェアがインストール先の環境にあらかじめインストールおよび設定されていることを確認します。

  • インストール先の環境でアプリケーションサーバーが作成および設定されていることを確認します。

  • インストールプログラムを実行します。

  • Configuration Manager を実行し、「LiveCycle EAR を設定」タスクを選択します。このタスクで LiveCycle を設定します。

  • アプリケーションサーバー設定を指定します。

  • EAR ファイルをアプリケーションサーバーにデプロイします。これは、手動で行うか、Configuration Manager を使用して行うことができます。
    注意: クラスターのみ)クラスターのすべてのノードで、アプリケーションサーバーに EAR ファイルをデプロイしていることを確認します。EAR ファイルをアプリケーションサーバーにデプロイするときは、デプロイメント範囲がクラスターであることを確認してください。
  • Configuration Manager を実行して、LiveCycle データベースを初期設定し、LiveCycle コンポーネントファイルをデプロイします。

  • Administration Console および User Management にアクセスします。

  • (オプション)LDAP アクセスを設定します。