6 デプロイメント後のタスク

6.1 一般的なタスク

6.1.1 システムイメージバックアップの実行

実稼働環境に LiveCycle をインストールおよびデプロイした後、このシステムを稼働する前に、LiveCycle を実装したサーバーのシステムイメージバックアップを実行することをお勧めします。CRX レポジトリのバックアップもとってください。

このバックアップには、LiveCycle のデータベース、GDS ディレクトリおよびアプリケーションサーバーを含める必要があります。これは、ハードドライブまたはコンピューター全体が動作しなくなった場合に、コンピューターの内容の復元に使用できる完全なシステムバックアップです。管理ヘルプの「LiveCycle のバックアップと回復」トピックを参照してください。

6.1.2 アプリケーションサーバーの再起動

LiveCycle を初めてデプロイする際、サーバーはデプロイメントモードになっています。このモードでは、ほとんどのモジュールがメモリ内に置かれます。このため、メモリの消費量が大きく、サーバーは実稼働に適した状態ではありません。アプリケーションサーバーを再起動して、サーバーをクリーンな状態に戻す必要があります。

注意: LiveCycle Server をアップグレードするときまたはサービスパックをデプロイしたときは、アプリケーションサーバーを再起動する前に、 [Jbossルート]\server\<サーバー名>\work および [Jbossルート]\server\<サーバー名>\tmp フォルダーを削除してください。

6.1.3 デプロイメントの確認

Administration Console にログインして、デプロイメントを確認できます。正常にログインできる場合は、LiveCycle がアプリケーションサーバーで実行されており、データベースにデフォルトのユーザーが作成されています。CRX レポジトリデプロイメントを検証するには、CRX ようこそページにアクセスします。

アプリケーションサーバーのログファイルを確認して、コンポーネントが正しくデプロイされたことを確認したり、発生する可能性のあるデプロイメントの問題の原因を特定したりすることができます。

6.1.3.1 LiveCycle 管理コンソールへのアクセス

Administration Console は、LiveCycle の各種の設定ページにアクセスするための Web ベースのポータルです。これらの設定ページでは、LiveCycle ES3 の動作を制御する実行時プロパティを設定できます。Administration Console にログインすると、User Management、監視フォルダー、電子メールクライアント設定および他のサービスの管理設定オプションにアクセスできます。また、Administration Console では「アプリケーションおよびサービス」にアクセスすることもできます。これは、管理者がアーカイブの管理や、実稼働環境へのサービスのデプロイに使用します。

ログインする場合のデフォルトのユーザー名とパスワードは、それぞれ administrator と password です。初回のログイン後は、User Management にアクセスしてパスワードを変更してください。

Administration Console にアクセスするには、デプロイ済みの LiveCycle がアプリケーションサーバー上で実行されている必要があります。

Administration Console の使用方法については、管理ヘルプを参照してください。

  1. Web ブラウザーに次の URL を入力します。

    http://[hostname]:[port]/adminui

    例:http://localhost:8080/adminui

  2. LiveCycle にアップグレードした場合、以前の LiveCycle インストールと同じ管理者ユーザー名およびパスワードを入力します。新規インストールの場合は、デフォルトのユーザー名とパスワードを入力します。

  3. ログイン後、「サービス」をクリックして、サービスの管理ページにアクセスするか、「設定」をクリックして、様々なモジュールの設定を管理できるページにアクセスします。

6.1.3.2 LiveCycle 管理者のデフォルトパスワードの変更

LiveCycle では、インストール時に 1 つ以上のデフォルトのユーザーが作成されます。これらのユーザーのパスワードは製品資料に記載され、公開されています。セキュリティ要件に応じて、このデフォルトのパスワードを変更する必要があります。

LiveCycle 管理者のユーザーパスワードは、デフォルトで「password」に設定されています。Administration Console/設定/User Management でパスワードを変更してください。

CRX 管理者のデフォルトパスワードの変更もお勧めします。

詳細については、デフォルト管理者パスワードの変更を参照してください。

6.1.3.3 CQ ようこそページへのアクセス

CQ ようこそページは、さまざまな CQ コンポーネント、管理、デプロイメント、開発ツールにアクセスするための Web ベースのポータルです。ログイン用のデフォルトのユーザー名とパスワードは、administrator と password です (LiveCycle 管理者と同じです)。

次の手順を使用してようこそページにアクセスします。

  1. Web ブラウザーに次の URL を入力します。

    http://[ホスト名]:[ポート]/lc/welcome

  2. 上記の管理者ユーザー名とパスワードを入力します。

  3. ログインすると、さまざまなコンポーネント、管理、デプロイメント、開発ユーザーインターフェイスにアクセスできます。

6.1.3.4 OSGi Management Console へのアクセス

CQ では、コンポーネントは OSGi バンドルの形式で、Apache Felix OSGi コンテナにデプロイされています。OSGi コンソールは、OSGi バンドルとサービス設定を管理するための手段を提供します。ログイン用のデフォルトのユーザー名とパスワードは、admin と ad,om です (CRX 管理者と同じです)。

次の手順おWindows使用して OSGi 管理コンソールにアクセスします。

  1. Web ブラウザーに次の URL を入力します。

    http://[ホスト名]:[ポート]/lc/system/console

  2. 上記と同じ管理者ユーザー名とパスワードを入力します。

  3. ログインすると、さまざまなコンポーネント、サービス、バンドル、その他の設定にアクセスできます。

6.1.3.5 CQ 管理者のデフォルトパスワードの変更

LiveCycle 内に埋め込まれている CQ は、前述のような 2 人の管理者ユーザーを持っています。

  • スーパー管理者 (administrator): スーパー管理者ユーザーはさまざまな CQ/CRX ユーザーインターフェイスにアクセスでき、admin 操作を実行できます。デフォルトのユーザー名とパスワードは、LiveCycle 管理者と同じ administrator/password です。このユーザーは OSGi Management Console へのアクセスを持っていません。このユーザーのデフォルトパスワードは、「デフォルト LiveCycle パスワードの変更」の項で述べたように、LiveCycle 管理者コンソールを使用してのみ変更できます。変更されたパスワードは、LiveCycle と CQ の両方に適用されます。

  • 管理者 (admin): このユーザーは、 CQ/CRX ユーザーインターフェイスのほかに OSGi コンソールにもアクセスでき、管理者特権を持っています。ユーザーのデフォルトのユーザー名とパスワードは、admin/admin です。デフォルトのパスワードを変更するには、以下の手順に従います。

    1. Web ブラウザーに次の URL を入力します。

      http://[ホスト名]:[ポート]/lc/libs/granite/security/content/admin.html

    2. 次の資格情報を使ってログインします。

      ユーザー名: admin

      パスワード: admin

    3. ユーザー Administrator を検索します。

    4. 左メインでこのユーザーをクリックすると、ユーザーの詳細が右ペインに表示されます。

    5. 右ペインで編集アイコンをクリックします。

    6. 右ペインの編集ペインで、「新しいパスワード」フィールドに新しいパスワードを、「パスワード」フィールドに現在のパスワードを入力します。

    7. 右ペインで保存アイコンをクリックします。

    8. 変更したパスワードを使って再びログインし、検証します。

6.1.3.6 ログファイルの表示

実行時や起動時のエラーなどのイベントは、アプリケーションサーバーのログファイルに記録されます。アプリケーションサーバーへのデプロイ中に何らかの問題が発生した場合には、ログファイルを参照して問題を見つけることができます。ログファイルは、テキストエディターを使用して開くことができます。

手動で設定された JBoss の場合、ログファイルは次の場所にあります。

  • (スタンドアロン JBoss)[appserver root]/server/standard/logs ディレクトリ

  • (クラスター)[appserver root]/server/all/logs ディレクトリ

アドビの事前設定 JBoss の場合、ログファイルは次の場所にあります。

  • (スタンドアロン)[appserver root]/server/lc_<dbname>/logs ディレクトリ

  • (クラスター)[appserver root]/server/lc_<dbname>_cl/logs ディレクトリ

次のログファイルがあります。

  • server.log

  • boot.log

次の CRX ログファイルは [CRX_home]/ にあります。
  • error.log

  • audit.log

  • access.log

  • request.log

  • update.log

6.2 モジュールの Web アプリケーションへのアクセス

LiveCycle のデプロイ後には、次のモジュールに関連付けられた Web アプリケーションにアクセスできます。

  • Reader Extensions

  • Adobe® LiveCycle® Workspace 11

  • HTML ワークスペース

  • ユーザー管理

  • コレスポンデンス管理

  • PDF Generator Web アプリケーション

  • Adobe® LiveCycle® PDF Generator 11

  • Adobe® LiveCycle® Rights Management 11

デフォルトの管理者権限を使用して Web アプリケーションにアクセスし、そのアプリケーションにアクセス可能であることを確認したら、他のユーザーがログインしてアプリケーションを使用できるように追加のユーザーとロールを作成できます(管理ヘルプを参照)。

6.2.1 Reader Extensions Web アプリケーションへのアクセス

注意: Reader Extensions 秘密鍵証明書を適用して、新しいユーザーのユーザーロールを適用する必要があります(LiveCycle 管理ヘルプの「秘密鍵証明書を Reader Extensions で使用するための設定」を参照)。
  1. Web ブラウザーを開き、次の URL を入力します。

    http://[hostname]:[port]/ReaderExtensions

  2. LiveCycle のユーザー名とパスワードを使用してログインします。

    注意: ログインするには、管理者またはスーパーユーザーの権限が必要です。他のユーザーが Reader Extensions Web アプリケーションにアクセスできるようにするには、User Management でユーザーを作成し、そのユーザーに Reader Extensions Web アプリケーションロールを付与する必要があります。

6.2.2 Workspace へのアクセス

  1. Web ブラウザーを開き、次の URL を入力します。

    http://[hostname]:[port]/workspace

  2. LiveCycle のユーザー名とパスワードを使用してログインします。

6.2.3 HTML ワークスペースへのアクセス

  1. Web ブラウザーを開き、次の URL を入力します。

    http://[ホスト名]:[ポート]/lc/ws

  2. LiveCycle のユーザー名とパスワードを使用してログインします。

6.2.4 フォームマネージャーへのアクセス

  1. Web ブラウザーを開き、次の URL を入力します。

    http://[ホスト名]:[ポート]/lc/fm

  2. LiveCycle のユーザー名とパスワードを使用してログインします。

6.2.5 PDF Generator Web アプリケーションへのアクセス

  1. Web ブラウザーを開き、次の URL を入力します。

    http://[ホスト名]:[ポート]/pdfgui

  2. LiveCycle のユーザー名とパスワードを使用してログインします。

6.2.6 Rights Management へのアクセス

User Management で Rights Management End User ロールのユーザーを作成し、そのユーザーに関連付けられたログイン情報を使用して Rights Management の管理者またはエンドユーザーアプリケーションにログインする必要があります。

注意: デフォルトの管理者ユーザーは、Rights Management エンドユーザー Web アプリケーションにはアクセスできません。ただし、このユーザーのプロファイルに必要なロールを追加できます。新しいユーザーを作成したり、既存のユーザーを修正したりするには、Administration Console を使用します。

Rights Management エンドユーザー Web アプリケーションへのアクセス

 Web ブラウザーを開き、次の URL を入力します。
http://[hostname]:[port]/edc 

Rights Management 管理 Web アプリケーションへのアクセス

  1. Web ブラウザーを開き、次の URL を入力します。

    http://[hostname]:[port]/adminui 
  2. サービスLiveCycle Rights Management 11 をクリックします。

    ユーザーおよびロールの設定について詳しくは、管理ヘルプを参照してください。

Rights Management End User ロールのアサイン

  1. Administration Console にログインします(「6.1.3.1 LiveCycle 管理コンソールへのアクセス」を参照)。

  2. 設定User Managementユーザーとグループをクリックします。

  3. キーワード」ボックスに all と入力し、条件 2 リストで「グループ」を選択します。

  4. 検索」をクリックし、該当するドメインについて、表示されるリストの「すべてのプリンシパル」をクリックします。

  5. ロールアサイン」タブをクリックし、「ロールを検索」をクリックします。

  6. ロールのリストで、「 Rights Management End User」の横にあるチェックボックスを選択します。

  7. OK」をクリックし、「保存」をクリックします。

6.2.7 User Management へのアクセス

User Management を使用すると、管理者は 1 つまたは複数のサードパーティユーザーディレクトリに同期するすべてのユーザーおよびグループのデータベースを管理できます。User Management には、Reader Extensions、Workspace、Rights Management、Adobe® LiveCycle® Process Management 11、Adobe® LiveCycle® Forms Standard 11、PDF Generator などの LiveCycle モジュールの認証、権限付与およびユーザー管理の機能があります。

  1. Administration Console にログインします。

  2. ホームページで、設定User Management をクリックします。

    注意: User Management でのユーザー設定について詳しくは、User Management ページの右上隅にある「User Management ヘルプ」をクリックしてください。

6.2.8 Correspondence Management Solution テンプレートへのアクセス

http://[ホスト名]:[ポート]/lc/cm に行って LiveCycle 管理者資格情報を使ってログインすることで、Correspondence Management Solution デプロイメントを検証できます。ソリューションテンプレートは、Correspondence Management Solution の参照実装です。

注意: 非自動のデプロイメントでは、ソリューションテンプレートにアクセスしたときにエラーが発生した場合は、LiveCycle と Correspondence Management Solution を統合する必要があります。詳細については、このドキュメントの「パブリッシュノードを設定して LiveCycle と統合する」の項を参照してください。

6.3 Correspondence Management Solution の設定

次のタスクを実行して Correspondence Management Solution を設定します。

Correspondence Management Solution の推奨設定については、Correspondence Management Solution トポロジーを参照してください。

6.3.1 作成者インスタンスの設定

作成者インスタンスは LiveCycle サーバー内に埋め込まれています。このことは、作成者インスタンスに対して設定アップデートをまったく行う必要がないことを意味しています。このインスタンスは、LiveCycle サーバーからすべての構成設定を継承します。

6.3.2 発行インスタンスの設定

Correspondence Management Solution では、個別の作成者インスタンスと発行インスタンスを実行する必要があります。ただし、この 2 つのインスタンスは、同じマシンに設定することも、それぞれ別のマシンに設定することもできます。作成者インスタンスは、LiveCycle コアアプリケーション内に埋め込まれており、LiveCycle サーバー上で実行します。発行インスタンスの場合は、LCM が発行者 EAR (adobe-livecycle-cq-publish.ear) を設定します。別のサーバーインスタンスに発行 EAR をデプロイします。

注意: 発行インスタンスを設定する前に、作成者インスタンスが設定およびデプロイ済みであることを確認します。Correspondence Management Solution 用のソリューションテンプレートにログインできれば、これを確認できたことになります。詳細については、このドキュメントの「Correspondence Management Solution テンプレートへのアクセス」の項を参照してください。
  1. 発行インスタンスのために新しいサーバーを作成します。JBoss インストールを実行し、標準プロファイルを使用します。

  2. 作成者インスタンスで、[LiveCycle root]/configurationManager/export/ ディレクトリに移動します。

  3. [LiveCycle ルート]/configurationManager/export/crx-repository ディレクトリを発行インスタンスマシンにコピーします。

  4. 発行インスタンスマシン上の crx-repository ディレクトリの場所に行きます。crx-repository/install フォルダーを開きます。次のパッケージを残して、その他すべてのパッケージをインストールフォルダーから削除します。
    • dataservices-pkg.zip

    • platform-common-pkg.zip

    • platform-content-pkg.zip

    • platform-security-pkg.zip

    • solution-correspondencemanagement-pkg.zip

  5. -Dcom.adobe.livecycle.crx.home=<location for crx-repository> パラメーターを使用して、発行サーバーを起動します。ここで、<location for crx-repository> は発行インスタンス用の crx-repository ディレクトリのコピー元の場所です。

    WebSphere および WebLogic のための汎用 JVM 引数を設定する方法については、WebSphere および WebLogic の、JVM 引数の設定の項を参照してください。

  6. adobe-livecycle-cq-publish.ear ファイルをコピーし、手順 1 で作成したアプリケーションサーバーのプロファイルにデプロイします。

注意: 同じコンピューター上に作成者インスタンスと発行インスタンスが両方ある場合には、発行インスタンスを起動する際に必ず別のポートを使用するようにしてください。

発行インスタンスを起動して実行したら、2 つのインスタンスが互いに通信できるように設定する必要があります。

6.3.3 発行ノードの「LiveCycle に統合」への設定

すべての発行インスタンスに対して次の手順を実行します。発行インスタンスと LiveCycle サーバーとの間の通信を有効にするには、次の操作を実行します。

  1. http://[発行ホスト]:[発行ポート]/lc/system/console/configMgr に行き、OSGi Management Console ユーザー資格情報を使ってログインします。デフォルトの資格情報は admin/admin です。

  2. Adobe LiveCycle Client SDK Configuration」設定の横にある「編集」アイコンをクリックします。

  3. サーバー URL フィールドで、http://[lcホスト]:[lcポート] が指定されていることを確認します。
    重要: LiveCycle サーバーが、指定されたホストとポートの組み合わせでリスンしていることを確認してください。LiveCycle サーバークラスターの場合、次の 3 つのシナリオが可能です。
    • すべての LiveCycle サーバーインスタンスが localhost と同じポート上で実行している。この場合は、localhost:[ポート] を使用します。

    • すべての LiveCycle サーバーインスタンスが localhost の異なるポート上で実行している。この場合は、ロードバランサーホスト名とポートの組み合わせ、すなわち [ロードバランサーホスト]:[ロードバランサーポート] を使用します。

    • すべての LiveCycle サーバーインスタンスが特定のホスト名 (localhost ではない) と異なる / 同じポート上で実行している。この場合は、ロードバランサーホスト名とポート、すなわち [ロードバランサーホスト]:[ロードバランサーポート] を使用します。

    LiveCycle サーバークラスターにアクセスするためにロードバランサー URL を使用する必要がある場合(上記参照)、作成者インスタンスとロードバランサー間の必要な通信ポートが開いていることを確認してください。

  4. LiveCycle の管理者資格情報を、「Username」フィールドと「Password」フィールドにそれぞれ入力します。

  5. Save」をクリックします。

6.3.4 作成者インスタンスと発行インスタンス間の通信

作成者インスタンスと発行インスタンス間で双方向通信を有効にするには、いくつかの設定変更を行う必要があります。

6.3.4.1 複製エージェントの設定 (発行インスタンス URL の定義)

作成者インスタンスで、各発行インスタンスごとに複製エージェントを設定する必要があります。これらのエージェントは作成者インスタンスのコンテンツをすべての発行インスタンスに複製します。

  1. http://<authorHost>:<authorPort>/lc/miscadmin で Tools UI にログインします。

  2. 複製」を選択してから、左パネルで「作成者のエージェント」を選択します。

    右パネルには、作成者インスタンスのために設定されたさまざまなエージェントがあります

  3. 右パネルで、「新規...」を選択し、「新規ページ」をクリックします。

    ページの作成ダイアログが表示されます。

  4. タイトル名前 を設定し、複製エージェントを選択します。

  5. 作成」をクリックして、新しいエージェントを作成します。

  6. 新しいエージェントをダブルクリックして設定パネルを開きます。

  7. 編集」をクリックすると、エージェント設定ダイアログが表示されます。

    1. 設定タブで次の操作をします。

      • 説明を入力します。

      • 有効」にチェックを付けます。

      • シリアライゼーションタイプをデフォルトにする」を選択します。

      • 試行遅延」を「60000」に設定します。

      • ログレベル」を「Info」として設定します。

    2. トランスポートタブで次の操作をします。

      • 発行インスタンスの必要 URI http://<発行ホスト>:<発行ポート>/lc/bin/receive?sling:authRequestLogin=1 を入力します。

      • ユーザーパスワードを設定します。デフォルトの資格情報は admin/admin です。

  8. OK」をクリックして設定を保存します。

  9. エージェント設定パネルで、「接続のテスト」をクリックします。

    接続に成功すると、設定が正しく行われたことがわかります。

注意: 場合によっては、発行インスタンスを 1 つだけ持っている場合は、デフォルトの複製エージェントを publish という名前を付けて使用できます。手順 b(i) で説明したように、トランスポートタブでそれを編集して、発行 URI を指定してください。この場合は、新しい複製エージェントを作成する必要はありません。
注意: 場合によっては、発行ファーム (複数の非クラスター発行インスタンス) を持っている場合は、手順 1 から 9 で説明されているように、各発行インスタンスごとに複製エージェントを作成する必要があります。これらの各複製エージェントに対して、タイトルと名前は重要で一意でなければならず、対応する発行インスタンスの識別を簡単にできるようにする必要があります。これらの各複製エージェントは、特定の発行インスタンスを示す異なる URI をトランスポートタブに持っています。複数の発行インスタンスの場合は、デフォルトのエージェント publish をコピーし、作成したエージェントのトランスポートタブで名前と URI を編集することで、複製エージェントを作成することもできます。デフォルトの複製エージェントを使用しない場合は、それを無効にして、不必要な複製が行われないようにできます。
注意: 別のクラスターに対しては、1 つの作成者インスタンス (できればマスターインスタンス) でこれらの手順を実行する必要があります。

6.3.4.2 ActivationManagerImpl の 発行インスタンス URL の定義

  1. http://<authorHost>:<authorPort>/lc/system/console/configMgr に移動します。OSGi Management Console のユーザー資格情報を使ってログインします。デフォルトの資格情報は admin/admin です。

  2. com.adobe.livecycle.content.activate.impl.ActivationManagerImpl.name 」設定の横にある「編集」アイコンをクリックします。

  3. 「ActivationManager Publish URL」フィールドで、発行インスタンス ActivationManager にアクセスするための URL を指定します。次の URL を指定できます。

    1. ロードバランサー URL (推奨): 発行ファーム (複数の非クラスター発行インスタンス) の前にロードバランサーとして機能する Web サーバーを持っている場合は、そのロードバランサーの URL を指定します。

    2. 発行インスタンス URL: 単一の発行インスタンスのみを持っている場合、あるいは発行ファーム前段の Web サーバーが何らかの理由で作成者完了からアクセスできない場合、任意の発行インスタンス URL を指定します。指定した発行インスタンスがダウンした場合は、フォールバックメカニズムが機能して作成者側で処理します。

    URL 設定: http://<ホスト名>:<ポート>/lc/bin/remoting/lc.content.remote.activate.activationManager

  4. 保存」をクリックします。

6.3.4.3 逆複製キューの設定

作成者インスタンスで、各発行インスタンスごとに逆複製エージェントを設定する必要があります。これらのエージェントは発行インスタンスのコンテンツを作成者インスタンスに複製します。

  1. http://<authorHost>:<authorPort>/lc/miscadmin で Tools UI にログインします。

  2. 複製」を選択してから、左パネルで「作成者のエージェント」を選択します。

    右パネルには、作成者インスタンスのために設定されたさまざまなエージェントがあります

  3. 右パネルで、「新規」を選択してから、「新規ページ」をクリックします。

    ページの作成ダイアログが表示されます。

  4. タイトル名前 を設定し、逆複製エージェントを選択します。

  5. 作成」をクリックして、新しいエージェントを作成します。

  6. 新しいエージェントをダブルクリックして設定パネルを開きます。

  7. 編集」をクリックすると、エージェント設定ダイアログが表示されます。

    1. 設定タブで次の操作をします。

      • 説明を入力します。

      • 有効」にチェックを付けます。

      • 試行遅延」を「60000」に設定します。

      • ログレベル」を「Info」として設定します。

    2. トランスポートタブで次の操作をします。

      • 発行インスタンスの必要 URI を入力します - http://<発行ホスト>:<発行ポート>/lc/bin/receive?sling:authRequestLogin=1

      • ユーザーパスワードを設定します - admin/admin

    3. 拡張タブで: HTTP メソッドを GET として設定します

  8. OK」をクリックして設定を保存します。

  9. エージェント設定パネルで、「接続のテスト」をクリックします。

接続に成功すると、設定が正しく行われたことがわかります。

注意: 場合によっては、発行インスタンスを 1 つだけ持っている場合は、デフォルトの逆複製エージェントを publish_reverse という名前を付けて使用できます。手順 b(i) で説明したように、トランスポートタブでそれを編集して、発行 URI を指定してください。この場合は、新しい逆複製エージェントを作成する必要はありません。
注意: 場合によっては、発行ファーム (複数の非クラスター発行インスタンス) を持っている場合は、手順 1 から 9 で説明されているように、各発行インスタンスごとに逆複製エージェントを作成する必要があります。これらの各複製エージェントに対して、タイトルと名前は重要で一意でなければならず、対応する発行インスタンスの識別を簡単にできるようにする必要があります。これらの各複製エージェントは、特定の発行インスタンスを示す異なる URI をトランスポートタブに持っています。複数の発行エージェントの場合は、デフォルトのエージェント publish_reverse をコピーし、作成したエージェントのトランスポートタブで名前URI を編集することで、逆複製エージェントを作成することもできます。デフォルトの逆複製エージェントを使用しない場合は、それを無効にして、不必要な複製が行われないようにできます。
注意: 別のクラスターに対しては、1 つの作成者インスタンス (できればマスターインスタンス) でこれらの手順を実行する必要があります。

6.3.4.4 VersionRestoreManagerImpl の作成者インスタンス URL の定義

  1. http://<publishHost>:<publishPort>/lc/system/console/configMgr に移動します。OSGi Management Console のユーザー資格情報を使ってログインします。デフォルトの資格情報は admin/admin です。

  2. com.adobe.livecycle.content.activate.impl.VersionRestoreManagerImpl.name 」設定の横にある「編集」アイコンをクリックします。

  3. 「VersionRestoreManager Author URL」フィールドで、作成者インスタンス VersionRestoreManager の URL を指定します。

    URL string: http://<ホスト名>:<ポート>/lc/bin/remoting/lc.content.remote.activate.versionRestoreManager

    注意: ロードバランサーの前に複数の作成者インスタンス(クラスター化)がある場合は、「VersionRestoreManager Author URL」フィールドにその URL を指定します。
  4. Save」をクリックします。

6.3.5 サンプルのユーザーとアセットのインストール

ユーザー権限が事前に定義されたサンプルユーザーをインストールして、ソリューションテンプレートを検索し、独自のソリューションを構築するようカスタマイズすることができます。

  1. http://<作成者ホスト>:<作成者ポート>/lc/crx/explorer/index.jsp に行きます。

  2. LiveCycle 管理者資格情報を使ってログインし、Package Manager をクリックします。

  3. Package Manager で、samples-correspondencemanagement-pkg-<バージョン>.zip パッケージを <LCホーム>/deploy/crx からアップロードします。

  4. パッケージのアップロードに成功したら、「インストール」をクリックします。

  5. 確認ダイアログで「インストール」をクリックし、サンプルユーザーとアセットをインストールします。

Correspondence Management サンプルユーザー

Correspondence Management Solution Accelerator には、次のサンプルユーザーが含まれています。これらのユーザーは、対話型カスタマー通信の生成に導かれるアクティビティに参加することを期待されています。

パッケージのインストール時に、次の役割がユーザーに自動的に割り当てられます。

ユーザー名

割り当てられた役割

役割

Todd Goldman

Correspondence Management 管理者

このユーザーは、システム全般の管理者です。このロールを持つユーザーは、すべてのアセットを変更できます。また、カテゴリを定義することもできます。

Heather Douglas

Correspondence Management SME

この人物は、テキストと画像を CRUD できる役割を持っています。

Caleb Lopez

Correspondence Management アプリケーションスペシャリスト

このユーザーは、テキスト、写真、条件、リストの各オブジェクトを慎重に選択してレターテンプレートを定義します。この役割では、ユーザーはレターテンプレート、レイアウト、リスト、条件、テキスト、および画像を CRUD できます。

Gloria Rios

Correspondence Management 要求処理担当者

エージェントユーザーは、ビジネスユーザーによって定義されたレターテンプレートを使用して、カスタマーに配信するレター通信を生成します。

Jocelyn Robinson

Correspondence Management フォーム開発者

このユーザーには、LiveCycle Designer を使用したフォームレイアウトのデザインスキルがあります。このユーザーは、コレスポンデンス管理で使用するためのフォームレイアウトをデザインする必要なノウハウを持っており、LiveCycle Designer を使用して、XDP テンプレートをデザインします。これはレターの雛形として機能します。

Frank Kricfalusi

Correspondence Management 開発者

このユーザーには、XSD スキーマおよびデータモデリングの概念についての知識があり、データディクショナリの作成および管理を行う役割があります。

ソリューションテンプレートを使用してソリューションを実装する場合のサンプルユーザーとガイドラインについて詳しくは、『Correspondence Management Solution ガイド』を参照してください。
注意: 別のクラスターに対しては、1 つの作成者インスタンス (できればマスターインスタンス) でこれらの手順を実行する必要があります。

6.3.6 IPv6 実装の設定

注意: この手順は、IPv6 アドレスを使用するコンピューター上で Correspondence Management Solution が実行されている場合のみ実行します。

IPv6 アドレスをサーバーおよびクライアントコンピューターにマップするには:

  1. C:¥Windows¥System32¥drivers¥etc ディレクトリを開きます。

  2. hosts ファイルをテキストエディターで開きます。

  3. IPv6 アドレスのマッピングをホスト名に追加します。次に例を示します。

    2001:1890:110b:712b:d1d:9c99:37ef:7281 <ipv6_hostname>
  4. ファイルを保存して閉じます。

Correspondence Management Solution へのアクセスに IPv6 アドレスではなくマップされたホスト名が使用されていることを確認します。

6.3.7 Adobe Reader 用日本語フォントのインストール

Correspondence Management のアセットで日本語フォントを使用する場合は、Adobe Reader 用日本語サポートパッケージをインストールする必要があります。インストールしないと、文字やフォームのレンダリングおよび機能が正常に実行されません。言語パックをインストールするには、Adobe Reader のダウンロードページにアクセスします。

6.4 PDF Generator の設定

PDF Generator を LiveCycle の一部としてインストールしている場合は、次のタスクを実行します。

6.4.1 環境変数

PDF Generator モジュールをインストールして、ファイルを PDF に変換するように設定した場合、一部のファイル形式については、環境変数を手動で設定して、対応するアプリケーションの起動に使用する実行ファイルの絶対パスを含める必要があります。次の表に、インストールされたネイティブアプリケーション用の環境変数の一覧を示します。

注意: すべての環境変数とそれぞれのパスでは、大文字と小文字が区別されます。

アプリケーション

環境変数

Adobe Acrobat

Acrobat_PATH

C:¥Program Files (x86)¥Adobe¥Acrobat 11.0¥Acrobat¥Acrobat.exe

Adobe FrameMaker®

FrameMaker_PATH

C:¥Program Files (x86)¥Adobe¥FrameMaker8.0¥FrameMaker.exe

メモ帳

Notepad_PATH

C:¥WINDOWS¥notepad.exe

Notepad_PATH 変数は空欄でかまいません。

OpenOffice

OpenOffice_PATH

C:¥Program Files (x86)¥OpenOffice.org 3.3

Adobe PageMaker®

PageMaker_PATH

C:¥Program Files (x86)¥Adobe¥PageMaker 7.0.2¥PageMaker.exe

WordPerfect

WordPerfect_PATH

C:¥Program Files (x86)¥WordPerfect Office 12¥Programs¥wpwin12.exe

Adobe Photoshop®

Photoshop_PATH

C:¥Program Files (x86)¥Adobe¥Adobe Photoshop CS4¥Photoshop.exe

注意: 環境変数 OpenOffice_PATH は、実行ファイルではなく、インストールフォルダーのパスに設定します。

Word、PowerPoint、Excel、Visio、Project などの Microsoft Office アプリケーションまたは AutoCAD のパスを設定する必要はありません。これらのアプリケーションがサーバーにインストールされている場合は、Generate PDF サービスが自動的にこれらのアプリケーションを起動します。

新しい Windows 環境変数の作成

  1. スタートコントロールパネルシステムを選択します。

  2. 詳細設定」タブをクリックして、「環境変数」をクリックします。

  3. 「システム環境変数」セクションで、「新規」をクリックします。

  4. 設定が必要な環境変数の名前(例えば、Photoshop_PATH など)を入力します。このフォルダーは、実行ファイルを含むフォルダーです。例えば、次のパスを入力します。
    D:\Program Files\Adobe\Adobe Photoshop CS4\Photoshop.exe

Linux または UNIX での PATH 変数の設定(OpenOffice のみ)

次のコマンドを実行します。

export OpenOffice_PATH=/opt/openoffice.org3.3

6.4.2 Adobe PDF プリンターをデフォルトのプリンターとして設定

Adobe PDF プリンターを、サーバーのデフォルトプリンターに設定する必要があります。Adobe PDF プリンターがデフォルトとして設定されていない場合、PDF Generator ではファイルを変換できません。

デフォルトプリンターの設定

  1. スタートプリンターと FAX を選択します。

  2. プリンターと FAX ウィンドウで、「Adobe PDF」を右クリックし、「通常使うプリンターに設定」を選択します。

6.4.3 Acrobat Professional の設定(Windows ベースのコンピューターのみ)

注意: この手順は、LiveCycle のインストールを完了後に Acrobat へのアップグレードまたは Acrobat のインストールを行った場合にのみ必要です。Acrobat のアップグレードは、Configuration Manager を実行してアプリケーションサーバーに LiveCycle をデプロイした後に実行できます。Acrobat Professional のルートディレクトリは、[Acrobatroot] と表記します。通常、ルートディレクトリは C:¥Program Files¥Adobe¥Acrobat 11.0¥Acrobat です。

PDF Generator で使用するための Acrobat の設定

  1. Acrobat の以前のバージョンがインストールされている場合、Windows コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」を使用して Acrobat をアンインストールします。

  2. インストーラーを実行して Acrobat XI Pro をインストールします。

  3. LiveCycle インストールメディアの additional\scripts フォルダーに移動します。

  4. 次のバッチファイルを実行します。

    Acrobat_for_PDFG_Configuration.bat [LiveCycle root]/pdfg_config
  5. LiveCycle Configuration Manager を実行しない他のクラスターノード上で、次の手順を実行します。

    • HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Print に、SplWOW64TimeOut という名前の新しいレジストリ DWORD エントリを追加します。値を 60000 に設定します。

    • LiveCycle がインストールされているノード上の [LiveCycle ルート]/plugins/x86_win32 ディレクトリにある PDFGen.api を、現在設定しているノード上の [Acrobat ルート]/plug_ins ディレクトリにコピーします。

  6. Acrobat を開き、ヘルプアップデートの有無をチェック環境設定を選択します。

  7. 自動的に新しいアップデートを確認する」を選択解除します。

Acrobat のインストールの検証

  1. システム上の PDF ファイルに移動し、そのファイルをダブルクリックして Acrobat で開きます。PDF ファイルが正常に開いた場合は、Acrobat が正しくインストールされています。

  2. PDF ファイルを正しく開くことができない場合は、Acrobat をアンインストールしてから再インストールします。

注意: Acrobat のインストール完了後に表示される Acrobat のすべてのダイアログボックスを閉じてから、Acrobat の自動アップデートを無効化してください。環境変数 Acrobat_PATH を、Acrobat.exe を指すように設定してください(例えば、C:¥Program Files¥Adobe¥Acrobat 11.0¥Acrobat¥Acrobat.exe)。

ネイティブアプリケーションサポートの設定

  1. 前の手順で説明したように、Acrobat をインストールして検証します。

  2. Adobe PDF プリンターをデフォルトのプリンターとして設定します。

Acrobat の信頼できるディレクトリリストへの一時ディレクトリの追加

OptimizePDF サービスでは、Adobe Acrobat を使用し、LiveCycle の一時ディレクトリおよび PDF Generator t の一時ディレクトリを Acrobat の信頼できるディレクトリリストに作成します。

LiveCycle の一時ディレクトリおよび PDF Generator の一時ディレクトリが信頼できるディレクトリリストに追加されない場合、OptimizePDF サービスの実行は失敗します。一時ディレクトリリストにディレクトリを追加するには、次の手順を実行します。
  1. Acrobat を開き、編集/環境設定を選択します。

  2. 左側のカテゴリから、「セキュリティ(強化)」を選択し、「拡張セキュリティを有効にする」オプションを選択します。

  3. LiveCycle の一時ディレクトリおよび PDF Generator の一時ディレクトリを信頼できるディレクトリリストに追加するには、「フォルダーパスの追加」をクリックし、ディレクトリを選択して「OK」をクリックします。

6.4.4 マルチスレッドファイル変換のユーザーアカウントの設定

デフォルトでは、PDF Generator は、一度に 1 つの OpenOffice、Microsoft Word または PowerPoint ドキュメントのみを変換できます。マルチスレッド変換を有効にすると、OpenOffice または PDFMaker の複数のインスタンスを起動して PDF Generator で同時に複数のドキュメントを変換できます(PDFMaker は、Word 文書と PowerPoint ドキュメントの変換に使用されます)。

注意: マルチスレッドファイル変換は、Microsoft Word 2007 および Microsoft PowerPoint 2007 のみでサポートされています。Microsoft Excel 2003 および Microsoft Excel 2007 ではサポートされていません。

マルチスレッドファイル変換を有効にする必要がある場合は、LiveCycle のドキュメントから入手可能な『インストールの準備』または『アップグレードの準備』の「マルチスレッドファイル変換の有効化」の節で説明されているタスクを実行する必要があります。

Linux および Solaris ユーザーの場合、ユーザーを作成して、パスワードプロンプトが表示されないようにシステムを設定する必要があります。次の項では、ユーザーを作成し、追加の設定を行う方法の概要について説明します。

6.4.4.1 ユーザーアカウントの追加

  1. 管理コンソールで、サービスLiveCycle PDF Generator 11ユーザーアカウントをクリックします。

  2. 追加」をクリックし、LiveCycle サーバー上での管理者権限を持つユーザーのユーザー名とパスワードを入力します。OpenOffice のユーザーを設定する場合は、最初に表示される OpenOffice のアクティベート用のダイアログを閉じます。

    注意: OpenOffice のユーザーを設定する場合、OpenOffice のインスタンス数を、この手順で指定したユーザーアカウント数よりも大きくすることはできません。
  3. LiveCycle サーバーを再起動します。

6.4.4.2 Linux または Solaris での OpenOffice に必要な追加設定

  1. 上記の説明に従って、ユーザーアカウントを追加します。

  2. /etc/sudoers ファイルで、追加のユーザー(LiveCycle サーバーを実行する管理者以外)のエントリを追加します。例えば、ユーザーを lcadm、サーバーを myhost として LiveCycle を実行している場合、user1 および user2 として動作させるには、/etc/sudoers に次のエントリを追加します。
    lcadm myhost=(user1) NOPASSWD: ALL 
    lcadm myhost=(user2) NOPASSWD: ALL

    この設定により、lcadm は、ホスト myhost において user1 または user2 として、パスワードの入力を求められることなくすべてのコマンドを実行できるようになります。

  3. ユーザーアカウントの追加で追加したすべてのユーザーが LiveCycle サーバーに接続できるようにします。例えば、user1 というローカルユーザーに LiveCycle サーバーに接続する権限を許可するには、次のコマンドを使用します。

    xhost +local:user1@ 

    詳しくは、xhost コマンドのドキュメントを参照してください。

  4. /etc/sudoers ファイルで requiretty を有効にします。

  5. サーバーを再起動します。

    注意: アプリケーションサーバーを起動するセッションがオープンになっていることを確認してください。セッションを終了すると、一部の変換は間歇的に失敗する場合があります。

6.4.5 PDF Generator へのフォントの追加

LiveCycle にはフォントの中央リポジトリがあり、すべての LiveCycle モジュールがアクセスできます。サーバー上の LiveCycle 以外のアプリケーションで、追加フォントを使用できるように設定します。これにより、PDF Generator では、そのアプリケーションを使用して作成された PDF ドキュメントで追加フォントを使用できるようになります。

注意: 指定したフォントフォルダーに新しいフォントを追加したら、アプリケーションサーバーを再起動します。

6.4.5.1 LiveCycle 以外のアプリケーション

次のリストには、PDF Generator でサーバー側の PDF 生成に使用できる LiveCycle 以外のアプリケーションが含まれています。

Windows 専用アプリケーション

  • Microsoft Office Word

  • Microsoft Office Excel

  • Microsoft Office PowerPoint

  • Microsoft Office Project

  • Microsoft Office Visio

  • Microsoft Office Publisher

  • AutoDesk AutoCAD

  • Corel WordPerfect

  • Adobe Photoshop CS

  • Adobe FrameMaker

  • Adobe PageMaker

  • Adobe Acrobat Professional

マルチプラットフォームアプリケーション

  • OpenOffice Writer

  • OpenOffice Calc

  • OpenOffice Draw

  • OpenOffice Impress

注意: これらのアプリケーションの他にも、各ユーザーが追加したアプリケーションが含まれている場合があります。

上記のアプリケーションのうち OpenOffice スイート(Writer、Calc、Draw および Impress)は、他のアプリケーションが Windows にのみ対応しているのに対して、Windows、Solaris および Linux プラットフォームに対応しています。

6.4.5.2 Windows 専用アプリケーションへの新しいフォントの追加

上記のすべての Windows 専用アプリケーションでは、C:¥Windows¥Fonts(または同等の)フォルダーにあるすべてのフォントにアクセスできます。これらのアプリケーションには、C:¥Windows¥Fonts に加えて、それぞれ固有のフォントフォルダーが存在する場合があります。

このため、LiveCycle フォントディレクトリにカスタムフォントを追加する場合、C:¥Windows¥Fonts(または同等の)フォルダーにそのフォントをコピーして、Windows 専用のアプリケーションでもこれらのフォントを使用できるようにする必要があります。

カスタムフォントの使用に際しては、使用許諾契約に基づくライセンスを取得して、そのフォントにアクセスするアプリケーションでの使用が許可されている必要があります。

6.4.5.3 その他のアプリケーションへの新しいフォントの追加

他のアプリケーションに PDF 作成のサポートを追加した場合、これらのアプリケーションのヘルプを参照して新しいフォントを追加します。Windows では、通常はカスタムフォントを C:¥Windows¥Fonts(または同等の)フォルダーに追加すれば十分です。

6.4.6 HTML から PDF への変換の設定

HTML から PDF への変換プロセスは、Acrobat XI Pro の設定を使用するように設計されています。この設定は、PDF Generator の設定よりも優先されます。

注意: この設定は、HTML から PDF への変換プロセスを有効にするために必要です。設定が行われていない場合、この変換タイプは失敗します。

6.4.6.1 HTML から PDF への変換の設定

  1. Acrobat のインストールおよび検証は、6.4.3 Acrobat Professional の設定(Windows ベースのコンピューターのみ)で説明されています。

  2. [LiveCycle root]¥plugins¥x86_win32 ディレクトリにある pdfgen.api ファイルを探し、[Acrobat root]¥Acrobat¥plug_ins ディレクトリにコピーします。

6.4.6.2 HTML から PDF への変換における Unicode フォントのサポート

重要: 入力用 zip ファイルにファイル名が 2 バイト文字の HTML ファイルが含まれている場合、HTML から PDF への変換は失敗します。この問題を回避するには、HTML ファイルに名前を付けるときに 2 バイト文字を使用しないようにします。
  1. Unicode フォントを、使用しているシステムに応じて、次のいずれかのディレクトリにコピーします。

    • Windows

      [Windows root]¥Windows¥fonts

      [Windows root]¥WINNT¥fonts

    • UNIX

      /usr/lib/X11/fonts/TrueType

      /usr/openwin/lib/X11/fonts/TrueType

      /usr/share/fonts/default/TrueType

      /usr/X11R6/lib/X11/fonts/ttf

      /usr/X11R6/lib/X11/fonts/truetype

      /usr/X11R6/lib/X11/fonts/TrueType

      /usr/X11R6/lib/X11/fonts/TTF

      /Users/cfqauser/Library/Fonts

      /System/Library/Fonts

      /Library/Fonts

      /Users/ + System.getProperty(<user name>, root) + /Library/Fonts

      System.getProperty(JAVA_HOME) + /lib/fonts

      /usr/share/fonts(Solaris)

    注意: /usr/lib/X11/fonts ディレクトリが存在することを確認します。ディレクトリがない場合は、ln コマンドを使用して /usr/share/X11/fonts から /usr/lib/X11/fonts へのシンボリックリンクを作成します。
  2. [LiveCycle root]/deploy/adobe-generatepdf-dsc.jar ファイルにある cffont.properties ファイルで、フォント名マッピングを変更します。

    • このアーカイブを展開し、cffont.properties ファイルを探して、エディターで開きます。

    • Java フォント名のコンマ区切りリストで、フォントタイプごとに、Unicode システムフォントにマップを追加します。以下の例では、kochi mincho が Unicode システムフォントの名前です。

      dialog=Arial, Helvetica, kochi mincho

      dialog.bold=Arial Bold, Helvetica-Bold, kochi mincho ...

    • プロパティファイルを保存して閉じ、adobe-generatepdf-dsc.jar ファイルを再パッケージ化して再デプロイします。

    注意: 日本語のオペレーティングシステムでは、cffont.properties.ja ファイルでもフォントマッピングを指定します。これは、標準の cffont.properties ファイルよりも優先されます。
    リスト内のフォントは、左から右に検索され、最初に見つかったフォントが使用されます。HTML から PDF の変換ログでは、システム内で見つかったすべてのフォント名のリストが返されます。マップが必要なフォント名を特定するには、前述したいずれかのディレクトリにフォントを追加し、サーバーを再起動して変換を実行します。マッピングに使用するフォント名は、ログファイルから特定できます。

    生成された PDF ファイルにフォントを埋め込むには、cffont.properties ファイル内の embedFonts プロパティを true に設定します(デフォルトは false)。

6.4.7 Microsoft Visio のデフォルトのマクロ設定の変更

マクロを含む Microsoft Visio のファイルを変換しようとすると、Microsoft Office Visio のセキュリティに関する通知ダイアログが表示され、変換がタイムアウトします。マクロが含まれているファイルを正常に変換するには、Visio のデフォルトのマクロ設定を変更する必要があります。

 Visio で、ツールセキュリティセンターマクロの設定をクリックし、次のいずれかのオプションを選択して、「OK」をクリックします。
  • 警告を表示せずにすべてのマクロを無効にする

  • すべてのマクロを有効にする

6.4.8 Network Printer Client のインストール

PDF Generator には、クライアントコンピューターに PDF Generator ネットワークプリンターをインストールするための実行ファイルが含まれています。インストールが完了すると、PDF Generator プリンターがクライアントコンピューターの既存のプリンターのリストに追加されます。その後、このプリンターを使用してドキュメントを送信し、PDF に変換することができます。

注意: Administration Console のネットワークプリンタークライアントのインストールウィザードでは、Windows オペレーティングシステムのみがサポートされています。ネットワークプリンタークライアントのインストールウィザードの起動には、32 ビット JVM を使用してください。64 ビット JVM を使用した場合は、エラーが発生します。

Windows で PDFG ネットワークプリンターのインストールが失敗する場合や、プリンターを UNIX または Linux のプラットフォームにインストールする場合は、各オペレーティングシステムのネイティブのプリンター追加ユーティリティを使用して、6.4.8.2 Windows でネイティブのプリンターの追加ウィザードを使用した PDFG ネットワークプリンターの設定の説明に従って設定してください。

6.4.8.1 PDF Generator ネットワークプリンタークライアントのインストール

注意: Windows Server 2008 で PDF Generator ネットワークプリンタークライアントをインストールする前に、Windows Server 2008 にインターネット印刷クライアント機能がインストールされていることを確認してください。機能のインストールについては、Wndows Server 2008 のヘルプを参照してください。
  1. PDF Generator をサーバーに正常にインストールしたことを確認します。

  2. 次のいずれかを実行します。

    • Windows クライアントコンピューターから、Web ブラウザーに次の URL を入力します。[host] は PDF Generator をインストールしたサーバーの名前、[port] は使用しているアプリケーションサーバーポートです。
      http://[host]:[port]/pdfg-ipp/install
    • Administration Console で、ホーム/サービス/PDF Generator/PDFG ネットワークプリンターをクリックします。「PDFG ネットワークプリンターのインストール」セクションで、「ここをクリックしてください」をクリックして、PDFG ネットワークプリンターのインストールを起動します。

  3. インターネットポートの構成画面で、「指定されたユーザーアカウントを使う」オプションを選択して、PDFG 管理者またはユーザーのロールを持つ LiveCycle ユーザーの資格情報を指定します。このユーザーには電子メールアドレスも必要です。このアドレスは、変換済みのファイルを受信する際に使用できます。このセキュリティ設定をクライアントコンピューター上のすべてのユーザーに適用するには、「すべてのユーザーに同じセキュリティ設定を使う」を選択して、「OK」をクリックします。
    注意: ユーザーのパスワードが変更された場合、ユーザーは使用しているコンピューターに PDFG ネットワークプリンターを再インストールする必要があります。パスワードを Administration Console から更新することはできません。

    インストールが終了すると、Adobe LiveCycle PDF Generator 11 が正常にインストールされたことを示すダイアログボックスが表示されます。

  4. 「OK」をクリックします。使用可能なプリンターのリストに「Adobe LiveCycle PDF Generator 11」という名前のプリンターが追加されます。

6.4.8.2 Windows でネイティブのプリンターの追加ウィザードを使用した PDFG ネットワークプリンターの設定

  1. スタートプリンターと FAX をクリックし、「プリンターの追加」をダブルクリックします。

  2. 次へ」をクリックし、「ネットワークプリンター、または他のコンピューターに接続されているプリンター」を選択して、「次へ」をクリックします。

  3. インターネット上または自宅 / 会社のネットワーク上のプリンターに接続する」を選択し、次の PDFG プリンターの URL を入力します。[host] はサーバー名、[port] はサーバーを実行しているポート番号です。
    http://[host]:[port]/pdfg-ipp/printer
  4. インターネットポートの構成画面で、「指定されたユーザーアカウントを使う」を選択し、ユーザーの有効な資格情報を指定します。

  5. プリンタードライバーの選択」ボックスで、任意の標準的な PostScript ベースのプリンタードライバー(HP Color LaserJet PS など)を選択します。

  6. 適切なオプション(このプリンターをデフォルトに設定するなど)を選択してインストールを完了します。

    注意: プリンターの追加の際に使用するユーザーの資格情報では、応答を受信するために、有効な電子メール ID を User Management で設定する必要があります。
  7. 電子メールサービスの sendmail サービスを設定します。サービスの設定オプションで有効な SMTP サーバーと認証情報を指定します。

6.4.8.3 プロキシサーバーのポート転送を使用するように PDF Generator ネットワークプリンタークライアントをインストールして設定する

  1. CC プロキシサーバーで特定のポートについて LiveCycle サーバーへのポート転送を設定し、プロキシサーバーレベルで認証を無効にします(LiveCycle で独自の認証を使用するので)。転送を設定したポートでクライアントがこのプロキシサーバーに接続すると、すべての要求が LiveCycle サーバーに転送されます。

  2. 次の URL を使用して、PDFG ネットワークプリンターをインストールします。

    http://[proxy server]:[forwarded port]/pdfg-ipp/install.    
  3. PDFG ネットワークプリンターの認証に必要な資格情報を指定します。

  4. PDFG ネットワークプリンターがクライアントマシンにインストールされます。これにより、ファイアウォールで保護されている LiveCycle サーバーを使用した PDF 変換が可能になります。

6.4.9 ファイル制限機能の設定の変更

Microsoft Office のセキュリティセンター設定を変更して、PDFG が古いバージョンの Microsoft Office ドキュメントを変更できるようにします。

  1. 任意の Office 2010 アプリケーションで、「ファイル」タブをクリックします。「ヘルプ」の下の「オプション」をクリックします。オプションダイアログボックスが表示されます。

  2. セキュリティ センター」をクリックし、「セキュリティ センターの設定」をクリックします。

  3. セキュリティ センターダイアログで、「ファイル制限機能の設定」をクリックします。

  4. 「ファイルの種類」リストで、PDFG に変換させるファイルの種類に対して、「開く」チェックボックスをオフにします。

6.4.10 監視フォルダーのパフォーマンスパラメーター

監視フォルダーを使用した PDF の変換を実行するための十分なディスク容量がないことを示す java.io.IOException エラーメッセージが発生しないように、Administration Console で PDF Generator の設定を変更できます。

PDF Generator のパフォーマンスパラメーターの設定

  1. Administration Console にログインして、サービスアプリケーションおよびサービスサービスの管理を選択します。

  2. サービスのリストで PDFGConfigService を探してクリックし、以下の値を設定します。

    • PDFG Cleanup Scan Seconds:1800

    • Job Expiration Seconds:6000

    • Server Conversion Timeout:デフォルト値の 270 を、450 などの大きい値に変更します。

  3. 保存」をクリックして、サーバーを再起動します。

6.4.11 保護フィールドを含む Microsoft Word 文書に対して PDF 変換を有効にする

PDF Generator は保護フィールドを含む Microsoft Word 文書をサポートします。保護フィールドを含む Microsoft Word 文書に対して PDF 変換を有効にするには、次のようにファイルタイプ設定を変更します。

  1. Administration Console で、ServicesPDF GeneratorFile Type Settings に行き、ファイルタイプ設定プロファイルを開きます。

  2. Microsoft Word オプションを展開し、「Adobe PDF でドキュメントマークアップを保持 (Microsoft Office 2003 以降)」オプションを選択します。

  3. 名前を付けて保存」をクリックし、ファイルタイプ設定の名前を指定し、「OK」をクリックします。

6.5 Rights Management の最終設定

Rights Management では、SSL を使用するようにアプリケーションサーバーを設定する必要があります(管理ヘルプを参照)。

6.6 LDAP アクセスの設定

6.6.1 User Management の設定(ローカルドメイン)

  1. Web ブラウザーを開き、http://[host]:[port]/adminui にアクセスしてログインします(6.1.3.1 LiveCycle 管理コンソールへのアクセスを参照)。

  2. 設定User Managementドメインの管理をクリックし、「新規ローカルドメイン」をクリックします。

  3. 該当するボックスにドメイン ID とドメイン名を入力します(管理ヘルプの「ローカルドメインの追加」を参照)。

  4. (オプション)「アカウントロックを有効にする」オプションの選択を解除して、アカウントロックを無効にします。

  5. OK」をクリックします。

6.6.2 User Management の LDAP 設定(エンタープライズドメイン)

  1. Web ブラウザーを開き、http://[host]:[port]/adminui にアクセスしてログインします(「6.1.3.1 LiveCycle 管理コンソールへのアクセス」を参照)。

  2. 設定User Managementドメインの管理をクリックし、「新規エンタープライズドメイン」をクリックします。

  3. ID」ボックスにドメインの一意の ID を入力し、「名前」ボックスにドメインの識別名を入力します。

    注意: LiveCycle データベースとして MySQL を使用している場合、ID には 1 バイト(ASCII)文字のみを使用してください(管理ヘルプの「エンタープライズドメインの追加」を参照)。
  4. 認証を追加」をクリックし、認証プロバイダーリストで「LDAP」を選択します。

  5. OK」をクリックします。

  6. ディレクトリを追加」をクリックし、「プロファイル名」ボックスに、LDAP プロファイルの名前を入力します。

  7. 次へ」をクリックします。

  8. サーバー」、「ポート」、「SSL」、「バインド」の各ボックスに値を指定し、「ページに次の情報を入力」ボックスで、ディレクトリ設定オプション(「Sun ONE のデフォルト値」など)を選択します。また、「名前」ボックスと「パスワード」ボックスで、匿名アクセスが無効な場合に LDAP データベースへの接続に使用する値を指定します(管理ヘルプの「ディレクトリ設定」を参照)。

  9. (オプション)設定をテストします。

    • テスト」をクリックします。画面に、サーバーのテストが成功したか、または設定エラーが存在することを示すメッセージが表示されます。

  10. 次へ」をクリックして、必要に応じて、「ユーザー設定」を設定します(管理ヘルプの「ディレクトリ設定」を参照)。

  11. (オプション)設定をテストします。

    • テスト」をクリックします。

    • 「検索フィルター」ボックスで、検索フィルターを確認するか新しい検索フィルターを指定してから、「送信」をクリックします。画面に検索条件に一致するエントリのリストが表示されます。

    • 閉じる」をクリックしてユーザー設定画面に戻ります。

  12. 次へ」をクリックして、必要に応じて、「グループ設定」を設定します(管理ヘルプの「ディレクトリ設定」を参照)。

  13. (オプション)設定をテストします。

    • テスト」をクリックします。

    • 「検索フィルター」ボックスで、検索フィルターを確認するか新しい検索フィルターを指定してから、「送信」をクリックします。画面に検索条件に一致するエントリのリストが表示されます。

    • 閉じる」をクリックしてグループの設定画面に戻ります。

  14. 完了」をクリックして新規ディレクトリページを閉じ、「OK」をクリックして終了します。

6.7 FIPS モードの有効化

LiveCycle には FIPS モードがあり、RSA BSAFE Crypto-C 2.1 暗号化モジュールを使用して、データ保護を連邦情報処理規格(FIPS)140-2 承認アルゴリズムに限定しています。

LiveCycle の設定中に Configuration Manager を使用してこのオプションを有効化しなかった場合、または有効化した設定を無効化する場合は、Administration Console からこの設定を変更できます。

FIPS モードを変更した場合は、サーバーを再起動する必要があります。

FIPS モードは Acrobat 7.0 より前のバージョンをサポートしていません。FIPS モードが有効で、パスワードによる暗号化およびパスワード削除のプロセスに Acrobat 5 の設定が含まれる場合、このプロセスは失敗します。

通常、FIPS が有効化されていると、Assembler サービスでは、どのドキュメントにもパスワードの暗号化が適用されません。この処理が試行されると、FIPSModeException が発生し、FIPS モードではパスワードを暗号化できないことが示されます。また、ベースドキュメントがパスワードで暗号化されている場合、PDFsFromBookmarks エレメントは FIPS モードではサポートされません。

FIPS モードのオンまたはオフ

  1. Administration Console にログインします。

  2. 設定コアシステム設定設定をクリックします。

  3. FIPS を有効にする」を選択して FIPS モードを有効化するか、選択を解除して FIPS モードを無効化します。

  4. OK」をクリックして、アプリケーションサーバーを再起動します。

注意: LiveCycle ソフトウェアでは、コードを検証して FIPS の互換性を確認しません。FIPS 操作モードは、FIPS で承認されたライブラリ(RSA)の暗号化サービスで、FIPS で承認されたアルゴリズムが使用されるようにするために提供されています。

6.8 HTML 電子署名の設定

Forms の HTML 電子署名機能を使用するには、次の手順を実行します。

  1. [LiveCycle root]/deploy/adobe-forms-ds.ear ファイルをアプリケーションサーバーに手動でデプロイします。

  2. 管理コンソールにログインし、サービスLiveCycle Forms ES4 をクリックします。

  3. HTML 電子署名が有効です」を選択し、「保存」をクリックします。

6.9 Connector for EMC Documentum の設定

注意: LiveCycle が EMC Documentum をサポートしているのは、バージョン 6.0、6.5 および 6.7 SP1 のみです。ECM が適切にアップグレードされていることを確認してください。

Connector for EMC Documentum を LiveCycle の一部としてインストールした場合は、次の手順を実行して、Documentum リポジトリに接続するように、このサービスを設定します。

Connector for EMC Documentum の設定

  1. [appserver root]/bin フォルダーにある adobe-component-ext.properties ファイルを開きます(ファイルが存在しない場合は、ファイルを作成します)。

  2. 次の Documentum Foundation Classes JAR ファイルを指定する新しいシステムプロパティを追加します。

    • dfc.jar

    • aspectjrt.jar

    • log4j.jar

    • jaxb-api.jar

    • (Connector for EMC Documentum 6.5 のみ)

      • configservice-impl.jar

      • configservice-api.jar

    新しいシステムプロパティは、次の形式にする必要があります。

    [component id].ext=[JAR files and/or folders]

    例えば、デフォルトの Content Server と Documentum Foundation Classes のインストールを使用して、次のいずれかのシステムプロパティをファイルに追加します。その際、システムプロパティは新しい行に記述し、行中に改行を入れず、末尾で改行してください。

    • Connector for EMC Documentum 6.0 のみ:

          com.adobe.livecycle.ConnectorforEMCDocumentum.ext= 
          C:/Program Files/Documentum/Shared/dfc.jar, 
          C:/Program Files/Documentum/Shared/aspectjrt.jar, 
    • Connector for EMC Documentum 6.5 のみ:
      com.adobe.livecycle.ConnectorforEMCDocumentum.ext= 
      C:/Program Files/Documentum/Shared/dfc.jar, 
      C:/ProgramFiles/Documentum/Shared/aspectjrt.jar, 
      C:/Program Files/Documentum/Shared/log4j.jar, 
      C:/Program Files/Documentum/Shared/jaxb-api.jar, 
      C:/Program Files/Documentum/Shared/configservice-impl.jar, 
      C:/Program Files/Documentum/Shared/configservice-api.jar
      注意: 上記のテキストには、改行が含まれています。このテキストをコピー&ペーストする場合、改行を削除してください。
    • Connector for EMC Documentum 6.7 SP1 のみ:
      com.adobe.livecycle.ConnectorforEMCDocumentum.ext= 
      C:/Program Files/Documentum/Shared/dfc.jar, 
      C:/ProgramFiles/Documentum/Shared/aspectjrt.jar, 
      C:/Program Files/Documentum/Shared/log4j.jar, 
      C:/Program Files/Documentum/Shared/jaxb-api.jar, 
      C:/Program Files/Documentum/Shared/configservice-impl.jar, 
      C:/Program Files/Documentum/Shared/configservice-api.jar 
      C:/Program Files/Documentum/Shared/commons-codec-1.3.jar 
      C:/Program Files/Documentum/Shared/commons-lang-2.4.jar
      注意: 上記のテキストには、改行が含まれています。このテキストをコピー&ペーストする場合、改行を削除してください。
  3. Web ブラウザーを開き、次の URL を入力します。

    http://[host]:[port]/adminui
  4. 次のデフォルトのユーザー名とパスワードを使用してログインします。

    ユーザー名:administrator

    パスワード:password

  5. サービスLiveCycle 11 Connector for EMC Documentum環境設定に移動して、以下のタスクを実行します。

    • 必要な Documentum リポジトリ情報のすべてを入力します。

    • Documentum をリポジトリプロバイダーとして使用するには、「リポジトリサービスプロバイダー」で「EMC Documentum リポジトリプロバイダー」を選択し、「保存」をクリックします。管理ヘルプのページの右上にあるヘルプリンクをクリックしてください。

  6. (オプション)サービスLiveCycle 11 Connector for EMC Documentumリポジトリ証明書の設定に移動して、「追加」をクリックし、Docbase 情報を指定して、「保存」をクリックします(詳しくは、右上隅の「ヘルプ」をクリックしてください)。

  7. アプリケーションサーバーが現在実行されていない場合は、サーバーを起動します。実行されている場合は、サーバーを停止し、再起動します。

  8. Web ブラウザーを開き、次の URL を入力します。

    http://[host]:[port]/adminui
  9. 次のデフォルトのユーザー名とパスワードを使用してログインします。

    ユーザー名:administrator

    パスワード:password

  10. サービスアプリケーションおよびサービスサービスの管理に移動して、以下のサービスを選択します。

    • EMCDocumentumAuthProviderService

    • EMCDocumentumContentRepositoryConnector

    • EMCDocumentumRepositoryProvider

  11. 開始」をクリックします。サービスのいずれかが正常に起動されない場合は、前の手順で実行した設定を確認します。

  12. 次のいずれかの操作を行います。

    • Documentum Authorization サービス(EMCDocumentumAuthProviderService)を使用して、Workbench の Resources ビューで Documentum リポジトリのコンテンツを表示するには、この手順を続行します。Documentum Authorization サービスを使用すると、デフォルトの LiveCycle 認証が上書きされるので、Documentum の資格情報を使用して Workbench にログインするように設定する必要があります。

    • LiveCycle リポジトリを使用するには、LiveCycle の上級管理者の資格情報(デフォルトは administratorpassword)を使用して Workbench にログインします。

    これで、この手順に必要なステップを完了しました。この場合、手順 19 で指定した資格情報を使用してデフォルトリポジトリにアクセスし、デフォルトの LiveCycle 認証サービスを使用します。

  13. アプリケーションサーバーを再起動します。

  14. Administration Console にログインし、設定User Managementドメインの管理をクリックします。

  15. 「新規エンタープライズドメイン」をクリックして、ドメイン ID と名前を入力します。ドメイン ID は、ドメインの一意の識別子です。名前は、ドメインの識別名です。

    注意: LiveCycle データベースとして MySQL を使用している場合、ID には 1 バイト(ASCII)文字のみを使用してください(LiveCycle の管理ヘルプの「エンタープライズドメインの追加」を参照)。
  16. カスタム認証プロバイダーを追加します。

    • 「認証を追加」をクリックします。

    • 認証プロバイダーリストで「カスタム」を選択します。

    • 「EMCDocumentumAuthProvider」を選択し、「OK」をクリックします。

  17. LDAP 認証プロバイダーを追加します。

    • 「認証を追加」をクリックします。

    • 認証プロバイダーリストで「LDAP」を選択し、「OK」をクリックします。

  18. LDAP ディレクトリを追加します。

    • 「ディレクトリを追加」をクリックします。

    • 「プロファイル名」ボックスに一意の名前を入力し、「次へ」をクリックします。

    • 「サーバー」、「ポート」、「SSL」、「バインド」および「ページに次の情報を入力」オプションの値を指定します。「バインド」オプションで「ユーザー」を選択する場合は、「名前」と「パスワード」フィールドにも値を指定する必要があります。

    • (オプション)必要に応じてベースドメイン名を取得するには、「BaseDN を取得」を選択します。

    • 「次へ」をクリックし、ユーザー設定を指定して「次へ」をクリックし、必要に応じてグループ設定を指定して「次へ」をクリックします。

      設定について詳しくは、ページの右上隅にある「User Management ヘルプ」をクリックしてください。

  19. 「OK」をクリックして「ディレクトリを追加」ページを閉じ、もう一度「OK」をクリックします。

  20. 新しいエンタープライズドメインを選択し、「今すぐ同期」をクリックします。LDAP ネットワークのユーザーとグループ数および接続の速度によって、同期処理には数分かかる場合があります。

    (オプション)同期のステータスを確認するには、「更新」をクリックし、「現在の同期の状態」列にステータスを表示します。

  21. 設定/User Management/ユーザーとグループをクリックします。

  22. LDAP から同期されたユーザーを検索し、以下のタスクを実行します。

    • 1 つ以上のユーザーを選択し、「ロールをアサイン」をクリックします。

    • 1 つ以上の LiveCycle のロールを選択し、「OK」をクリックします。

    • 「OK」をもう一度クリックして、ロールアサインを確認します。

      ロールをアサインするすべてのユーザーについて、この手順を繰り返します。詳しくは、ページの右上隅にある「User Management ヘルプ」をクリックしてください。

  23. Workbench を起動し、Documentum リポジトリ用の次の資格情報を使用してログインします。

    Username:[username]@[repository_name]

    Password:[password]

    ログイン後は、Documentum リポジトリは、Workbench 内の Resources ビューに表示されます。username@repository_name を使用してログインしない場合、Workbench では、デフォルトリポジトリへのログインが試行されます。

  24. (オプション)Connector for EMC Documentum の LiveCycle サンプルをインストールするには、Samples という名前の Documentum リポジトリを作成して、その中にインストールします。

Connector for EMC Documentum サービスの設定後の、Documentum リポジトリでの Workbench の設定については、LiveCycle 管理ヘルプを参照してください。

6.9.1 Documentum リポジトリでの XDP MIME 形式の作成

ユーザーが Documentum リポジトリから XDP ファイルを取得し、保存できるようにするには、次のタスクのいずれかを実行する必要があります。

  • ユーザーがアクセスする XDP ファイルが置かれている各リポジトリに、対応する XDP 形式を作成します。

  • Documentum リポジトリにアクセスするときに Documentum 管理者アカウントを使用するように、Connector for EMC Documentum サービスを設定します。この場合、Connector for EMC Documentum サービスでは必要に応じて XDP 形式が使用されます。

Documentum 管理者アカウントを使用した Documentum Content Server での XDP 形式の作成

  1. Documentum 管理者アカウントにログインします。

  2. 形式」をクリックし、ファイル新規作成形式を選択します。

  3. 次の情報を対応するフィールドに入力します。

    名前:xdp

    デフォルトのファイル拡張子:xdp

    Mime タイプ:application/xdp

  4. ユーザーが XDP ファイルを保存する他のすべての Documentum リポジトリについて、手順 1 ~ 3 を繰り返します。

Documentum 管理者アカウントを使用するための Connector for EMC Documentum サービスの設定

  1. Web ブラウザーを開き、次の URL を入力します。

    http:/[host]/:[port]/adminui

  2. 次のデフォルトのユーザー名とパスワードを使用してログインします。

    ユーザー名:administrator

    パスワード:password

  3. サービスLiveCycle 11 Connector for EMC Documentum環境設定をクリックします。

  4. 「Documentum プリンシパル秘密鍵証明書に関する情報」領域で、次の情報を更新し、「保存」をクリックします。

    ユーザー名:[Documentum Administrator user name]

    パスワード:[Documentum Administrator password]

  5. リポジトリ証明書の設定」をクリックして、リストからリポジトリを選択します。リストにない場合は、「追加」をクリックします。

  6. 対応するフィールドで適切な情報を指定して、「保存」をクリックします。

    リポジトリ名:[Repository Name]

    リポジトリ証明書のユーザー名:[Documentum Administrator user name]

    リポジトリ証明書のパスワード:[Documentum Administrator password]

  7. ユーザーが XDP ファイルを保存するすべてのリポジトリについて、手順 5 ~ 6 を繰り返します。

6.9.2 複数の接続ブローカーのサポートの追加

LiveCycle Configuration Manager がサポートする接続ブローカーは 1 つのみです。LiveCycle 管理コンソールを使用して、複数の接続ブローカーのサポートを追加します。

  1. 「LiveCycle 管理コンソール」を開きます。

  2. ホーム/サービス/LiveCycle 11 Connector for EMC Documentum/環境設定に移動します。

  3. 「接続ブローカーのホスト名または IP アドレスで、別の接続ブローカーのホスト名のカンマで区切りられたリストを入力します。例えば、host1、host2、host3 と入力します。

  4. 「接続ブローカーのポート番号」で、対応する接続ブローカーのポートのカンマで区切りられたリストを入力します。例えば、1489、1491、1489 を入力します。

  5. Save」をクリックします。

6.10 Connector for IBM Content Manager の設定

注意: LiveCycle が IBM Content Manager をサポートしているのは、バージョン 8.4 のみです。ECM が適切にアップグレードされていることを確認してください。

Connector for IBM Content Manager サービスを LiveCycle の一部としてインストールした場合は、次の手順を実行して、IBM Content Manager データストアに接続するようサービスを設定します。

Connector for IBM Content Manager の設定

  1. [appserver root] フォルダーにある adobe-component-ext.properties ファイルを開きます。ファイルが存在しない場合は、ファイルを作成します。

  2. 次の IBM II4C JAR ファイルの場所を指定する、新しいシステムプロパティを追加します。

    • cmb81.jar

    • cmbcm81.jar

    • cmbicm81.jar

    • cmblog4j81.jar

    • cmbsdk81.jar

    • cmbutil81.jar

    • cmbutilicm81.jar

    • cmbview81.jar

    • cmbwas81.jar

    • cmbwcm81.jar

    • cmgmt

    注意: cmgmt は JAR ファイルではありません。Windows では、このフォルダーはデフォルトで C:¥Program Files¥IBM¥db2cmv8¥ にあります。
    • common.jar

    • db2jcc.jar

    • db2jcc_license_cisuz.jar

    • db2jcc_license_cu.jar

    • ecore.jar

    • ibmjgssprovider.jar

    • ibmjsseprovider2.jar

    • ibmpkcs.jar

    • icmrm81.jar

    • jcache.jar

    • log4j-1.2.8.jar

    • xerces.jar

    • xml.jar

    • xsd.jar

    新しいシステムプロパティは次のようになります。

    [component id].ext=[JAR files and/or folders]

    例えば、デフォルトの DB2 Universal Database Client および II4C インストールを使用する場合、次のシステムプロパティをファイルに追加します。その際、システムプロパティは新しい行に記述し、行中に改行を入れず、末尾で改行してください。

            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/cmgmt, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/java/jre/lib/ibmjsseprovider2.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/java/jre/lib/ibmjgssprovider.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/java/jre/lib/ibmpkcs.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/java/jre/lib/xml.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/lib/cmbview81.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/lib/cmb81.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/lib/cmbcm81.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/lib/xsd.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/lib/common.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/lib/ecore.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/lib/cmbicm81.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/lib/cmbwcm81.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/lib/jcache.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/lib/cmbutil81.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/lib/cmbutilicm81.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/lib/icmrm81.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/lib/db2jcc.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/lib/db2jcc_license_cu.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/lib/db2jcc_license_cisuz.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/lib/xerces.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/lib/cmblog4j81.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/lib/log4j-1.2.8.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/lib/cmbsdk81.jar, 
            C:/Program Files/IBM/db2cmv8/lib/cmbwas81.jar
  3. アプリケーションサーバーが現在実行されていない場合は、サーバーを起動します。実行されている場合は、サーバーを停止し、再起動します。

これで、IBMCMConnectorService プロパティシートから IBM Content Manager データストアに、「Use User credentials」をログインモードとして使用して接続できます。

これで、この手順に必要なステップを完了しました。

(オプション)IBMCMConnectorService プロパティシートから IBM Content Manager データストアに、「Use Credentials From Process Context」をログインモードとして使用して接続するには、次の手順を実行します。

「Use Credentials from process context」ログインモードを使用した接続

  1. Web ブラウザーを開き、次の URL を入力します。

    http:/[host]/:[port]/adminui

  2. 上級管理者の資格情報を使用してログインします。インストール中に設定されたデフォルト値は、次のとおりです。

    ユーザー名:administrator

    パスワード:password

  3. サービスLiveCycle 11 Connector for IBM Content Manager をクリックします。

  4. 必要なリポジトリ情報のすべてを入力して「保存」をクリックします。IBM Content Manager リポジトリ情報について詳しくは、ページの右上隅にある「ヘルプ」リンクをクリックします。

  5. 次のいずれかのタスクを実行します。

    • IBM Content Manager Authorization サービス(IBMCMAuthProvider)を使用して IBM Content Manager データストアのコンテンツを Workbench の Processes ビューで使用するには、この手順を続行します。IBM Content Manager Authorization サービスを使用すると、デフォルトの LiveCycle 認証が上書きされるので、IBM Content Manager の資格情報を使用して Workbench にログインするように設定する必要があります。

    • Workbench の Processes ビューで IBM Content Manager データストアのコンテンツを使用するために手順 4 で指定したシステム資格情報を使用するには、LiveCycle の上級管理者の資格情報(デフォルトは administratorpassword)を使用して、Workbench にログインします。これで、この手順に必要なステップを完了しました。この場合、手順 4 で指定したシステム資格情報は、デフォルトリポジトリにアクセスするためのデフォルトの LiveCycle 認証サービスを使用します。

  6. Administration Console にログインし、設定User Managementドメインの管理をクリックします。

  7. 「新規エンタープライズドメイン」をクリックして、ドメイン ID と名前を入力します。ドメイン ID は、ドメインの一意の識別子です。名前は、ドメインの識別名です。

    注意: LiveCycle データベースとして MySQL を使用している場合、ID には 1 バイト(ASCII)文字のみを使用してください(管理ヘルプの「エンタープライズドメインの追加」を参照)。
  8. カスタム認証プロバイダーを追加します。

    • 「認証を追加」をクリックします。

    • 認証プロバイダーリストで「カスタム」を選択し、「IBMCMAuthProviderService」を選択して、「OK」をクリックします。

  9. LDAP 認証プロバイダーを追加します。

    • 「認証を追加」をクリックします。

    • 認証プロバイダーリストで「LDAP」を選択し、「OK」をクリックします。

  10. LDAP ディレクトリを追加します。

    • 「ディレクトリを追加」をクリックします。

    • 「プロファイル名」ボックスに一意の名前を入力し、「次へ」をクリックします。

    • 「サーバー」、「ポート」、「SSL」、「バインド」および「ページに次の情報を入力」オプションの値を指定します。「バインド」オプションで「ユーザー」を選択する場合は、「名前」と「パスワード」フィールドにも値を指定する必要があります。(オプション)必要に応じてベースドメイン名を取得するには、「BaseDN を取得」を選択します。完了したら、「次へ」をクリックします。

    • ユーザー設定を指定し、「次へ」をクリックし、必要に応じてグループ設定を指定して「次へ」をクリックします。

    上記の設定について詳しくは、ページの右上隅にある「ヘルプ」リンクをクリックしてください。

  11. 「OK」をクリックして「ディレクトリを追加」ページを閉じ、もう一度「OK」をクリックします。

  12. 新しいエンタープライズドメインを選択し、「今すぐ同期」をクリックします。LDAP ネットワークのユーザーとグループ数および接続の速度によって、同期処理には数分かかる場合があります。

  13. 同期のステータスを確認するには、「更新」をクリックし、「現在の同期の状態」列にステータスを表示します。

  14. 設定/User Management/ユーザーとグループをクリックします。

  15. LDAP から同期されたユーザーを検索し、以下のタスクを実行します。

    • 1 つ以上のユーザーを選択し、「ロールをアサイン」をクリックします。

    • 1 つ以上の LiveCycle のロールを選択し、「OK」をクリックします。

    • 「OK」をもう一度クリックして、ロールアサインを確認します。

    ロールをアサインするすべてのユーザーについて、この手順を繰り返します。詳しくは、ページの右上隅にある「ヘルプ」リンクをクリックします。

  16. Workbench を起動し、IBM Content Manager データストア用の次の資格情報を使用してログインします。

    Username:[username]@[repository_name]

    Password:[password]

    これで、IBMCMConnectorService オーケストレーション可能コンポーネントのログインモードが「Use Credentials from process context」と選択されている場合に、Workbench の Processes ビューで IBM Content Manager データストアを使用できます。

6.11 Connector for IBM FileNet の設定

LiveCycle が IBM FileNet をサポートしているのは、バージョン 4.0、4.5 および 5.0 のみです。ECM が適切にアップグレードされていることを確認してください。

Connector for IBM FileNet を LiveCycle の一部としてインストールした場合は、FileNet オブジェクトストアに接続するように、このサービスを設定する必要があります。

次の手順を実行して、Connector for IBM FileNet を設定します。

FileNet 4.x または FileNet 5.0 および CEWS トランスポートを使用して Connector for IBM FileNet を設定するには:

  1. アプリケーションサーバーの実行ファイルをテキストエディターで開きます。実行ファイルは次の場所にあります。

    • (Windows)[appserver root]/bin/run.conf

    • (Windows 以外)[appserver root]/bin/run.conf

  2. FileNet 4.x の場合のみ) FileNet 設定ファイルの場所を、アプリケーションサーバーの start コマンドに Java オプションとして追加し、ファイルを保存します。

    注意: JBoss がサービスとして実行されている場合、他の JVM 引数が定義されているレジストリに、Java オプションを追加します。
  3. -Dwasp.location= <configuration files location>

    例えば、デフォルトの FileNet Application Engine インストールを Windows オペレーティングシステムで使用する場合、次の Java オプションを追加します。

    -Dwasp.location=C:/Progra~1/FileNet/AE/CE_API/wsi
  4. デプロイメントで Process Engine Connector サービスを使用している場合は、[appserver root]\client\logkit.jar を次のディレクトリにコピーします。

    • (手動で設定した JBoss、クラスター) [appserver root]/server/all/lib

    • (手動で設定した JBoss、シングルサーバー) [appserver root]/server/standard/lib

    • (アドビにより事前設定された JBoss、クラスター)[appserver root]/server/lc_<db-name>_cl/lib

    • (アドビにより事前設定された JBoss、シングルサーバー)[appserver root]/server/lc_<db-name>/lib

  5. [appserver root]/bin/bin フォルダーにある adobe-component-ext.properties ファイルを開きます(ファイルが存在しない場合は、ファイルを作成します)。

  6. 次の FileNet Application Engine JAR ファイルの場所を指定する、新しいシステムプロパティを追加します。

    FileNet 4.x の場合、次の JAR ファイルを追加します。

    • javaapi.jar

    • soap.jar

    • wasp.jar

    • builtin_serialization.jar(FileNet 4.0 のみ)

    • wsdl_api.jar

    • jaxm.jar

    • jaxrpc.jar

    • saaj.jar

    • jetty.jar

    • runner.jar

    • p8cjares.jar

    • Jace.jar

    • (オプション)pe.jar

    FileNet 5.0 の場合、次の JAR ファイルを追加します

    • Jace.jar

    • javaapi.jar

    • log4j.jar

    • pe.jar

    • stax-api.jar

    • xlxpScanner.jar

    • xlxpScannerUtils.jar

    注意: pe.jar ファイルは、デプロイメントで IBMFileNetProcessEngineConnector サービスを使用する場合にのみ追加します。新しいシステムプロパティには、次の構造を反映させる必要があります。
    [component id].ext=[JAR files and/or folders]

    例えば、デフォルトの FileNet Application Engine インストールを Windows オペレーティングシステムで使用する場合、次のシステムプロパティをファイルに追加します。その際、システムプロパティは新しい行に記述し、行中に改行を入れず、末尾で改行してください。

    注意: 次のテキストには、改行が含まれています。このテキストを、このドキュメント以外の場所にコピーする場合は、新しい場所に貼り付けるときに改行を削除してください。
    com.adobe.livecycle.ConnectorforIBMFileNet.ext= 
    C:/Program Files/FileNet/AE/CE_API/lib2/javaapi.jar, 
    C:/Program Files/FileNet/AE/CE_API/lib2/log4j-1.2.13.jar
  7. (FileNet Process Engine Connector のみ)次の手順で、プロセスエンジンの接続プロパティを設定します。

    • テキストエディターを使用してファイルを作成し、次のコンテンツを 1 行で入力します。末尾で改行してください。

      RemoteServerUrl = cemp:http://[contentserver_IP]:[contentengine_port]/ wsi/FNCEWS40DIME/
    • このファイルを WcmApiConfig.properties という名前で別のフォルダーに保存して、そのフォルダーの場所を adobe-component-ext.properties ファイルに追加します。

      例えば、このファイルを c:¥pe_config¥WcmApiConfig.properties として保存して、パス c:¥pe_config を adobe-component-ext.properties ファイルに追加します。

      注意: ファイル名では大文字と小文字が区別されます。
  8. 次のフォルダーで login-config.xml ファイルを探し、次のアプリケーションポリシーを <policy> ノードの子として追加します。

    • (手動で設定した JBoss、シングルサーバー)[appserver root]/server/standard/conf

    • (手動で設定した JBoss、クラスター)[appserver root]/server/all/conf

    • (アドビにより事前設定された JBoss、シングルサーバー)[appserver root]/server/lc_<dbname>/conf

    • (アドビにより事前設定された JBoss、クラスター)[appserver root]/server/lc_<dbname>_cl/conf
              <application-policy name = "FileNetP8WSI"> 
               <authentication>  
               <login-module code = "com.filenet.api.util.WSILoginModule" flag = 
                      "required" /> 
               </authentication>  
              </application-policy>
  9. (FileNet Process Engine Connector のみ)実際のデプロイメントでプロセスエンジンを使用している場合は、次のノードを login-config ファイルに追加します。

            <application-policy name = "FileNetP8"> 
                <authentication> 
                    <login-module code = "com.filenet.api.util.WSILoginModule" flag = 
                    "required" /> 
                </authentication> 
            </application-policy>
  10. アプリケーションサーバーが現在実行されていない場合は、サーバーを起動します。実行されている場合は、サーバーを停止し、再起動します。

  11. JBoss がサービスとして実行されている場合は、JBoss for Adobe LiveCycle ES4 サービスを開始(または再開)します。

  12. クラスターのみ)クラスターの各インスタンスに対して、これまでのすべての手順を繰り返します。

  13. Web ブラウザーを開き、次の URL を入力します。

    http://[host]:[port]/adminui

  14. 次のデフォルトのユーザー名とパスワードを使用してログインします。

    ユーザー名:administrator

    パスワード:password

  15. サービスLiveCycle 11 Connector for IBM FileNet をクリックします。

  16. 必要なすべての FileNet リポジトリ情報を入力し、「リポジトリサービスプロバイダー」の下で「IBM FileNet リポジトリプロバイダー」を選択します。

    オプションのプロセスエンジンサービスをデプロイメントで使用する場合、「プロセスエンジン設定」領域で「プロセスエンジンコネクタサービスを使用」を選択し、プロセスエンジンの各設定を指定します。詳しくは、ページの右上隅にある「ヘルプ」リンクをクリックします。

    注意: この手順で指定する資格情報は、IBM FileNet リポジトリサービスを後で起動するときに検証されます。資格情報が無効な場合はエラーが発生し、サービスは起動されません。
  17. 保存」をクリックし、サービスアプリケーションおよびサービスサービスの管理に移動します。

  18. 次の各サービスの横にあるチェックボックスを選択して「開始」をクリックします。

    • IBMFileNetAuthProviderService

    • IBMFileNetContentRepositoryConnector

    • IBMFileNetRepositoryProvider

    • IBMFileNetProcessEngineConnector(設定されている場合)

    サービスのいずれかが正常に開始されない場合は、Process Engine 設定を確認します。

  19. 次のいずれかの操作を行います。

    • FileNet Authorization サービス(IBMFileNetAuthProviderService)を使用して Workbench の Resources ビューで FileNet オブジェクトストアからコンテンツを表示するには、この手順を続行します。FileNet Authorization サービスを使用すると、デフォルトの LiveCycle 認証が上書きされるので、FileNet の資格情報を使用して Workbench にログインするように設定する必要があります。

    • LiveCycle リポジトリを使用するには、LiveCycle の上級管理者の資格情報(デフォルトは administratorpassword)を使用して Workbench にログインします。この場合、手順 16 で指定した資格情報は、デフォルトリポジトリにアクセスするためにデフォルトの LiveCycle 認証サービスを使用します。

  20. アプリケーションサーバーを再起動します。

  21. Administration Console にログインし、設定User Managementドメインの管理をクリックします。

  22. 新規エンタープライズドメイン」をクリックして、ドメイン ID と名前を入力します。ドメイン ID は、ドメインの一意の識別子です。名前は、ドメインの識別名です。

    LiveCycle データベースとして MySQL を使用している場合、ID には 1 バイト(ASCII)文字のみを使用してください(LiveCycle 管理ヘルプの「エンタープライズドメインの追加」を参照)。

  23. カスタム認証プロバイダーを追加します。

    • 認証を追加」をクリックします。

    • 認証プロバイダー」リストで「カスタム」を選択します。

    • IBMFileNetAuthProviderService」を選択し、「OK」をクリックします。

  24. LDAP 認証プロバイダーを追加します。

    • 認証を追加」をクリックします。

    • 認証プロバイダー」リストで「LDAP」を選択し、「OK」をクリックします。

  25. LDAP ディレクトリを追加します。

    • ディレクトリを追加」をクリックし、「プロファイル名」ボックスに一意の名前を入力して、「次へ」をクリックします。

    • サーバー」、「ポート」、「SSL」、「バインド」および「ページに次の情報を入力」オプションの値を指定します。「バインド」オプションで「ユーザー」を選択する場合は、「名前」と「パスワード」フィールドにも値を指定する必要があります。

    • (オプション)必要に応じてベースドメイン名を取得するには、「BaseDN を取得」を選択します。完了したら、「次へ」をクリックします。

    • ユーザー設定を指定し、「次へ」をクリックし、必要に応じてグループ設定を指定して「次へ」をクリックします。

      設定について詳しくは、ページの右上隅にある「ヘルプ」リンクをクリックしてください。

  26. 「OK」をクリックして「ディレクトリを追加」ページを閉じ、もう一度「OK」をクリックします。

  27. 新しいエンタープライズドメインを選択し、「今すぐ同期」をクリックします。LDAP ネットワークのユーザーとグループ数および接続の速度によって、同期処理には数分かかる場合があります。

    (オプション)同期のステータスを確認するには、「更新」をクリックし、「現在の同期の状態」列にステータスを表示します。

  28. 設定User Managementユーザーとグループをクリックします。

  29. LDAP から同期されたユーザーを検索し、以下のタスクを実行します。

    • 1 つ以上のユーザーを選択し、「ロールをアサイン」をクリックします。

    • 1 つ以上の LiveCycle のロールを選択し、「OK」をクリックします。

    • OK」をもう一度クリックして、ロールアサインを確認します。

    ロールをアサインするすべてのユーザーについて、この手順を繰り返します。詳しくは、ページの右上隅にある「ヘルプ」リンクをクリックします。

  30. Workbench を起動して、IBM FileNet リポジトリ用の次の資格情報を使用してログインします。

    ユーザー名:[username]@[repository_name]

    パスワード:[password]

    これで、FileNet オブジェクトストアが Workbench の Resources ビューに表示されます。username@repository name を使用してログインしない場合、Workbench では、手順 16 で指定したデフォルトリポジトリへのログインが試行されます。

  31. (オプション)Connector for IBM FileNet の LiveCycle サンプルをインストールする場合、Samples という名前の FileNet オブジェクトストアを作成してその中にインストールします。

    Connector for IBM FileNet を設定したら、FileNet リポジトリを使用した Workbench の機能の設定について、LiveCycle 管理ヘルプを参照することをお勧めします。

6.12 JBoss クラスターの隔離

多くの JBoss サービスが、複数の JGroup チャンネルサービスを作成します。これらのチャンネルは、特定のチャンネルとのみ通信する必要があります。

ネットワーク上の他のクラスターから JGroups クラスターを隔離するには、次のことを確認します。
  • 様々なクラスターのチャンネルが、異なるグループ名を使用していること。./run.sh -g QAPartition -b <ipaddress> -c all を使用して、一意のグループを作成します。

  • 様々なクラスターのチャンネルが、異なるマルチキャストアドレスを使用していること。/run.sh -u <UDP group Ip address> -g QAPartition -b <ipaddress> -c all を使用して、マルチキャストアドレスを制御します。

  • 各クラスターのチャンネルで、異なるマルチキャストポートを使用していること。/run.sh -u <UDP group Ip address> -g QAPartition -b <ipaddress> -c all \\-Djboss.jgroups.udp.mcast_port=12345 -Djboss.messaging.datachanneludpport=23456 を使用して、マルチキャストソケットを制御します。

    JBoss クラスターの隔離の詳細な手順については、jbossclustering ガイド(http://docs.jboss.org/)の「Isolating JGroups Channels」を参照してください。

6.13 (オプション) JMX コンソールセキュリティを有効にする

LiveCycle のデフォルト設定では、JBoss JMX コンソールセキュリティは無効になっています。セキュリティを有効にするには、以下に説明する手順に従います。

  1. アプリケーションサーバーを停止します。

  2. [appserver root]/server/<profile_name>/deploy ディレクトリに移動して、jmx-invoker-service.xml ファイルをテキストエディターで開きます。

  3. invoke セクションで次の行がコメントアウトされていないことを確認します。

    <interceptor code="org.jboss.jmx.connector.invoker.AuthenticationInterceptor" securityDomain="java:/jaas/jmx-console"/>
  4. ファイルを保存して閉じます。

  5. 新規ファイル work-manager.properties を [appserver root]/server/ で作成します。

  6. work-manager.properties ファイルをテキストエディターで開き、次のコードを追加します。
        adobe.work-    manager.jboss.jmx.lookup.java.naming.factory.initial=org.jboss.security.jndi.JndiLo    ginInitialContextFactory 
        adobe.work-manager.jboss.jmx.lookup.java.naming.provider.url=jnp://localhost:1099/ 
        adobe.work-manager.jboss.jmx.lookup.java.naming.security.credentials=<password> 
        adobe.work-manager.jboss.jmx.lookup.java.naming.security.principal=<username> 
        adobe.work-manager.jboss.jmx.lookup.java.naming.security.protocol=jmx-console
    注意: 特定の秘密鍵証明書が jmx-console-users.properties ファイルおよび work-manager.properties ファイルに記載されていることを確認してください。デフォルトの管理者の秘密鍵証明書は /admin です。
  7. ファイルを保存して閉じます。

  8. [appserver root]/server/<profile_name>/conf/props ディレクトリに移動して、jmx-console-users.properties ファイルをテキストエディターで開きます。

  9. work-manager.properties ファイルで使用されている秘密鍵証明書が含まれるエントリがコメントアウトされていないことを確認してください。

  10. ファイルを保存して閉じます。

  11. [appserver root]/bin に移動して、run.conf.bat ファイルをテキストエディターで開き、次のコードを追加します。

    set "JAVA_OPTS=%JAVA_OPTS%  -Dadobe.workmanager.properties = <path of the work-manager.properties file>
  12. ファイルを保存して閉じます。

  13. アプリケーションサーバーを起動します。