シナリオ:レターテンプレートの作成

1 つのレターに使用する個々のアセット(レイアウト、テキスト、画像、リスト、条件)のすべてが作成された後は、アプリケーションスペシャリストがそのアセットをレターテンプレートに組み込みます。テンプレートでは、レターの外観と動作を定義します。

要件を明確にするための一般的な質問

  • データ XML は、レターに使用されるデータモデルと同期しますか。

  • レターはシステム生成ですか。それとも要求処理担当者などのビジネスユーザーがレターを作成できますか。

  • 事前に入力されるのはレターのどの部分ですか。

  • ビジネスユーザーが編集するのはレターのどの段落ですか。また、どの段落を省略できますか。

実装の概要

アプリケーションスペシャリストはアセットを管理ユーザーインターフェイスでレターテンプレートエディターを使用し、レターテンプレートを作成します。レターテンプレートエディターには次の機能があります。

  • 名前や説明など、レターテンプレートに必要なプロパティとメタデータを指定できます。

  • テンプレートのレイアウトを選択できます。

  • ターゲット領域のフラグメントやテーブルフラグメントを選択できます。

  • レターの後処理を選択できます。

  • レイアウトのターゲット領域にコンテンツをマッピングできます。

  • 選択したコンテンツのフィールドと変数をデータディクショナリ要素、リテラルなどにマッピングできます。

使用ツール

アセットを管理ユーザーインターフェイス。レターテンプレートの作成に使用します。レターテンプレートの操作を参照してください。

チームメンバー

アプリケーションスペシャリストがレターテンプレートを作成します。

ベストプラクティス、ヒントおよびテクニック

  • 重複を回避するために、一貫性のある命名規則を使用します。

  • 適切なデータディクショナリの連結を使用して、そのデータディクショナリのアセットをマッピングできるようにします。

  • ビジネスユーザー(要求処理担当者など)がレターを生成する場合、フィールドをユーザーに連結します。システム生成のレターの場合、フィールドはユーザーに連結されます。

  • 必須および固定のコンテンツの場合、コンテンツに事前選択および必須のマークを付けます。

  • ビジネスユーザー(要求処理担当者など)が変更する必要がある場合にのみ、コンテンツに編集可能とマークを付けます。

  • データマッピングは、レターテンプレートエディターの「データマップ」タブで設定します。次の表で、各種フィールドで使用できるデータマッピングのタイプについて説明します。「○」は、一番左の列に記載されているフィールドタイプが、そのマッピングタイプをサポートすることを示します。「×」はサポートしないことを示します。「適用なし」は、適用できないことを示します。「TLC」は、テキスト、リスト、および条件の略です。「IC」は、画像と条件の略です。
     

    リテラル

    コンテンツ

    データディクショナリ

    無視

    ユーザー

    フィールド

    変数

    date

    ×

    適用なし

    適用なし

    time

    ×

    適用なし

    適用なし

    datetime

    ×

    適用なし

    適用なし

    integer

    ×

    適用なし

    適用なし

    float

    ×

    適用なし

    適用なし

    richtext

    TLC

    適用なし

    適用なし

    plain text

    TLC

    適用なし

    適用なし

    image

    ×

    IC

    ×

    ×

    適用なし

    適用なし

    signature

    ×

    ×

    ×

    ×

    適用なし

    適用なし