キャッシュモードの指定

Output では、以下の 2 つのモードのキャッシュがサポートされています。

  • 無条件

  • キャッシュのチェックポイントの使用

2 つのキャッシュモード間を切り替える場合、変更を有効にするには、Output サービスを再起動します。このサービスを再起動するには、Workbench を使用するか、LiveCycle モジュール関連サービスの開始と停止の説明を参照してください。

キャッシュのチェックポイント時間は、モードを切り替えるときに自動的にリセットされます。

無条件キャッシュの使用

このモードでは、Output サービスは要求を受け取るときに、必要なリソース(フォームデザインおよびフラグメントや画像などの関連アセット)を検証します。この Output サービスは、リポジトリ内のリソースのタイムスタンプとキャッシュ内のリソースのタイムスタンプを比較し、キャッシュ内のリソースの方が古い場合は、そのリソースを更新します。

このキャッシュモードでは、必ず最新のリソースが使用されますが、Output サービスはキャッシュされたアイテムを要求ごとにリポジトリと比較して検証するので、パフォーマンスが低下します。このキャッシュモードは、リソースが頻繁に更新され、パフォーマンスを重要視しない開発およびステージング環境に適しています。

無条件キャッシュの指定

  1. Administration Console で、サービス/LiveCycle Output 11 をクリックします。

  2. 「出力キャッシュコントロールの設定」で「無条件」を選択し、「保存」をクリックします。

キャッシュのチェックポイントの使用

このモードでは、Output サービスは、キャッシュされたリソースのタイムスタンプがキャッシュのチェックポイント時間よりも古い場合にのみ、リポジトリで新しいバージョンのリソースを確認します。最新のキャッシュのチェックポイント時間は、Administration Console の Output ページに表示されます。

このキャッシュモードは、パフォーマンスが重視され、リソースに対する変更が頻繁に行われない、高パフォーマンスの実稼働環境で使用します。キャッシュのチェックポイント時間は、リポジトリリソースに対する変更をデプロイするときにリセットできます。

キャッシュのチェックポイント使用の指定

  1. Administration Console で、サービス/LiveCycle Output 11 をクリックします。

  2. 「出力キャッシュコントロールの設定」で、「最後の検証がキャッシュのチェックポイント時間よりも前に行われた場合」を選択し、「保存」をクリックします。

キャッシュのチェックポイントのリセット

  1. Administration Console で、サービス/LiveCycle Output 11 をクリックします。

  2. 「出力キャッシュコントロールの設定」で、「キャッシュチェックポイント」をクリックします。

キャッシュの内容のリセット

キャッシュの内容はいつでもクリアできます。キャッシュをリセットすると、Output サービスは完全なレンダリングを実行し新しいキャッシュを作成するので、各フォームでの初回要求時の速度が低下します。

  1. Administration Console で、サービス/LiveCycle Output 11 をクリックします。

  2. 「出力キャッシュコントロールの設定」で、「キャッシュをリセット」を選択します。