キャッシュ設定の指定

Output でキャッシュを使用するように設定を指定できます。こうすることにより、お使いの LiveCycle 環境のパフォーマンスを最適化することができます。

これらの設定にアクセスするには、Administration Console で、サービス/LiveCycle Output 11 をクリックします。

注意: キャッシュのディスク要件は、リポジトリと同じである必要があります。

グローバルキャッシュ設定の指定

グローバルキャッシュ設定」領域の設定は、すべての種類のキャッシュに影響します。これらの設定のいずれかを変更する場合、その変更を有効にするには、Output サービスを再起動します。このサービスを再起動するには、Workbench を使用するか、LiveCycle モジュール関連サービスの開始と停止の説明を参照してください。

キャッシュドキュメントの最大サイズ(KB):
フォームデザインまたはメモリ内キャッシュに格納できるその他のリソースの最大サイズ(キロバイト単位)です。これはすべてのメモリ内キャッシュに適用されるグローバル設定です。リソースのサイズがこの値よりも大きい場合、そのリソースはメモリにキャッシュされません。デフォルト値は 1024 キロバイトです。この設定は、ディスクキャッシュには影響しません。

フォームレンダリングキャッシュが有効です:
デフォルトでは、このオプションが選択されており、レンダリングされたフォームが以降の取得のためにキャッシュされます。この設定では、非インタラクティブドキュメントがキャッシュされないので、Output サービスのパフォーマンスにはほとんど影響がありません。このオプションは、クライアント上でレンダリングされている非インタラクティブドキュメントで Output サービスを使用しているときに効果を発揮します。

フォームデザインのキャッシュ

Output サービスはレンダリング要求を受け取ると、リポジトリまたは HTTP ソースからフォームデザインを取得してキャッシュします。このキャッシュにより、以降のレンダリング要求では、Output サービスはリポジトリではなくキャッシュからフォームデザインを取得するようになり、パフォーマンスが向上します。

Output サービスは、常にフォームデザインをディスク上にキャッシュします。フォームデザインがサーバー上に格納されている場合、これらのファイルはディスクキャッシュと見なされます。また、Output サービスは、「メモリ内テンプレートキャッシュ」領域の設定に従って、フォームデザインをメモリ内にもキャッシュします。これらの設定のいずれかを変更する場合、その変更を有効にするには、Output サービスを再起動します。このサービスを再起動するには、Workbench を使用するか、LiveCycle モジュール関連サービスの開始と停止の説明を参照してください。

テンプレート設定のキャッシュサイズ:
メモリ内に保持するテンプレート設定オブジェクトの最大数です。デフォルト値は 100 です。この値は、「テンプレートキャッシュサイズ」の値と同じかそれ以上の値に設定することをお勧めします。この設定は、ディスクキャッシュには影響しません。

テンプレートキャッシュサイズ:
メモリ内に保持するテンプレートコンテンツオブジェクトの最大数です。デフォルト値は 100 です。この設定は、ディスクキャッシュには影響しません。

有効:
デフォルトでは、このチェックボックスは選択されており、フォームテンプレートはメモリ内にキャッシュされます。このオプションが選択されていない場合、フォームテンプレートはディスク上にのみキャッシュされます。

フラグメントと画像のキャッシュ

Output サービスは、フォームデザインで使用されるフラグメントと画像をディスク上にキャッシュします。これにより、フラグメントと画像がリポジトリから読み取られるのは初回要求時のみになるのでパフォーマンスが向上します。以降の要求では、Output サービスは、ディスクキャッシュからフラグメントおよび画像を読み取ります。フラグメントと画像はディスク上にのみキャッシュされます。メモリ内にはキャッシュされません。

ディスク上でのフラグメントおよび画像のキャッシュを制御するには、次の設定を使用します。これらの設定は、「テンプレートリソースキャッシュ設定」領域にあります。

リソースのキャッシュ:
リストから次のいずれかのオプションを選択します。
フラグメントと画像に対して有効にする:
Output サービスはフラグメントと画像をキャッシュします。これはデフォルトのオプションです。

フラグメントに対して有効にする:
Output サービスはフラグメントをキャッシュしますが、画像をキャッシュしません。

無効:
Output サービスは、フラグメントも画像もキャッシュしません。

クリーンアップの間隔(秒単位):
Output サービスで無効な古いキャッシュファイルを削除する頻度を指定します。Output サービスでは、有効なキャッシュファイルは削除されません。クリーンアップの間隔を変更する場合、その変更を有効にするには、Output サービスを再起動します。このサービスを再起動するには、Workbench を使用するか、LiveCycle モジュール関連サービスの開始と停止の説明を参照してください。