拡張された使用方法の追跡の設定

Rights Management では、保護されたドキュメントで実行される様々なカスタムイベントを追跡できます。イベントの追跡は、Rights Management サーバーから、グローバルレベルまたはポリシーレベルで有効にできます。有効にしたら JavaScript を設定し、保護された PDF ドキュメントで実行されるボタンのクリック、ドキュメントの保存など特定のアクションを検出できます。この使用状況のデータはキーと値のペアによる XML ファイルとして送信され、このファイルを使用して詳細な分析を行うことができます。保護されたドキュメントにアクセスするエンドユーザーは、クライアントアプリケーションでこの追跡を許可または拒否できます。

追跡がグローバルレベルで有効になっている場合は、ポリシーレベルでこの設定を無視し、特定のポリシーで追跡を無効にすることができます。追跡がグローバルレベルで無効になっている場合は、ポリシーレベルでこの設定を無視することはできません。追跡されたイベントのリストは、イベント数が 25 に達したとき、またはドキュメントが閉じられたときに自動的にサーバーに送信されます。また、独自のスクリプトを設定して、要件に合わせてイベントリストを明示的に送信することもできます。Rights Management オブジェクトのプロパティおよびメソッドにアクセスして、イベントの追跡をカスタマイズできます。

追跡を有効にした後は、その後作成されるすべてのポリシーで、デフォルトで追跡が有効になります。サーバーで追跡を有効にする前に作成されたポリシーは手動で更新する必要があります。