アプリケーションモデル(実際には Workbench 9.0 以降のバージョン)では、複数のプロセス開発者がアプリケーション間でアセットを共有できます。LiveCycle サーバーで共有された機密のアセットやアプリケーションの使用を制限し、保護することもできます。アップグレードした環境にリソース(プロセス、フォーム、フォームのフラグメント、画像、ddx ファイルなど)として存在する既存のアーティファクト(LiveCycle ES アセット)を抽出して、アプリケーションと呼ばれる単一のコンテナーにバンドルすることができます。アプリケーションはバージョン管理することができます。つまり、リソースそのものは独自のバージョンを持たず、アプリケーションコンテナーのバージョンを継承します。アプリケーションのバージョン番号は編集できないので、サーバーまたは開発環境間で移行したとしてもバージョン番号は変化しません。
LiveCycle 環境を LiveCycle ES3 にアップグレードした場合、既存のプロセス、リソースおよびイベントのプロパティは変更されません。例えば、アップグレード前にプロセスがロックされていた場合、アップグレード後、Workspace には、そのプロセスがロックアイコンで表示されます。プロセス、リソースおよびイベントタイプはすべて、あらかじめロックを解除してから LiveCycle ES3 に読み込むことを検討してください。プロセスのロック/ロック解除を Workbench で行うことはできません。
既存のアセットをアップグレードするとどうなるかを以下にまとめました。
- プロセスおよびプロセス バージョン:
- プロセスビューに維持されます。ロック、アクティベーションおよび記録のプロパティは変更されません。
- リソース:
- リソースビューに維持されます。リソースのロックは変更されません。
- イベントタイプ:
- イベントビューに維持されます。ロックおよびアクティベーションのプロパティは変更されません。
アップグレード後に、ロックプロパティを解除するには、プロセス、プロセスバージョン、リソースまたはイベントをチェックインしてデプロイしてください。
既存のプロセス、リソースおよびイベントタイプのランタイムインスタンスは、LiveCycle ES3 環境で引き続き実行できます。プロセス、リソースおよびイベント間の参照は維持されます。
また、サービスのエンドポイントも変更されません。LiveCycle ES 環境に存在していたものと同じエンドポイントを使用してプロセスを呼び出すことができます。
Workbench では、プロセスビュー、リソースビューおよびイベントビューにおける項目のインタラクションは限られています。これらのビューに存在していた多くの機能およびコマンドは新しいアプリケーションビューに移されました。例えば、リソースビューからリソースを開いて編集したり閲覧したりすることはできません。
LiveCycle ES3 ランタイム環境の確認: 次のパースペクティブおよびビューを開きます。
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