LiveCycle サーバーへのログイン

Workbench の起動後に、ログインしてサーバーとの接続を確立します。管理者は、ユーザーが Workbench を使用できるように、ユーザーのユーザーアカウントとサーバーを設定する必要があります。

ログイン

プロセスまたはフォームを操作するには、まずサーバーにログインする必要があります。サーバーがログインできるように設定されていない場合は、サーバー接続の設定を参照してください。

注意: Documentum または FileNet リポジトリプロバイダーを使用するように LiveCycle を設定している場合、管理コンソールでデフォルトとして設定されている以外のリポジトリにログインするには、[ユーザー名]@[リポジトリ] の形式でユーザー名を入力する必要があります。

ログインすると、ログイン先のサーバーとログインに使用したユーザー名が Workbench の右下隅に表示されます。次の図は、管理者ユーザーが localhost サーバーにログインしていることを示します。

サーバーにログインするには:

  1. Workbench を起動し、File/Login を選択します。

    Login ボタン をクリックする方法もあります。
  2. ログインウィンドウで、「Username」ボックスにユーザー名を、「Password」ボックスにパスワードを入力します。

  3. Log On To リストで目的のサーバーを選択し、「Login」をクリックします。

注意: セキュリティを確保するため、ログイン後一定の間隔で Reauthentication ウィンドウが表示されることがあります。その場合は、パスワードを再度入力する必要があります。この間隔は管理者が決定します。詳しくは、User Management ヘルプで、「User Management の設定」の「LiveCycle のタイムアウトの設定」を参照してください。

メモリ割り当ての引き上げ

Workbench へのログイン時にメモリ不足の警告が表示された場合は、Workbench に割り当てられているメモリを増やすことができます。

メモリの割り当てを設定するには、割り当てメモリ量を制御する workbench.ini ファイルのプロパティを変更します。このプロパティの形式は -Xmx[メモリ量]M です。[メモリ量] は、割り当てられるメモリの MB 数です。デフォルトの割り当てメモリ量は 512 です。これはプロパティの値 -Xmx512M を使用して設定されています。メモリ量は 256 単位で増やせます。例えば、512 MB のメモリが割り当てられているときに警告が表示された場合は、割り当てメモリ量を 768 に増やしてください。それでも警告が表示される場合は、1,024 に増やします。

workbench.ini ファイルは [install directory]/Adobe/Adobe LiveCycle Workbench ES3/Workbench ディレクトリにあります。[install directory] は、Workbench をインストールしたディレクトリです。

割り当てメモリの引き上げ:

  1. テキストエディターで、workbench.ini ファイルを開きます。

  2. 割り当てメモリ量を設定するプロパティが含まれる行を特定し、必要に応じてそのプロパティの値を変更します。例えば、-Xmx768M では 768 MB のメモリが割り当てられます。

  3. workbench.ini ファイルを保存して閉じ、Workbench を再起動します。

Workbench を酷使した後にメモリ不足の警告が表示された場合は、Workbench を閉じて再起動する必要があります。

サーバー接続の設定

目的のリソースが格納されているログイン先の LiveCycle サーバーへの接続を設定する必要があります。サーバーが未設定であるか、サーバー設定を変更する必要がある場合は、ログインダイアログボックスからサーバーを設定できます。サーバーの設定時に使用する値については、管理者に問い合わせてください。

サーバーを設定したら、ログインウィンドウで設定を選択できます。

注意: EJB 接続を使用するには、LiveCycle サーバーと Workbench を実行するコンピューターが同じネットワークサブネット内にあることが必要です。

次の値は、サポートされているアプリケーションサーバーのネーミングサービスで使用するデフォルトポートです。

JBoss:
1099

WebLogic:
7001

WebSphere:
2809

WebSphere への EJB 接続の有効化

WebSphere への EJB 接続を有効にする場合は、IBM が提供する Java ランタイム環境をインストールし、それを使用するように Workbench を設定する必要があります。詳しくは、『Workbench のインストール』ガイドを参照してください。

サーバーを設定するには:

  1. Adobe LiveCycle ES3 のログインダイアログボックスで、「Configure」をクリックします。Manage Configured Servers ダイアログボックスが表示されます。

  2. 新しいサーバーを追加するには、Add New Server ボタン をクリックします。既存のサーバーを編集するには、サーバーを選択し、Edit Selected Server ボタン をクリックします。

  3. 「Server Title」ボックスに、サーバーの用途を示す名前を入力します。この名前は説明の目的でのみ使用され、ログインウィンドウの選択メニューに表示されます。

  4. 「Hostname」ボックスに、LiveCycle サーバーの名前または IP アドレスを入力します。

  5. Protocol リストで、「Simple Object Access Protocol (SOAP/HTTP)」または「Simple Object Access Protocol (SOAP/HTTPS)」を選択します。

  6. 「Server Port Number」ボックスに、管理者から提供されたポート番号を入力します。これで、サーバーへの接続に使用されるポート番号が指定されます。

  7. (オプション)LiveCycle 7.x QPAC が EJB 接続を介して通信できるようにするには、「Enable EJB Connections For LiveCycle 7.x QPAC」を選択し、「EJB Port」ボックスに使用するポートを入力します。

  8. 「OK」をクリックし、「OK」を再度クリックします。

ログアウト

Workbench の使用を終えたり、別のサーバーにログインしたりする場合は、接続中のサーバーからログアウトする必要があります。

サーバーからログアウトするには:

  1. File/Logout を選択します。

  2. ログアウトウィンドウで、「Logout」をクリックします。

    Logout ボタン をクリックする方法もあります。

ユーザー権限

Workbench にログインするには、ユーザーアカウントにアプリケーション管理者のロールが割り当てられている必要があります。このロールには、Workbench ユーザーに適用される次の権限があります。

  • 管理コンソール(アプリケーションおよびサービスページ)を使用して、サービスの実行時プロパティの設定、エンドポイントの追加、削除および設定、セキュリティの設定を行う。

  • コンポーネントをインストールおよびアンインストールする。

  • アプリケーションを作成する。

  • アプリケーションを削除する。

  • イベントタイプを作成する。

  • イベントタイプを削除する。

  • プロセスを作成する。

  • プロセスを削除する。

  • 記録されたプロセスインスタンスのリストを表示し、再生する。

  • サービスの開始と停止、プロセスのアクティベートとアクティベートの解除を行う。

  • 読み取りと編集のためにプロセスを開く。

  • サービスを呼び出す。

  • Workbench のフォーム作成機能を使用する。

  • アプリケーションのアクセス権限を設定および委任する。

ユーザーへのロールの割り当てについて詳しくは、LiveCycle 管理ヘルプを参照するか、LiveCycle の管理者に問い合わせてください。