Generate PDF サービスは、ネイティブファイル形式を PDF に変換します。また、PDF を他のファイル形式に変換し、PDF ドキュメントのサイズを最適化します。
Generate PDF サービスは、以下のファイル形式を PDF に変換する際にネイティブアプリケーションを使用します。特に説明がない限り、これらのアプリケーションはドイツ語版、フランス語版、英語版および日本語版のみサポートされています。「Windows のみ」は、Windows Server® 2003 および Windows Server 2008 のみがサポートされることを示しています。
Microsoft Office 2007 および 2010:DOC、DOCX、RTF、TXT、XLS、XLSX、PPT、PPTX、VSD、MPP、MPPX、XPS および PUB を変換(Windows のみ)
注意: Microsoft XPS 形式を PDF に変換するには Acrobat® X 以降が必要です。
Autodesk AutoCAD 2008 および 2009:DWF、および DWG を変換(英語のみ)
Corel WordPerfect 12 および X4:WPD、QPW、SHW を変換(英語のみ)
OpenOffice 3.1 および 3.3:ODT、ODS、ODP、ODG、ODF、SXW、SXI、SXC、SXD、DOC、DOCX、RTF、TXT、XLS、XLSX、PPT、PPTX、VSD、MPP、MPPX および PUB を変換
注意: Generate PDF サービスでは、64 ビットバージョンの OpenOffice はサポートされません。
Adobe Photoshop® CS2:PSD を変換(Windows のみ)
注意: Photoshop 3 および CS は、Windows Server 2003 または Windows Server 2008 に対応していないので、サポートされていません。
Adobe FrameMaker® 7.2 および 8:FM を変換(Windows のみ)
PMD、PM6、P65、PM の変換:Adobe PageMaker® 7.0(Windows のみ)
サードパーティのアプリケーションによってサポートされているネイティブ形式(アプリケーションに固有のセットアップファイルの開発が必要)(Windows のみ)
Generate PDF サービスでは、次の標準ベースのファイル形式を PDF に変換します。
ビデオファイル形式:SWF、FLV(Windows のみ)
画像ファイル形式:JPEG、JPG、JP2、J2Kí、JPC、J2C、GIF、BMP、TIFF、TIF、PNG、JPF
HTML(Windows、Sun™ Solaris™、Linux®)
Generate PDF サービスでは、PDF を次のファイル形式に変換します(Windows のみ):
EPS(Encapsulated PostScript)
HTML 3.2
HTML 4.01(CSS 1.0 を使用)
DOC、DOCX(Microsoft Word 形式)
RTF
テキスト(アクセス可能およびプレーンの両方)
XML
PDF/A-1b(DeviceRGB カラースペースのみを使用)
PDF/E-1(DeviceRGB カラースペースのみを使用)
Generate PDF サービスを使用するには、以下の管理タスクを実行する必要があります。
これらのタスクの説明は、「LiveCycle の自動インストールおよびデプロイ」を参照してください。
Generate PDF サービスの使用について詳しくは、『 LiveCycle サービスリファレンス』を参照してください。
注意: LiveCycle が Windows 2008 上で稼働していて、PDF Generator サービスがデプロイされている場合は、sendToPrinter 操作に SharedPrinter プロトコルを使用することはできません。CIFS または DirectIP などの代替プロトコルを使用してください。
CreatePDF 操作
様々なファイル形式を PDF ドキュメントに変換します。サポートされるファイル形式は、Microsoft Word、Microsoft PowerPoint、Microsoft Excel、Microsoft Project、Microsoft Visio、Microsoft Publisher および AutoCAD です。さらに、サードパーティのアプリケーションタイプについても、そのタイプ用の PDF 生成アプリケーションがあれば変換できます。
作成される PDF のファイル名は、入力データとして指定される必要があります。このファイル名は、次の場所で指定できます。
作成される PDF ドキュメントに、セキュリティ権限、PDF 出力設定およびメタデータ情報を適用することもできます。
General プロパティグループと Route Evaluation プロパティグループについて詳しくは、共通の操作プロパティを参照してください。
Input プロパティ
変換するファイルおよび変換パラメーターを指定するためのプロパティです。
入力ドキュメント
変換するファイルを表す document 値。
Filename with Extension プロパティに値が指定されていない場合は、この document 値の file 属性で入力ファイルの名前が設定されている必要があります。file 属性を設定するには、XPath の setDocAttribute 関数を使用します。
setDocAttribute 関数を使用する場所は、
Set Value サービスによって提供される execute 操作の中です。この execute 操作は、プロセスダイアグラム上で CreatePDF 操作の前に使用する必要があります。リテラル値を指定するには、省略記号ボタン
をクリックし、アプリケーションからアセットを選択します。
変換オプションプロパティ
ファイルをどのように PDF に変換するかを指定するためのプロパティです。
Filetype Settings
(オプション)生成される PDF ドキュメントに適用される設定を表す string 値。次の値がデフォルトで用意されています。
Standard
Standard OCR
Standard OpenOffice
独自のファイルタイプ設定を、管理コンソールを使用して作成できます(PDF Generator 管理ヘルプを参照)。リテラル値を指定するには、設定名をリストから選択します。管理コンソールを使用して作成された、選択可能な設定の名前がリストに表示されます。
Adobe PDF Settings
(オプション)適用する PDF 出力設定を表す string 値。デフォルトで有効である値は次のとおりです。
High Quality Print
Oversized Pages
PDFA1b 2005 CMYK
PDFA1b 2005 RGB
PDFX1a 2001
PDFX3 2003
Press Quality
Smallest File Size
Standard
リテラル値を指定するには、設定名をリストから選択します。管理コンソールを使用して作成された、選択可能な設定の名前がリストに表示されます。
詳細オプションプロパティ
生成される PDF ドキュメントに関する、省略可能なプロパティを指定するためのプロパティです。
File Extension
(オプション)変換するドキュメントのファイル名と拡張子を表す string 値。この値を指定するのは、Input Document に対して指定された document 値の file 属性が設定されていない場合のみです。
Security Settings
(オプション)セキュリティ設定を表す string 値。デフォルトで用意されている値は No Security のみです。独自の設定を、管理コンソールを使用して作成できます。
リテラル値を指定するには、設定名をリストから選択します。管理コンソールを使用して作成された、選択可能な設定の名前がリストに表示されます。
Settings Document
(オプション)PDF ドキュメント生成時に適用される設定が格納される document 値。例えば、この設定を使用して、PDF を Web での表示用に最適化することができます。設定によっては、PDF ドキュメントの作成後に適用されるものもあります(初期表示やセキュリティなどの設定など)。
この XML ファイルは、Generate PDF 設定ファイルの XML スキーマ定義(XSD)に準拠している必要があります
この XML 設定ファイルの例については、管理コンソールを使用して設定ファイルの 1 つを書き出してください(LiveCycle 管理ヘルプの「PDF Generator 設定ファイルの読み込みおよび書き出し」を参照)。
リテラル値を指定するには、省略記号ボタンをクリックし、アプリケーションからアセットを選択します。
XMP Document
(オプション)生成される PDF ドキュメントに適用されるメタデータ情報が格納されているファイルを表す document 値。UTF-8 でエンコードされた XMP のメタデータのみがサポートされます。
リテラル値を指定するには、省略記号ボタンをクリックし、アプリケーションからアセットを選択します。
Output プロパティ
出力 PDF ドキュメントの保存に関するプロパティです。
作成されたドキュメント
出力 PDF ドキュメントの保存場所。データタイプは document です。
オプションの Output プロパティ
サービスアクティビティのログ保存に関するプロパティです。
ログドキュメント
オプションのログファイルの保存場所。ログファイルとは、エラーや診断のメッセージが格納されるプレーンテキストファイルです。ログファイルは、どのような場合でも生成されるわけではありません。ログファイルが存在していても、変換時にエラーが発生したとは限りません。ログファイルには、診断メッセージのみが格納されていることもあるからです。データタイプは document です。