(非推奨)補助 XML ファイルを使用した動的コードテーブル

New Guide ウィザードを使用してガイドを作成する場合、エンティティをルートエンティティとして選択することから開始します。ウィザードでは、ルートエンティティはガイドのメインアプリケーションエンティティとして使用され、XML データから読み込むように設定されます。

追加エンティティインスタンスを作成する代替方法は、Data Model ビューで「Create Data Object」オプションを使用することです。これらのエンティティに独自の XML データファイルを使用して入力することもできます。エンティティインスタンスの追加は、データベースを使用しないでガイドに動的コードテーブルを提供する便利な方法です。

追加エンティティインスタンスの作成

  1. Data Model ビューで、右クリックして「Add Data Object」を選択します。

  2. Add Data Model ページで、適切なエンティティを選択して「OK」をクリックします。

  3. 新規データオブジェクトの Guide Properties ビューで、次の操作を行います。

    • Name フィールドで、エンティティのインスタンスの名前を指定します。

    • 実行時にこのエンティティに読み込む XML ファイルを選択します。

    注意: XML ファイルを選択しない場合、エンティティのインスタンスはデータなしで作成されます。

    データプロパティをエンティティからキャンバスにドラッグすることによって、このエンティティを使用してフィールドにバインドできます。また、このエンティティ内のコレクションをリストのデータとして使用することもできます。

追加エンティティインスタンスのコードテーブルとしての使用

ガイドで使用するプロパティタイプとコードのリストを提供するために、個別の XML ファイルから入力された追加エンティティを使用できます。追加エンティティを使用することによって、リストデータをメインデータモデルに付属させなくても、リストに入力できます。

プロパティタイプコードテーブルの例

メインモデルには、「propertyCode」という名前のデータモデルプロパティがあります。値リストのプロパティコードを XML ファイルから選択します。

値リストのプロパティコードの XML ファイルからの選択

  1. データモデルで、2 つのエンティティを追加します。1 つはプロパティタイプ用(PropertyType)、1 つはプロパティタイプのコレクションの保持用(PropertyTypes)です。次に例を示します。

    <entity name="PropertyType"> 
            <property name="propertyCode" type="string"/> 
            <property name="propertyName" type="string"/> 
        </entity> 
        <entity name="PropertyTypes"> 
            <property name="propertyType" type="PropertyType[]"/> 
        </entity>
  2. プロパティタイプコードテーブルに入力するための XML ファイルを作成します。

    <PropertyCodeTable> 
        <PropertyTypes> 
            <propertyType> 
                <propertyCode>1</propertyCode> 
                <propertyName>Condominimum</propertyName> 
            </propertyType> 
            <propertyType> 
                <propertyCode>2</propertyCode> 
                <propertyName>Duplex</propertyName> 
            </propertyType> 
            <propertyType> 
                <propertyCode>3</propertyCode> 
                <propertyName>One Story</propertyName> 
            </propertyType> 
            <propertyType> 
                <propertyCode>4</propertyCode> 
                <propertyName>Two Story</propertyName> 
            </propertyType> 
        </PropertyTypes> 
    </PropertyCodeTable>Copy your data file to the LiveCycle application directory. 

2 つのエンティティを含むデータモデルからのガイドの作成

  1. Data Model ビューで、右クリックして「Add Data Object」を選択します。

  2. PropertyTypes」エンティティを選択し、「OK」をクリックします。

  3. 実行時にこのエンティティに読み込む XML ファイルを選択します。XML ファイルは、Workbench の任意のローカルアプリケーション内にあるものです。

  4. Data Model ビューで、右クリックして「Add Data Object」を選択します。

  5. 選択されたプロパティタイプとしての役割を果たす「PropertyType」エンティティを選択し、「OK」をクリックします。

  6. PropertyType」エンティティインスタンスをエディターにドラッグします。プロパティタイプは、デフォルトではドロップダウンリストです。

  7. Guide Properties ビューで、List Data プロパティを Data Model ビューの「PropertyTypes.PropertyType」コレクションにバインドします。

  8. Caption Text を Data Model ビューの「propertyName」にバインドします。

  9. Data Model ビューで、右クリックして「Add Binding」を選択します。

  10. PropertyType.propertyCode」をメインモデル「propertyCode」にコピーするようにバインディングを設定します。選択したプロパティコード(選択した「propertyType」に関連付けられている)は、変更時に常にモデル内の「propertyCode」に移動します。

  11. propertyCode」をメインモデルからガイドにドラッグします。

  12. 「Preview」をクリックします。「PropertyTypes」ドロップダウンリストに、4 つのプロパティタイプのプロパティ名が表示されます。

  13. PropertyTypes」ドロップダウンリストで、プロパティタイプを選択します。選択したプロパティタイプがプロパティコードに入力されます。

Workspace の「Complete」ボタンまたは Web ブラウザーの「Submit」ボタンをクリックすると、プロパティコードのみが送信されます。追加エンティティはルックアップ情報のみに使用され、メインモデルの一部ではありません。