XPath 式の作成

XML Path (XPath) 式は Workbench で作成できます。XPath 式は、プロセスデータモデルのデータ項目(プロセス変数に格納されているデータなど)を識別するためにプロセスで使用されます。例えば、XPath 式 /process_data/@id は、プロセスデータモデル内の id ノードを識別します。

この式が実行時に評価されると、id ノードによって表されるデータ(プロセスインスタンスの ID 番号)が返されます。

次に示すように、式には、データノードへのパスのほか、データに作用する関数や演算子を含めることができます。

  • 単純式は、データ項目へのパスを含んだ式です。

  • 複合式は、関数または演算子を 1 つ以上のデータ項目に適用する式です。

XPath 式をプロセスの中で使用することによって、操作のプロパティの値、イベントの設定ダイアログボックスの値、ルーティング条件の値などを指定することができます。式は、XPath Builder を使用して作成することも、手動で入力することもできます。XPath 式を手動で作成する場合は、大文字と小文字の違いも含め、参照する変数を忠実に指定してください。Workbench では、変数の大文字と小文字が区別されます。

XPath について詳しくは、Web ブラウザーで www.w3.org/TR/xpath を参照してください。