XPath Builder(プロセスプロパティ)

XPath 式の作成には、XPath Builder を使用できます。XPath Builder は、プロセスデータツリーと共通データツリー、関数ライブラリと演算子ライブラリおよび式を作成するための作業領域を備えています。

  • プロセスデータツリーは、XPath Builder の上部ウィンドウに表示され、プロセスのデータモデルをツリー構造で表示します。変数の値やフォームデータの値など、プロセスに使用される情報には、このデータツリーからアクセスできます。

  • 共通データツリーは XPath Builder の上部ウィンドウに表示され、共通変数のデータモデルをツリー構造で表示します。共通変数として格納されすべてのプロセスにデフォルトで使用される情報には、このデータツリーからアクセスできます。

  • 関数ライブラリおよび演算子ライブラリは、XPath Builder の上部ウィンドウに表示され、データツリーのノードに適用できる XPath の関数および演算子が表示されます。

  • 式の作業領域は XPath Builder の下部ウィンドウに表示され、XPath 式を作成するためのエディターとして使用します。データツリー、関数ライブラリまたは演算子ライブラリで項目をダブルクリックすると、式の作業領域のカーソル位置にその項目が挿入されます。

フルサイズのグラフィックを表示
A.
Process Data ツリー、Functions ライブラリおよび Operators ライブラリを切り替えるためのボタン

B.
Process Data ツリー。関数および演算子もこのボックスに表示されます。

C.
式の作業領域。

関数も演算もデータ値に作用します。一方、関数はパラメーター値に作用しますが、演算は異なります。演算の対象は、演算子の前後に置かれた値です。例えば、integer1 + integer2 という式の加算演算は、integer1 および integer2 という値に作用します。

XPath Builder は、プロセスのプロパティビューにルートおよび操作のプロパティが表示されている場合は、このビューから開くことができるほか、イベントを設定するためのダイアログボックスが開くこともできます。テキストボックスの近くには省略記号ボタンが用意されており、XPath Builder を使用して値を指定することができます。

XPath Builder で XPath 式を作成し、「OK」をクリックすると、式の作業領域のテキストが、省略記号ボタンに関連付けられているテキストボックスに挿入されます。

XPath 言語についての知識がある場合は、XPath Builder を使用せずに、手動で式を入力してかまいません。
式を補完するための値のリストを開くには、Ctrl + スペースキーを押します。マウスまたはキーボード使用してリストから項目を選択できます。Enter キーを押すと、選択された項目が挿入されます。