FormsResult 変数に格納されるデータ項目です。
action
操作の結果が出たときのその操作の処理状態を示す short 値です。状態は、Forms サービスとクライアントアプリケーション(Web ブラウザーなど)の間のインタラクションが完了したかどうかを示します。次の値を指定できます。
- 0:
- インタラクションが完了し、検証済み XML データの処理準備が整っています。
- 1:
- データに計算結果が含まれています。この結果は、Web ブラウザーに返して、ユーザーが確認できるようにする必要があります。
- 2:
- 計算と検証を Web ブラウザーに書き込む必要があります。
- 3:
- (HTML 変換)現在のページが変更され、Web ブラウザーに書き込む必要のある結果が反映されています。
- 4:
- (HTML 変換)現在のページが変更され、Web ブラウザーに書き込む必要のある結果が反映されています。
attachments
レンダリングされたフォームに含まれていた(PDF)ファイル添付を表す document 値の listです。list 値からデータ項目を取得する方法について詳しくは、データコレクション内のデータへのアクセスを参照してください。
clickedBtn
フォームで最後にクリックされたボタンを識別する XML アーキテクチャのスクリプトオブジェクトモデル(SOM)式を表す string 値です。SOM 式では、ドキュメントオブジェクトモデル(DOM)内のオブジェクト、プロパティおよびメソッドを参照します。次に、SOM 式のコード例を示します。
Untitled[0].main[0].ButtonHello[0]
Untitled 項目と main 項目は、フォームの DOM 階層内のブランチを表します。フォーム上のボタンの名前は ButtonHello です。XML アーキテクチャについて詳しくは、「Adobe XML Forms アーキテクチャ」を参照してください。
contentType
Forms サービスが生成したデータの MIME コンテンツタイプを表す string 値です。次の文字列値を指定できます。
MIME コンテンツタイプが text/html である場合、text/html; charset="ISO-8859-1" のように、使用された文字セットエンコーディングが値に追加されます。
formQuery
レンダリングされたフォームのファイル名を表す string 値です。
options
操作に使用されたオプションのアンパサンド区切りのリストを表す string 値です。
outputContent
Forms サービスが生成したデータが格納される document 値です。アクションデータ項目の値によっては、コンテンツがクライアントアプリケーションに戻され、さらに処理されます。
outputString
Forms サービスが生成したデータを表す string 値です。データがバイナリの場合、この値は空の文字列です。
outputType
HTML としてレンダリングされるフォームの出力形式を示す int 値です。次の値を指定できます。
- 0:
- HTML 要素(完全な HTML ページ)内のフォームがレンダリングされます。
- 1:
- body 要素(完全な HTML ページではない)内のフォームがレンダリングされます。
outputXML
クライアントアプリケーションによって変更された XML データまたは HTML データが格納される document 値です。Forms サービスでサポートされていない要素を追加することによって、HTML フォームを強化できます。例えば、クライアントアプリケーションでは、入力要素をパスワードタイプ(未サポートの要素)に変更できます。
pageCount
生成された出力内のページの合計数が格納される long 値です。
pageNumber
HTML フォームの現在のページ番号が格納される long 値です。先頭ページのページ番号は 0 です。このデータ項目は、フォームガイドや PDF フォームとは関係しません。
transformationID
実際に実行された変換を表す string 値です。これらの文字列値は、どのようなレンダリング操作が実行されたかを表します。
- PDFForm:
- Forms サービスは、PDF フォーム(データがマージされた PDF フォームを含む)をレンダリングしました。
- FormGuide:
- Forms サービスは、フォームガイドをレンダリングしました。
- AHTML/HTML4/MSDHTML/NoScriptXHTML/StaticHTML/AccessibleXHTML/NoScriptAccessibleXHTML:
- Forms サービスは、HTML フォームをレンダリングしました。HTML の形式は、Transform To プロパティの値によって決まります。各形式について詳しくは、TransformTo データ型を参照してください。
validationErrorsList
検証エラーが UTF8 エンコードの XML として格納される document 値です。操作の実行後、何のコンテンツも返されていないときに、クライアントアプリケーションからエラーに直接アクセスするような場合、この情報が役立ちます。次に、有効な XML の形式を示します。
<validationerrors>
<!-- page level errors -->
<pages />
<!-- field level errors -->
<fields>
<field>
<name>rootsubform[1].FFField1[1]</name>
<message>Mandatory Field</message>
</field>
</fields>
</validationerrors>
XMLData
Populate XML Data プロパティを True に設定している場合に、Forms サービスからの UTF8 エンコードの XML データが格納される document 値です。Populate XML Data プロパティを有効にするには、「processFormSubmission」操作 操作の Render Options プロパティを使用します。XML データは、フォームの現在の処理状態と計算の結果に基づきます。計算の結果が示されるのは、FSAction データ項目の値が「Calculate」の場合です。計算の結果は、フォームの送信後に返される XML データの結果と必ずしも同じになるとは限りません。フォームが送信されるのは、FSAction データ項目の値が「Submit」の場合です。