PrintedOutputOptionsSpec

タスクの Output サービスのオプション(出力をネットワークプリンターに、添付ファイルとして電子メール受信者に、または PostScript ファイルなどのファイルに送信するなど)を表す複雑なデータ型です。PrintedOutputOptionsSpec 変数を使用して、Output サービスの 「generatePrintedOutput」操作(非推奨)操作の Printed Output Options プロパティを設定します。

Xpath 式を使用してアクセスできるデータについて詳しくは、データ項目を参照してください。

デフォルトプロパティの設定について詳しくは、データ型固有の設定を参照してください。

データ項目

PrintedOutputOptionsSpec 変数に格納されるデータ項目です。

charset

使用する文字セットを表す string 値です。文字セットのリストについては、http://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/guide/intl/encoding.doc.html を参照してください。

copies

印刷時に Output サービスが作成するコピー数を表す int 値です。正の整数を指定する必要があります。デフォルト値は 1 です。無効な値が指定された場合、無効な値はデフォルト値 1 に置き換えられます。

debug

デバッグレベルログを行うかどうかを指定する boolean 値です。値を true に設定した場合、デバッグレベルログが行われ、false に設定した場合、デフォルトレベルのログが行われます。

fileURI

出力を送信するためのファイルの URI を表す string 値です。

generateManyFiles

Output サービスで単一出力を作成するか複数の出力を作成するかを指定する boolean 値です。値が true の場合は複数の出力が生成され、false の場合は単一出力が生成されます。

lazyloading

マルチレコードのデータセットを処理するときに差分(遅延)読み込みを使用するかどうかを指定する boolean 値です。値を true に設定すると、マルチレコードのデータセットが読み込まれ、一度に 1 つのデータレコードがマージされます。一度に 1 つのレコードを処理することで、メモリ不足を回避できます。インクリメンタル読み込みを使用する場合、変換は 1 レコードにしか適用されないため、XCI ファイルで指定した XLST オプションが制限されます。

locale

使用するロケールを表す string 値です。サポートされているロケールコードのリストについては、http://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/guide/intl/locale.doc.html を参照してください。

lookAhead

パターン文字列をスキャンするために入力データファイルの先頭から使用されるバイト数を表す int 値です。デフォルト値は 500 です。

lpdURI

ネットワーク上で実行されている Line Printer Daemon(LPD)の LPD URI を表す string 値です。

metaDataSpecFile

メタデータが生成されるかどうかを示す boolean 値です。値が true の場合、メタデータが生成され、false の場合、メタデータは生成されません。

outputBin

プリントドライバーが適切な出力 bin を選択できるようにするために使用される XCI 値を表す string 値です。

outputJog

出力トレイで物理的にシフトされる出力ページを示す OutputJog 値です。このデータ項目は、PS プリンターと PCL プリンターのみで使用されます。

pageOffsetX

出力が印刷される用紙の X 方向で使用するページオフセットを表す string 値です。この値は、既に印刷されている用紙に印刷する場合に役立ちます。この値は、任意の PCL デバイスの印刷不可領域を表す、XDC ファイルで定義されているページオフセットより優先されます。このオプションは PCL デバイスに対してのみ使用できます。

pageOffsetY

出力が印刷されている用紙の Y 方向で使用するページオフセットを表す string 値です。この値は、既に印刷されている用紙に印刷する場合に役立ちます。この値は、任意の PCL デバイスの印刷不可領域を表す、XDC ファイルで定義されているページオフセットより優先されます。このオプションは PCL デバイスに対してのみ使用できます。

pagination

出力に使用するページネーションを表す Pagination 値です。

printerQueueName

Line Printer Daemon(LPD)の URI で使用されるプリンターキューの名前を表す string 値です。

printerURI

印刷出力の宛先を指定する string 値です。ネットワークプリンターの名前を表す値により、Output サービスは印刷ストリームをプリンターに送信します。

recordIdField

入力データファイル内のバッチレコードが含まれる要素の名前を表す string 値です。

recordLevel

バッチレコードが含まれる XML 要素のレベルを表す int 値です。バッチレコードレベルは、データレコードが含まれている、入力データファイル内にある要素レベルです。XML ドキュメントのルートエレメントはレベル 1 です。recordName プロパティの値を指定した場合は、このデータ項目の値を指定しないでください。

recordLevelMetaData

Output サービスでメタデータを生成するかどうかを指定する boolean 値です。値が true の場合、メタデータが生成され、false の場合、メタデータは生成されません。

recordName

一連のレコード(バッチ)の先頭を識別する要素名を表す string 値です。要素名は、入力データファイル内にあります。任意の値により、入力データにレコードバッチが含まれていることを示します。recordLevel 項目の値を指定した場合は、このデータ項目の値を指定しないでください。

rules

パターンの入力データファイルをスキャンする検索ルールを表す string 値の list です。また、このデータ項目により、特定のデータデザインにデータが関連付けられます。

serverPrintSpec

印刷仕様のファイル名を表す string 値です。

staple

プリンター出力にステープル印刷を使用するかどうかを指定する Staple 値です。このオプションは、PS プリンターと PCL プリンターでのみ使用します。

XCIURI

使用する XCI ファイルを指定する string 値です。デフォルトでは、Output サービスは pa.xci という名前の XCI ファイルを使用します。このデータ項目の値は、このデフォルトファイルより優先されます。

データ型固有の設定

印刷済みの PDF ドキュメントのレンダリングに使用するオプションを設定するプロパティです。

General

XCI URI

使用する XCI ファイルを設定します。XCI ファイルはフォームデザインの要素に使用するフォントの説明に使用します。XCI ファイルは、印刷オプション(コピー数、両面プリンターを使用するかどうか、ステープル印刷オプションなど)を指定する場合も役立ちます。

Character Set

レンダリングされたフォームのエンコードに使用する文字セットを設定します。使用する文字セットを選択するか、次の値のいずれかを選択します。

<Use Server Default>:
(デフォルト)LiveCycle サーバー上で設定されている文字セット設定を使用します。文字セット設定は、管理コンソールを使用して設定されます(Adobe LiveCycle ES3 管理ヘルプを参照)。

<Use Custom Value>:
リストにない文字セットを使用します。この値を選択した後に、使用できないエンコードセットの正規名をリストの横のボックスに入力します。文字セットのリストについては、http://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/guide/intl/encoding.doc.html を参照してください。

Locale

PDF ドキュメントの生成に使用する言語を設定します。リストから言語を選択するか、次の値のいずれかを選択します。

<Use Server Default>:
(デフォルト)LiveCycle サーバー上で設定されているロケール設定を使用します。ロケール設定は、管理コンソールを使用して設定されます(Adobe LiveCycle ES3 管理ヘルプを参照)。

<Use Custom Value>:
リストにないロケールを使用します。この値を選択した後、リストの横にあるボックスで、使用するロケールコードのロケール ID を入力します。サポートされているすべてのロケールコードのリストについては、http://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/guide/intl/locale.doc.html を参照してください。

Batch

Record Name

一連のレコード(バッチ)の先頭を識別する要素の名前を設定します。

Record Level

レコードデータが含まれている XML 要素レベルを設定します。デフォルトは 1 です。これはデータを含むレコードの最初のレベルを表します。この最初のレベルは、通常、Record Name プロパティで指定した要素の下になります。

Generate Multiple Streams

フォームデザインとマージされる各レコードに関して、操作で単一出力を作成するか複数の出力を作成するかを設定します。次のいずれかの値を選択します。

True:
複数の出力を作成します。

False:
(デフォルト)単一出力を作成します。

Enable Lazy Loading

マルチレコードのデータセットを処理するときに差分(遅延)読み込みを使用するかどうかを設定します。次のいずれかの値を選択します。

True:
マルチレコードのデータセットが読み込まれ、一度に 1 つのデータレコードがマージされます。一度に 1 つのレコードを処理すると、メモリ不足を回避できますが、XCI ファイル内の XSLT の使用が制限されます。インクリメンタル読み込みを使用する場合、変換は 1 レコードにしか適用されないため、XCI ファイルで指定した XLST オプションが制限されます。

False:
データファイル全体が読み込まれるため、すべてのレコードが一度に読み込まれ、マージされます。

Rules

Pattern Match Size

パターン文字列をスキャンするために入力データファイルの先頭から使用するバイト数を設定します。デフォルトは 500 です。

Pattern Matching Rules

入力データファイルをパターンでスキャンするためのルールを設定し、データを特定のフォームデザインに関連付けます。

緑のプラス記号。Add A List Entry:
新規ルールを追加します。このボタンをクリックすると、新規エントリがリストに作成されます。新規エントリの「Pattern」フィールドに、検索するパターンを入力します。「Form」フィールドで、パターンと照合するフォームデザインの名前を入力します。指定するフォームデザインはいずれも、この操作の Content Root プロパティで指定する場所で使用可能である必要があります。

赤色の X 印。Delete A Selected List Entry:
選択されたルールをリストから削除します。

検索ルールの操作について詳しくは、Designer ヘルプを参照してください。

Destination

Output Location URI

出力ファイルを保存するパスおよびファイルの URI を設定します。複数のファイルを作成する場合、ファイル名の末尾には数値が付加されます。

Printer Name

印刷のために出力を送信するプリンターの名前を設定します。

LPD URI

使用する Line Printer Daemon(LPD)の URI を設定します。

LPD Printer Name

使用する特定の Line Printer Daemon(LPD)の URI 上のプリンターの名前を設定します。

Printer

Duplex Printing

片面印刷と両面印刷のいずれを使用するかを設定します。次のいずれかの値を選択します。

No (Simplex):
片面印刷を行います。

Duplex Long Edge:
両面印刷を行い、ロングエッジでのページ番号付けを使用します。

Duplex Short Edge:
両面印刷を行い、ショートエッジでのページ番号付けを使用します。

Staple

プリンターで出力をステープル印刷するかどうかを設定します。次のいずれかの値を選択します。

Off:
プリンターでステープル印刷を使用しません。

On:
プリンターでステープル印刷を使用します。

Use Printer Setting:
プリンターのステープル印刷設定を使用します。

Page Offset X

水平方向のページオフセットを設定します。この値は、印刷済みの用紙にジョブを印刷し、原点(例えば、そのジョブに対するデフォルトのページオフセット)を変更する場合に便利です。この値によって、XDC ファイルで定義されたページオフセットがオーバーライドされます。XDC ファイルの設定は、PCL デバイスの印刷不能領域を表します。このオプションは PCL デバイスに対してのみ使用できます。

値を入力し、ボックスの横で「in」(インチ)、「mm」(ミリメートル)、「cm」(センチメートル)、または「pt」(ポイント)を選択します。

Page Offset Y

垂直方向のページオフセットを設定します。この値は、印刷済みの用紙にジョブを印刷し、原点(例えば、ジョブに対するデフォルトのページオフセット)を変更する場合に設定します。この値によって、XDC ファイルで定義されたページオフセットがオーバーライドされます。XDC ファイルは、任意の PCL デバイスの印刷不可領域を表します。このオプションは PCL デバイスに対してのみ使用できます。

Output Bin

プリンター上の出力トレイを設定します。例えば、プリンターの 1 番目の出力トレイを指定する場合は outputtray1 と入力します。この値は、プリンタードライバーが適切な出力トレイを選択できるようにする場合に使用します。

Output Jog

出力トレイで物理的にシフトされる出力ページを設定します。このオプションは PS と PCL をサポートしているプリンターのみが対象です。次のいずれかの値を選択します。

Use Printer Setting:
プリンターで設定されたジョグオプションを使用します。

None:
ジョグを使用しません。

PageSet:
一連のページが印刷されるたびにジョグを使用します。

MetaData

Meta Data Spec File

使用するメタデータ仕様ファイルの URI を設定します。メタデータ仕様ファイルは、指定したデータファイルからメタデータを生成するために使用します。

Record ID XPath

XPath 式で使用するルートレベルノードを設定します。ルートレベルノードは XPath 式の開始点を指定します。

Generate Record Level Meta Data

レコードごとにメタデータファイルを生成するかどうかを設定します。次のいずれかの値を選択します。

True:
処理される各レコードのメタデータファイルを生成します。

False:
(デフォルト)処理されるすべてのレコード用の 1 つのメタデータファイルを生成します。