以前のバージョンの LiveCycle から LiveCycle ES3 へのアップグレード作業の大半は、Configuration Manager によって行われます。アップグレードに固有のタスクは、設定およびデプロイメントプロセスにシームレスに統合されています。
LiveCycle のインストール、設定およびデプロイには、次のプロセスが含まれます。
インストール:インストールプログラムを実行して LiveCycle をインストールします。LiveCycle をインストールすると、必要なすべてのファイルが、使用するコンピューター上の 1 つのインストールディレクトリ構造内に配置されます。デフォルトのインストールディレクトリは C:¥Adobe¥Adobe LiveCycle ES3(Windows)または /adobe/adobe_livecycle_es3(Linux または UNIX)ですが、これ以外のディレクトリにファイルをインストールすることもできます。
設定とアセンブリ:LiveCycle の設定により、LiveCycle がどのように動作するかを決定する様々な設定が変更されます。製品のアセンブリでは、設定の指示に従って、すべてのインストール済みコンポーネントがデプロイ可能な EAR および JAR ファイルに配置されます。コンポーネントに対してデプロイメントのための設定とアセンブリを行うには、Configuration Manager を実行します。
アプリケーションサーバーの設定:Configuration Manager でアプリケーションサーバーが設定されるように選択できます。アップグレードの環境を準備する際に既に複数の設定タスクを実行しましたが、Java™ 仮想マシン(JVM™)引数の設定、データソース接続の設定およびタイムアウト値の設定など、LiveCycle のインストール後に行うタスクがさらにいくつかあります。
デプロイ:製品のデプロイでは、アセンブリされた複数の EAR ファイルといくつかの補助ファイルを、LiveCycle を実行する予定のアプリケーションサーバーにデプロイします。複数のモジュールを設定およびアセンブリした場合は、デプロイ可能なコンポーネントがデプロイ可能な EAR ファイル内にパッケージングされています。また、コンポーネントおよび LiveCycle アーカイブファイル(LCA)は、JAR ファイルとしてパッケージングされています。Configuration Manager によって、EAR ファイル、コンポーネントおよびアーカイブファイルがアプリケーションサーバーに自動的にデプロイされます。