Forms サービスを使用すると、PDF ドキュメントにしおりを追加するのと同じように、XFA フォーム内にしおりを作成できます。しおりは任意の XFA コンテナ(サブフォーム、フィールド、またはサブフォーム内の領域など)に対して定義できます。
しおりを作成するには、任意の有効なコンテナ内で <extras> タグを使用します。1 つのコンテナに対して複数のしおりを作成することもできますが、<extras> タグは 1 つのコンテナに対して 1 つしか指定できません。複数のしおりを作成するには、最初の <extras> タグの内側に 2 つ目以降の <extras> タグを指定します。LiveCycle でサポートされている <extras> タグのネストの深さは 2 レベルまでです。
次のコードスニペットは、XFA フォームにしおりを挿入した例です。
<subform> <!-- Any container element like subform, field or area-->
<extras name="bookmark">
<text name="name">ANY_NAME</text>
<text name="color">0,0,0|R,G,B</text>
<text name="style">normal | italic | bold | bold-italic</text>
<text name="action">gotoPage | setFocus | runScript</text>
<text name="script">ANY_FORM_LEVEL_SCRIPT</text> <!-- JavaScript only. No formcalc support -->
<extras>
...
</subform>
しおりを表すために必要なパラメーターは次のとおりです。
パラメーター
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説明
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name
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しおりの名前。しおりウィンドウには、この名前が表示されます。指定しない場合、しおりは生成されません。
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color
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しおり名の表示色。RGB 形式で指定する必要があります。例えば、赤色で表示するしおりを作成するには、このパラメーターに 255,0,0 を指定します。color パラメーターのデフォルト値は 0,0,0(黒色)です。
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style
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しおり名のレンダリングスタイル。style パラメーターのデフォルト値は none です。指定可能な他の値は、bold、italic、bold-italic です。
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action
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しおりがクリックされたときに実行するアクション。次の値を指定できます。
gotoPage:これがデフォルト値です。親サブフォームの開始ページにフォーカスを移します。
setFocus:親コンテナがフィールドの場合に使用可能。親であるフィールドにフォーカスを設定します。
runScript:実行する JavaScript をトリガーします(この値は PDF/A ドキュメントでは無視されます)。
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script
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action パラメーターの値が runScript の場合に意味があります。そのドキュメントスコープに存在するスクリプトオブジェクトを含んだ JavaScript のみサポートされています。
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しおりを表示するドキュメントを生成します。この方法で作成したしおりは、静的ドキュメントでも動的ドキュメントでも使用できます。しおりは Acrobat Reader 9 および Acrobat Reader X と互換性がありますが、任意の XFA バージョンのドキュメントに追加できます。
現在の制限事項:
既存バージョンの Reader との互換性を確保するために、機能の一部が制限されています。
セキュリティ上の理由により、しおりの action および script パラメーターにユーザーが変更を加えることはできません。その他のパラメーターはユーザーが任意に変更できます。
動的なフォームにスクリプトから変更を加えることはできません。LiveCycle では、しおりの生成は常に、ユーザーによるテンプレートの設定内容に従って行われます。例えば、フォーム内に select-one-subform タイプの subformset があり、フォーム作成者が、その subformset に含まれるすべてのサブフォームに対してしおりを定義したとします。この場合、動的な PDF ドキュメントでは、すべてのサブフォームに対してしおりが生成されます。静的な PDF ドキュメントでは、ユーザー入力に基づき選択されるサブフォームに対して 1 つのしおりが生成されます。
フォームマスターページの内容を含んだ XFA コンテナに対して定義されているしおりは無視されます。
サブフォーム、領域、フィールド、描画オブジェクトのいずれでもないコンテナに対するしおりはサポートされておらず、予期しない動作を引き起こす可能性があります。
レンダリングした PDF がアーカイブされると、action パラメーターの値が runScript であるしおりは無効になります。
しおりを含んだインタラクティブフォームを Output サービスによって統合する場合、Acrobat または Assembler で生成した後の PDF 内には元のしおりが保持されていません。
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