3.10 アップグレード:ドキュメントフォーム変数および電子署名を使用するプロセス

LiveCycle を以前のバージョンからアップグレードして LiveCycle サーバーを変更する場合、ドキュメントフォーム変数または電子署名を使用するプロセスが中断される可能性があります。原因は、これらのフォームに送信 URL が設定されており、フォームは一度しかレンダリングされないからです。サーバーを変更すると証明書が破損します。

次の中から、自分の LiveCycle 環境に最適な解決方法を選択してください。

ソリューション 1:リモートサーバーをアップグレードするか、リモートサーバーに移行する前に、フォームドキュメント変数を使用するすべてのプロセスを完了します。アップグレード後に従来の LiveCycle サーバーを維持する場合は、この方法を選択します。また、このアプローチを選択すると、フォーム送信のリダイレクトを管理するために「煩雑な」作業を行う必要がなくなります。この方法は、多くの未処理のプロセスがある場合は実用的ではありません。

ソリューション 2:アップグレード対象のサーバーの運用が停止されない場合は、リバースプロキシによるアプローチを推奨します。この方法では、移行されたすべてのプロセスが完了するまで古いシステムでリバースプロキシが保持されます。

ソリューション 3:Apache mod_rewrite モジュールを使用すると、各フォームの埋め込み URL をクライアントに配信するときにこれらの URL を変更できます。

注意: IPv6 上で LiveCycle を使用する場合、PDF 作成に EJB の呼び出しを使用するクライアントから例外が報告されます。これは、Sun JDK 6 に起因する既知の問題です。