主な機能

Data Services ES3 には、データへの安全なアクセスや、データの転送、表示、更新を可能にする次のサービスのセットが用意されています。

Message Service:
クライアント側の API および対応するサーバー側の Message Service を使用して、Flex メッセージングアプリケーションを作成します。

RPC サービス:
HTTP の GET または POST(HTTP サービス)、SOAP(Web サービス)または Java オブジェクト(リモートオブジェクトサービス)を使用してデータにアクセスします。

Data Management Service:
データの同期、データの複製、および状況に応じて接続されたアプリケーションサービスを実現するアプリケーションを作成します。Data Management Service は、データのページングをサポートしています。ページングでは、ページと呼ばれるデータのサブセットを Flex クライアントアプリケーションに返すことによって、サイズの大きい結果セットを管理できます。

競合の解決:
Data Management Service はオブジェクトの元の状態を追跡します。これにより、競合を正確に検出することができ、プログラマーが競合の解決に使用する API を提供できます。

PDF の作成:
静的な画像や、動的または静的なデータを含む PDF ドキュメントを生成できる Flex アプリケーションを作成します。

セキュリティ:
宛先の定義でセキュリティ制限を適用することによって、権限が付与されたユーザーのグループのみにアクセスを制限します。

Flex-Ajax Bridge:
Flex アプリケーションまたはコンポーネントを Web ブラウザーでスクリプト用に公開します。

Ajax Data Services:
Ajax 開発者が JavaScript から Data Services のメッセージング機能とデータ管理機能に直接アクセスできるようにします。

オフラインのデータキャッシュ:
後でアプリケーションが再開されたときに使用するために、ローカルファイルシステムにクライアントのデータ要求およびデータ変更をキャッシュできます。

リアルタイム QoS(Quality of Service):
Flex クライアントでリアルタイムデータのカスタムデータアクセスポリシーを選択できます。

オープンアダプターアーキテクチャ:
Data Management Service では、様々なメカニズムを使用してデータを取得できます。Data Services には、JMS、Hibernate、Java、SQL および ActionScript のアダプターが用意されています。

Java 1.5 列挙型のサポート:
ActionScript で、列挙型は文字列値にデフォルトでシリアライズされます。

Foundation には次の機能が統合されています。

LiveCycle Remoting:
Flex RemoteObject タグを使用してサービスを呼び出します。

プロキシ:
様々なドメインからのサービストラフィックをリダイレクトします。クライアント認証、許可された URL のホワイトリスト、サーバー側のログ、ローカリゼーションサポートおよび LiveCycle Remoting の集中管理を提供します。